相場格言

2006年06月30日

サッカーは、野球同様、チームプレーだが、期待をかけるのは酷

 サッカーでの、日本チームの敗退がいろいろと言われている。今年春、王監督率いる日本選抜の野球チームが、世界1となったことで期待が膨らんでいたこともあるだろう。
 チームプレーということでは、野球もサッカーも似ているが、違う点も多い。野球はホームランを打てば、ガッツポーズでベースをゆっくり一周することができるし、チームが攻撃している時は、ベンチで腰を下ろしゆっくりすることもできる。しかし、サッカーは、そうはいかない。
 いつも走り回っている。これは、大変な運動量だと思う。むろん、野球にも走ることは求められるが、盗塁に自信がなければ、走らなければいい。足の遅い選手には、監督も決して盗塁のサインは出さない。この点、サッカーでは、いつも走っていなくてはいけない。まったく、気の毒なスポーツだ。
 それに、サッカーの場合、体格もかなり影響してくる。とくにゴール前、高い位置からのヘディングでは、上背のある外国人がはるかに有利である。もちろん、日本人も身長は高くなってきたが、大体、上背があって体格のいい日本人は極めて走るのが遅い。野球なら、それほど体格に恵まれていなくても、ピッチャーなら、「カーブ」、「フオーク」などの変化球で仕留めることもできる。
 おそらく、サッカーの選手達は、外国チームには勝てないと思っているのではないか。だから、戦う前、日本を出発する時から、「楽しんできます」という言葉が出てくるのだろう。それでいいではないか。参加することに意味のあるスポーツもあるのだから。
posted by 犬丸正寛 at 17:02 | 株で見る世の中

2006年06月28日

インターネットの空中戦から、古い戦いの地上戦も見直しへ

 「インターネット時代」を戦争にたとえるなら、筆者は「空中戦」だと思っている。なにせ、速いから先制攻撃には絶対に必要なものだ。しかも、ミサイル攻撃なら遠く離れた地から攻撃できる。だから、北朝鮮がミサイルにこだわるのだろう。
 しかし、ベトナム戦争、イラク戦争の教訓も見落とすことはできない。圧倒的な制空権を誇ったアメリカが、両戦争とも手こずった。空中戦だけでは限界のあることをみせつけた。最終的には、陸軍による「地上戦」が大切である。アメリカはいまだに、イラクの地上戦で苦労している。そこには、やはり「人」が絡むからだろう。
 産業界は、ここ10年余り、インターネット熱が吹きまくった。しかし、インターネットの限界も囁かれている。「カネにならない」という声が聞こえるし、店じまいしたところも多い。インターネット時代の風雲児ビルゲイツ会長が一線を退くことも、インターネットのピークを象徴しているのではないか。
 インターネットは、決して廃ることはないが、地上戦スタイルも見直されている。百貨店の復活、旅行熱の高まりなどは、すべて人が主役の地上戦スタイル」である。われわれの世界も、ダメだと言われてきた紙媒体の見直しが起きている。証券取引もインターネットだけでなく、人を介した対面営業が見直されている。

posted by 犬丸正寛 at 15:48 | 株で見る世の中

2006年06月23日

国を護る努力を垣間見た!自衛隊中央病院

 高校生の頃、、防衛大学にあこがれていた。戦闘機で空中戦をやりたかった。戦争を体験した母親の、猛烈な反対であきらめたが、大人になっても「トップガン」の映画を見て、気持ちが騒いだものだ。
 そんな気持ちがあったためか、自衛隊中央病院を訪れる機会があった。自衛隊病院は、東京世田谷区の中央病院をメインとして、全国に8ヶ所ある。詰め所では、看護士が挙手の姿勢で、勤務の交代を告げる。看護婦さんの髪も相撲取りのチョンマゲのように結ばれ、渋谷の街を行き交う若い女性とはまったく違う。関係者の服には階級章も光る。仮に、テントを張れば、野戦病院だろう。まさに、臨戦態勢。折りしも、イラク勤務を終えた隊員の帰院も目にすることができた。国を護るとはこういうことなのか。一般病院とはまったく違う空気だ。
 北朝鮮がミサイル発射の準備をしているという。誤って日本に着弾して、自衛隊病院の出動がないことを祈るばかりだ。
 7月26日の日本インタビュ新聞社のIRセミナーでは、第2部の講師として自衛隊中央病院の先生が「自衛隊病院の役割り」について講演いただける。楽しみだ。
posted by 犬丸正寛 at 12:41 | 株で見る世の中

「優秀なモノつくりと美味いご飯」
日本の将来を支える地方の時代

gohan.gif 農業の先行き不安が叫ばれている。実際、筆者の田舎に行っても、後継者不足で田畑の荒れが目立つ。しかし、悲観ばかりではない。中国の食物は残留農薬などが多いといわれ、敬遠される傾向にあり、日本の穀物、野菜がクローズアップされている。日本の得意とする電気製品、自動車などのモノつくりの魂が農業に生かされる。休耕の田んぼを地方自治体が借り上げ、大規模農園として事業を営む人に貸し出す制度も始まっている。
 戦後の日本は、工業化を進めるため、集団就職など、地方の人口を都会へ集中させた。その結果、経済は世界規模にまで成長したが、ひずみも多く出てきている。バブル崩壊後、企業の不祥事が相次いだが、ほとんどが東京系の企業だったことでも東京一極集中のひずみが出ていることが分かる。
 サッカー、プロ野球は地方に球団の拠点を置く時代で、札幌、仙台、福岡の球場がにぎわっている。テレビでは味わえない球場での臨場感を実感できる。東京初のテレビで日本中を支配する時代は変りつつある。プロ野球でいえば、ジャイアンツの一極時代は終わっているといえるのではないか。
 上場企業でよく対比されるのが、トヨタ自動車と日産自動車、松下電産とソニー。業績好調のトヨタ自動車、松下電産の両社とも本社を東京に置いていない。確かに、情報は東京に多い。しかし、情報に振り回され、しかも横並び意識が強すぎて、他社の動向ばかりが気になり、落ち着いてモノ作りができない欠点がある。
 一時、首都移転熱が高まったが、再び、話題になってくる可能性もある。首都移転でなくてもいい。札幌に環境・北方省、仙台に少子化対策省、名古屋に産業経済省、京都に文部科学省、広島に農林水産省、大阪と博多には新たに中小企業技術省、東南アジア省をつくったっていい。そのうえで、東京は国会、外交、防衛を担当すれば政治にも活気がでるのではないか。アメリカのニューヨークとワシントンの関係のように。
 世界に誇れる技術とモノ作り、そして旨いご飯―――。
 日本の先行きは明るい。

posted by 犬丸正寛 at 12:24 | 株で見る世の中

2006年06月22日

相場は、実は、自然界の法則で動いていた、黄金分割投資法のすすめ

 わが社の記者・田北知見さんが書いた「自然界のルールを相場に生かす、黄金分割投資法」は、なかなかおもしろい。
 エジプトのピラミッド、ミロのヴイーナス像、身近なところでは名刺のタテ・ヨコなど、自然界の美しい形は「1対1.618」の比率になっている。イタリアの数学者フィボナッチが発見した数字、ということだ。
 株式チャートにも応用する時には、「1.618」、「0.618」、「0.382」の比率を使う。田北記者は、「押しや戻しが、直前の上げ幅や下げ幅の61.8%や38.2%で止まることが多い」と紹介している。
 相場は人の営みの中で形成されるもの。ならば、自然界の法則が作用してもなんらおかしくない。ぜひ、一読をお奨めする一冊である。
posted by 犬丸正寛 at 17:32 | 株で見る世の中

2006年06月21日

日本を強くする地方分散化 ジャイアンツ一極時代は終わっている

 こんどは、「日本を強くするには首都は地方がいいのか」という質問がきた。前日のトヨタ、松下が騒がしい東京に本社を置かないで好成績をあげていることに対してのことだ。
 筆者の答えは「イエス」である。なぜなら、戦後の日本は、労働者を地方から都会へ集めて成長したのだから、今度は、その逆をやればいい。
 東京は文化・芸能中心のすばらしい都市だが、モノ作りの場所ではない。将来の競争力のある日本を考えるなら、ネオンキラキラではなく、落ち着いてモノ作りのできるところがいい。政治だって、自然豊かなところで、やったほうがいい。
 「ニューヨーク」に対する「東京」なら、「ワシントン」に対し、どこか落ち着いたところがあってもいい。首都移転でなくても、今のプロ野球が全国に球団があるように、文化関係の省庁は仙台、環境関係は京都に移し、東南アジア担当の省庁を新たにつくって博多に置いてもいい。すでに、プロ野球はジャイアンツがすべてだった時代は終わっている。
posted by 犬丸正寛 at 09:33 | 株で見る世の中

2006年06月20日

騒がしい東京に本社を置かないトヨタ、松下の強さ

 トヨタ自動車の1万円、松下電産の5000円がひとつのメドになると紹介したら、早速、「頼もしい見方だが、どうしてか」というご質問をいただいた。
 現在の景気は、今年11月には過去最高のいざなぎ景気を抜いて最長となることがほぼ確実な状況だが、この景気を筆者は、「平成リストラ景気」と思っているからだ。
 現在の景気は、従来のような政府の公共投資に頼っていないからだ。企業の肥大化したヒト・モノ・カネの効率化、スリム化による企業自らの努力によるところが大きい。人間でもそうだが、トレーニングで身体を引き締め、食事に気を配れば筋肉質の健康体になることができる。今の企業は、筋肉質の健康体となっているから、アメリカ、中国がクシャミをしたくらいでは風邪を引くことはない。
 そのリストラを象徴するのがトヨタと松下だと思っている。とくに、両社は騒がしい東京に本社を置くことなく、しかもヒト・モノ・カネだけでなく、モノつくりに回帰したところが評価できる。
 いうまでもなく両社の業績は好調である。いつの時も、時代を象徴する銘柄はかなりの相場をつけている。それが、トヨタの1万円、松下の5000円だと思っている。
posted by 犬丸正寛 at 14:49 | 株で見る世の中

2006年06月19日

今の相場は『大回り3年小回り3月』の格言通り、7月が大底に

 「人の噂も75日」という教えがあるが、株式市場にも同じような教え・格言がある。
 『プロは値段より日柄を重要視する』、『大回り3年小回り3月』などだ。普通一般、投資家は株価の値動きに関心が強いが、昔から、相場師と称せられるプロ達は株価以上に日柄を、相場強弱の判断の楚に置いている。
 「人の噂も75日」と同じように、非常に強力な強い材料、弱い材料であっても、時間が経つと色あせてくるからだ。いつまでも、同じ材料を大切に言い続けている人はバカではないかということになる。
 さて、日経平均がバブル崩壊後の安値をつけたのは、2003年4月の7603円(ザラ場)だった。そこから数えて「3年」が、06年4月の高値1万7563円(ザラ場)だった。『大回り3年』とピタリ一致だ。
 そうなると、次は、『小回り3月』に当たる今年7月が底ということになる。仮に、先般、6月14日の1万4045円が1番底とみれば、7月中か8月のアタマあたりには2番底が形成されるはずである。当然、2番底が形成されれば、そこから「業績相場」のスタートとなるはずである。
 今回の相場は、トヨタの1万円、松下の5000円までは、雄大な展開が続くとみてもよいのではなかろうか。
posted by 犬丸正寛 at 17:02 | 株で見る世の中

2006年06月16日

高血糖に効果高い? フスマ・パンに挑戦中

 大阪の友人に薦められて、「フスマ・パン」を食べている。正確には、パンの形はしているが、パンの条件である「小麦粉」はまったく入っていないのでパンではない。
 原料は100%、フスマである。フスマは小麦粉を作るときにできる小麦の皮、つまりカスである。これをパンの形にして主食として食べる。
 当然だが無味乾燥で、なんとも表現できない匂い。
 筆者が小さい頃、田舎では鶏など家畜の飼料として与えていた。まさか、この歳になった、こんなまずいものを口にするとは情けない次第だが、「高血糖」の体質には効果が大きいらしい。
 血糖値の高い筆者のことを思って、友人が50個(6000円)も贈ってくれたのでガンバッテ食べている。かれこれ1ヶ月になるが、病院での検査はたしかに良くなっていた。通じもくなった。
 聞くところによると大阪のパン屋さんが3年がかりで開発したそうで、口コミで注目され始めているため、東京での販売も検討されているようだ。
フスマと思わないで、薬だと思ってきょうもガンバッテ食べることにします。
posted by 犬丸正寛 at 17:55 | 株で見る世の中

2006年05月17日

今回の景気は「与えられ型」から「獲得型」へ

企業主導で腰の強さは抜群、相場は強気堅持

 景気と株価の関係は、いうまでもなく、非常に深い。だが、景気については、分かっているようでいて、案外、答え難いものだ。
 経営者同士、商人同士、友人同士などの会話には必ずといってよいほど、挨拶がわりに「景気はどうだい」という言葉が出てくる。しかも、女性ではなく圧倒的に男性の会話に多いことから、女性はほとんど景気に関心がなく、反対に男性は景気に敏感といえる。稼がなくてはいけない男の宿命ともいえるだろう。
 一面からの見方にすぎないだろうが、こうしてみると景気とはモノの売れ行きが良いかどうか、金回りがよいかどうかを意味しているとみることができる。バブル崩壊後の経済では、値段を安くしても、モノが売れなかった。まさに景気が悪かったのだ。それが、二〇〇二年二月から景気の回復が始まり、現在まで四年三ヶ月も景気の拡大が続いている。それだけモノが売れて、金回りもよくなっている。
 これまでの景気は、「いざなぎ景気」、「バブル景気」の約五年である。現在、この大型景気に近づいてきたから、景気頭打ち感が出て、株価の頭を押さえているわけだ。
 しかし、見逃してならないのは、過去の景気と今回の違いである。従来は景気が悪くなると政府が公共投資を増やして、民間部門の活動を刺激したが、現在は公共投資はマイナスの状態で、企業自らの努力による景気の回復、拡大である点が大きな違いである。与えられたものより、企業自らの力でムダを省き、新製品を開発し営業努力するほうが効果は大きい。与えられるものがなくなれば終わりだが、努力によって得たものは自信となって継続するからだ。
 それだけに今回の景気は、いざなぎ景気を抜いて過去最長となる可能性を内包しているといえるだろう。株式相場を弱気することはない。
posted by 犬丸正寛 at 17:28 | 株で見る世の中

2006年04月07日

アメリカで起きることは日本でも起きる

日経平均3万円に匹敵するだけの企業体力はついた

 アメリカで起きることはやはり日本でも起きている。1980年代後半のアメリカは、ベトナム戦争(1960年代〜1975年4月)の後遺症をなお引きずっていた。巨額の軍事費と大量の軍隊を投入したものの大国の威信はまるつぶれで敗退。軍事費が財政赤字となって国家財政を圧迫し、国民の間には、負けることがないと思われていた戦いに敗れたことで虚無感が強まり、ベトナムに派遣された帰還兵士の無力感から麻薬、暴力がはびこった。
 第40代アメリカ大統領として登場したロナルド・レーガン氏(就任期間1981〜1989年)によって麻薬対策などのほか、経済では「供給力」強化政策が打ち出され、いわゆるレーガノミックスといわれる強いアメリカ再生政策で回復に向かいはじめ、ニューヨークダウは1990年に3000ドルに乗せ、それ以降、本格上昇に転じ2000年の高値1万1722ドルまで約4倍の値上がりとなった。レーガノミクスを信じて株式に投資した人は大きな成果を手にしたわけだ。
 同じことが日本でも進行中である。小泉首相によって行財政改革、規制緩和が進められ民間主導の経済活動が展開されている。民間主導は企業が主役であり、アメリカと同じ供給サイドの政策である。バブル崩壊後の厳しい環境の中で企業はヒト、モノ、カネのリストラに取り組み、体質を強化し企業々績の07年3月期予想で5期連続増益につながっている。企業に活力が出れば設備投資が増加、雇用増加、消費増加といった好循環となり景気全体も明るさが加わる。まさに、アメリカとまったく同じ過程である。
 仮に、日経平均の03年の安値7607円にニューヨークダウと同じ上昇率4倍を当てはめると3万400円台の目標値になる。アメリカで起きたことは日本でも起きるとみれば日経平均の3万円も十分可能ではないだろうか。日本の企業はそこまで十分強くなっている。
posted by 犬丸正寛 at 11:46 | 株で見る世の中

2006年03月30日

企業業績は『リストラ増益』から『売上主導増益』へ

研究投資の多い銘柄などが狙い目

 日本経済新聞社の集計によると金融、新興市場を除く上場企業の業績は07年3月期も経常増益となり5期連続増益となる見通しだ。しかも、06年3月期より増益率は大きくなるというから、企業業績にエンジンがかかってきた。
 1期目、2期目の増益率が50%程度だったのに比べると、07年3月期予想の9%強は小さく見えるが、当時とは内容に大きな違いがある。当時はバブル崩壊後の長引く不況のなかで企業は生き残りをかけて「ヒト・モノ・カネ」のリストラに取り組んできた。新聞紙面には連日、大手名門企業の大幅な人員削減記事がおどっていた。当然、失業率は5%ていどと高く、しかも、「明日はわが身か」と、サラリーマンはリストラに怯え、住宅、自動車、衣料など消費にお金を回すどころではなかった。昔なら政府が公共投資を増やして景気浮揚策を採るところだが、800兆円もの借金を抱えた国家には力は残っていない。国家には頼れない、個人消費もだめというなかで、結局は企業が自力で不況を乗り切るしかなかったのだ。
 そういったなかでの、いわゆるリストラ効果による企業業績の増益だった。利益の水準が大きく落ち込んでいたので、回復に向かった時の増益率は当然ながら大きかったわけだ。現在は、企業がリストラによる「削減の時」を終え、「投資の時」を迎え環境は様変わりとなっている。
 「利益」=「収入」−「経費」という簡単な数式で求められる。これまでは、売上げが増えなかったので経費を削減することで利益を出そうと頑張ったが、現在は企業本来の姿である収入を増やすことで利益を出す方向になっている。働く人もリストラの心配がなくなったのでサイフのヒモを緩めようになっている。相場は「金融相場」から「業績相場」に移行している。研究開発投資の多い企業などが投資対象となるだろう。

posted by 犬丸正寛 at 15:02 | 株で見る世の中

2006年03月17日

中国経済成長の歪み

 中国では7〜8万件の抗議行動があるという。もちろん、小規模のものがほとんどだろうが、なかには暴動に近いものもあるとい。しかも、この数字は1日当りというから年間にすれば大変なことだ。本当だろうかと思いたくなるが、さすが、人口13億人の国である。すべてのスケールが大きい。
 中国共産党の下で一糸乱れずと思っていたが、実際はそうでもないようだ。日本でも昭和40年代に学生運動が活発で体制批判が強かった。当時の日本は高度成長経済時代を迎えていた。中国も現在、高度成長の真っ只中を突っ走っている。
 国家が豊かになることは決して悪いことではないのに、「豊かになってくると社会に波風が立ってくる」。高度成長に乗ることができた地域や人と、そうでない人、地域との格差が大きくなって不満が高まる。兄弟でもオヤツが多い少ないでケンカするくらいだから、多くの人口を抱えていれば不満のトラブルも多いだろう。
 そういえば、昨年春、中国で反日デモが起きたが、国内の不満を日本へすり替えようとした中国政府の戦術だったのかもしれない。世界からの批判があまりに強かったため長続きしなかった。靖国問題、領土問題などを持ち出し、なんとか国内の不満をそらそうとしているが、中国内陸部の人は日本は遠い国で関心は薄いのではないか。
 豊かになれば次の段階は権利要求、犯罪、麻薬、汚職などがはびこり、勤労意欲も低下して、国際競争力は失われて行く。中国は経済の成長スピードがあまりにも速い分、問題の発生も早いようだ。資本主義は、「経済成長か戦争」といわれるが、中国脅威論は、案外、このあたりからきているのかもしれない。
posted by 犬丸正寛 at 11:27 | 株で見る世の中

2006年03月09日

“有言実行”もいいが、日本流の“不言実行”もいい

 相田みつお美術館にあった言葉と、今度のトリノ・オリンピックの印象が妙に重なる。『力を入れすぎてもだめ、たるんでもだめ、ちょうどいいあんばいが一番いい』と相田みつおさんは記している。
 トリノではメダル獲得が有望とみられていた選手は、競技前のコメントで、当然、取ってみせますといった強気の言葉が聞かれた。しかし、残念ながら成績はよくなかった。
 勝利を宣言してチャレンジすることは決して悪いことではない。“有言実行”の姿勢はすばらしい。したがって、有言に対し結果が伴なわなかったからといって責められるものではない。ただ、楽しんできましたという発言に、違和感を感じたのは筆者だけではなかったと思う。
 言葉は難しい。「勝つ」と発した言葉は、自分をしばってしまう。相田みつおさんのいう「力が入りすぎる」ことにつながる。勝負ごとに力みは禁物である。ゴルフで飛ばしてやろうと力が入りすぎると飛ばない、力を適当に抜いて軽く打ったほうが飛ぶ。
 勝負ごとの代名詞であるスポーツには結果や成果が求められる。一生懸命やりました、というだけでは通用しない。会社経営も業績が悪いと、コーポレートガバナンス(企業統治=会社は誰のものか)の考えから、株主が一斉に不満とクレームを経営者につきつける。いくら意欲があっても結果が伴なわないとダメ扱いされる。
 しかし、力を入れすぎないで、好結果を出すことも不可能ではない。日本古来からの、「不言実行」がある。「やる」という強い意志は内に秘め、軽々に口にしない日本流を見直してもいいのではないか。唯一、金メダルを獲得した荒川静香さんは、力まいように「平常心」に心がけたと口にしていたのが印象的だった。
posted by 犬丸正寛 at 09:16 | 株で見る世の中

2006年03月02日

「金利」とは「経済の体温計」

 「金利」とは何んだろう。「お金(オカネ)の値段」であり、「経済の体温計」とみることができるのではなかろうか。
 モノの値段は需要が増えれば値上がりするが、お金も需要が増えれば値段である金利が上がる。
 商売を営んでいる人が、今まで100円だったモノが120円になっても儲かると思えば購入する。仮に、150円なら儲けるのは難しいと思えば購入を手控える。
 金利も同じだ。株式の信用取引の買いで、仮に金利4%を払っても、なお株価が上昇し儲かると思えば信用取引を利用する。企業においても、4%の金利でお金を借りて事業を行って、利益が出ると思えば銀行から借り入れる。
 これまで、企業も個人もバブル崩壊でお金を借りることより借金返済に取り組んできた。その結果、借りる人より返す人が多かったため金利はゼロ金利といわれるほど安かった(=低くかった)。
 日銀は金融政策を変更して金利引き上げに転換するといい、政府も容認する姿勢である。それだけ、経済の体温計が上がっているのだろう。実際、東京、中部地区の好調だけでなく、九州、北海道、東北の回復も伝えられている。働く人も、これまでリストラの影におびえていたが、賃金引上げ、有効求人倍率の改善など、働く側にフォローの風が吹き始めたためサイフのヒモを緩めている。企業の設備投資に加え、個人消費に明るさがでれば「内需」が引っ張る景気となって、お金に対する需要が増えてくる。
 金利が上昇することは経済活動が良くなっていることだから、当然、「企業業績」はいい。相場はこれまでの「金融相場」から「業績相場」の色合いが強まるとみられる。
posted by 犬丸正寛 at 16:26 | 株で見る世の中

2006年02月16日

この世に生きる証

 女性に脅迫的な“暗示”をかけ、複数の女性と集団生活を送っていた東京の男性が捕まった。
 暗示にかかるのは、感情を持った人間だからこそだが、この暗示は良いほうにも悪いほうにも使える。悪いほうに使えば脅しや詐欺的となるが、良いほうに使えば自分を向上させることができる。
 『良いことを思えば良いことが起きる、悪いことを思えば悪いことが起きる』と、著書の中で紹介しているジエームス・アレン氏は、人間の潜在能力に訴えることの大切を強調している。
 こういえば、「思う、思わないに関係なく人は運命で支配されている」といわれるだろう。もちろん、やれるといっても、人それぞれに限界があるのは当然だが、運命論的な考えでは向上することはおぼつかない。人は与えられた持ち時間の中で、昨日より今日、今日より明日と、向上心をもって努力する。
 最初から、「できない」と思ってしまえば、「できない」ように行動するし、できない理由を探す。「できる、やるんだ」と思えば、やるためにどうするかと思考スイッチが入る。
 人生80歳まで生きて25億2200万秒。多いとみるか、少ないとみるか。「あくせくしても始まらない、時の過ぎ行くままに生きるか」、「この世に生きた証として自分の能力を引き出して生きるか」―。
posted by 犬丸正寛 at 13:47 | 株で見る世の中

2006年02月15日

株価の先見性と業績の関係

 最近の決算発表記事を見ていると、減益企業が目立つようになっている。@化学・海運など原油価格の影響を受けているセクター、AIT、流通販売など、販売価格の下落の影響を受けているセクター、Bバイオなど先行投資負担の影響を受けているセクターなどに減益が目立つようだ。
 鉄鋼、デジタル家電、自動車などは厳しい環境を乗り越えて販売数量、価格とも堅調に推移、業績は堅調である。
 こうした堅調組の株価は高値圏でもみ合い、反対に業績に懸念のある銘柄は高値から下げている。実際、トヨタは14日に高値を更新、松下電器も高値2610円に接近している。
 「株価の先見性」に着目して、高値圏にある銘柄は業績堅調グループ、高値から下げている銘柄は業績の先行きに懸念が持たれている銘柄とみていい。新しい相場は、こうした高値圏銘柄が上値追いとなって全般相場をリードするとみていい。
posted by 犬丸正寛 at 15:52 | 株で見る世の中

2006年02月14日

日経平均株価1万6000円割れ

 13日、週明けの日経平均は1月26日以来の1万6000円割れとなった。
 これで2月6日につけたザラ場高値1万6777円からちょ900円の下げだ。立会い00円の下げだ。立会い日数5日間だから下げとしてはきつい。
 理由としては、@ライブドアショック安の後、急反発、高値を更新し上昇ピッチが速かったことに対する調整、A例年、1〜3月に日本株を買い越す欧米の外国人投資家が様子見となっている、Bイランの核問題でアメリカが軍事攻撃も辞さないと伝えられているため、イランの原油依存が高い日本にとって不利、C日銀の金融政策転換の可能性、などがある。
 一方で、@ライブドアショックでのザラ場安値1万5059円は割っていない、A日本の景気、企業は堅調で金融政策があっても景気への影響は小さい、B日本の省エネ、代替エネルギー開発が進んでいる、C3月期の配当取りが見込める、などの下支え要因もある。
 1万5500円程度で底が入るのではないだろうか。
posted by 犬丸正寛 at 09:00 | 株で見る世の中

2006年02月13日

糖尿病食

 血液中の血糖の値が高くなる「糖尿病」の患者が増えているという。予備軍も含めると1000万人程度と推定されている。
 糖尿病は膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンの「インシュリン」の出が悪くなるため、血液中の糖分が高くなることで起きる。糖尿病自体は痛くはないが、怖いのは合併症。静かに進行して気がついたら血管がやられて脳梗塞、心筋梗塞、腎臓不全、眼底出血、壊疽(えそ)などの重大な病を引き起こす。
 高カロリーの食事とアルコール摂取などで糖尿病が進行する。飽食がゆえに引き起こされる生活習慣病だ。飽食に対し膵臓の働きがついていけないためインシュリンが出なくなる。成人は1日約2000カロリーが目安で、糖尿病になると1300〜1500カロリー程度に制限される。米、パン、いもなどの炭水化物、魚、肉などのたんぱく質、そして野菜をバランスよく食べることが大切である。同じ炭水化物同士なら米飯をパンに置き換えて食べることができる。蛋白質も同じだ。シャケ一切れならブリは3分の1切れ、肉も3分の1切れといったように食品のカロリーの違いによって食べるグラム数が違う。これを食品交換表で求める。
 自分でコントロールするとなると厄介で、うっかり外食も難しい。糖尿病の人に特有なのは、もったいない気持ちもあって、出されたものは全部食べてしまうことだ。昔のひとは、うまいことを言ったもので、「腹八分に医者いらず」と。残すくせをつけよう。
 最近は、糖尿病の人に配慮した食事も出ている。駅前定食屋を展開する大戸屋(2705)はメニューにカロリー数を表示しているから助かる。たとえば、ご飯軽く一膳、焼きさば、味噌汁、野菜のおひたしで970キロカロリーである。1日全体で1500キロカロリーなら朝食200キロカロリー、昼食300キロカロリーといったように調整できる。
 また、ニチレイ(2871)はレトルトで、1食当たりがすべて約360キロカロリー(ご飯は別)とした食品を売り出している。和食、中華、洋食がセットとなった21食分が約2万1000円だ。結構、売れているようである。コンビニのセブン&アイ・ホールディングス(3382)もカロリー計算をした食事やお弁当の配達をしているという。
posted by 犬丸正寛 at 09:36 | 株で見る世の中

2006年02月10日

TOPIXが上値のフシを抜く日は・・・

 1993年9月=1708ポイント、96年6月=1725ポイント、00年2月=1757ポイントが意識されている。これは、バブル崩壊後の1992年以降、相場が戻りに転じた時のTOPIX(東証株価指数)のザラ場高値である。
 いずれも1700ポイント台で高値をつけている。今回も、去る1月30日に高値1721ポイントをつけたが、結局は抜くことができず反落した。
 TOPIXは、株価だけの225銘柄を対象にした日経平均株価に対し、発行株数(上場株数)と株価を掛け合わせ全銘柄を対象とした時価総額の指数である。日経平均がソニーなどエレクトロニクス株の影響を受けるのに対し、TOPIXは銀行など金融株のウェートの大きいのが特徴である。
 こうした性格を持つTOPIXが上値のフシの1700ポイントを抜けないことは、「金融株がまだ本調子ではない」ことを意味している。日本経済はデフレ脱却の声が高まっているし、実際に銀行株を個別にみれば上値を追っているところも目立つ。
 しかし、数値的には回復の銀行株だが、行員の相次ぐ不祥事は、「アナログ面ではバブルの後始末が完全に終わっていない」。社内規律が本来の銀行にふさわしい体制に整えられて始めて名実ともにバブルの後始末が終わったといえるだろう。
 その時には、TOPIXは1700ポイント台のフシを抜いてくるはずだ。
posted by 犬丸正寛 at 13:48 | 株で見る世の中

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