「うろたえることはない」
高級鋼で勝負、フアン株主をつくりに努力
事業の現状は、「今期に入って、3ヶ月経過したが、今期からスタートした3ヵ年計画のすべり出しは良い。鉄鋼は高級鋼に対する国内外から高い評価を受けており需要は好調である。中国では2ヶ所、線材工場が稼動する。アルミはアメリカで自動車用工場が稼動する。機械は、エネルギー関係の設備投資が活発なことでLNG関係の設備を6基受注した。建設機械も中国向けが回復してきた。新規では、石炭関係のプラントがインドネシアで稼動する」という。
日銀は遂にゼロ金利を解除したが、「長期借入れは多いが、今の段階では影響はほとんどなく、今期の業績を変更する必要はない。ただ、今回のゼロ金利解除は妥当だが、今後については慎重に対応して欲しい」と日銀に注文した。
先ごろ、鉄鋼の世界1位のミッタル・スチール(オランダ)と2位のアルセロール(ルクセンブルグ)が合併を発表、1社で日本全体の鉄鋼生産量に匹敵する規模の会社が誕生する。「イメージしていなかったことが起きたが、うろたえることはない。われわれは、サイズ(規模)では勝負しない。高技術の鋼(はがね)で勝負する」。M&Aを仕掛けられたらどうするのか。「徹底した防衛は無理だろう。なぜなら、今度の合併買収資金は約4兆円といわれるが、われわれの会社の時価総額は1兆円ていどだからだ。しかし、われわれは、企業価値を高め時価総額を増やす努力はするし、神戸製鋼の株式を長く持っていただけるフアン株主つくりに努めたい」。




農業の先行き不安が叫ばれている。実際、筆者の田舎に行っても、後継者不足で田畑の荒れが目立つ。しかし、悲観ばかりではない。中国の食物は残留農薬などが多いといわれ、敬遠される傾向にあり、日本の穀物、野菜がクローズアップされている。日本の得意とする電気製品、




