相場格言

2007年05月22日

アメリカの景気に変調の兆し!?

 アメリカの非農業部門・就業者増加数が、2月の10万人割れに続いて、4月も10万人を割った。救いは、2ヶ月連続して10万人割れになっていないことだが、変調の兆しとも見受けられる。
 2005年10月以来、連続して10万人台の増加が継続していた。それが、今年2月に、1年4ヶ月ぶりとなる10万人割れとなり、3月は10万人台に戻したが、4月は速報値で再び10万人を割り8万8000人増加にとどまった。
 就業者数の増加は、農業以外の製造業、サービス業において、営業活動が活発なことを意味し景気がよいことである。働く場がないと、失業者が増え、購買力が落ちて景気が悪くなる。
 アメリカの代表的な耐久消費財の「住宅」と「自動車」は売れ行き堅調である。4月は、住宅が年間ベースで152万8000戸、自動車は年間1618万台である。
 住宅は06年5月の194万4000戸に比べると、減少が目立っているが、自動車販売は06年5月の1609万台に対し上回っている。
 住宅についてはバブル崩壊が出ているとの指摘だが、それでも昨年10月以降は150万戸前後の数字が続いており健闘している。
 ただ、今後、月間の就業者増加数が連続して10万人割れが続くようだと、住宅及び、好調な自動車販売にも影響が出てくる心配がある。仕事が無いのに、大きな買い物はできないからだ。
 そうなれば、NYダウの下落につながる可能性が強まる。
posted by 犬丸正寛 at 10:34 | 株で見る世の中

2007年05月17日

日の丸とよく似たラオスの国旗

 日本アセアンセンター主催の「ラオス(Laos)投資セミナー」に出席した。インドシナ半島の真ん中に位置し、北に中国とミャンマー、東にベトナム、南にカンボジア、西にタイ、といった国に囲まれた人口約584万人の内陸国家である。正式名は、ラオス人民共和国である。
 データによると仏教徒95%、小学校就学率85%、同中学校35%、成人就字率66%。GDPの50%が農林水産業で、就業者数も80%近くを占める。
 輸出は、電力、木製品、衣料品が中心。とくに電力輸出が、輸出全体の60〜70%を占める。98年に完成したトゥンヒンブン水力発電所が貢献している。また、近年は鉱山開発も進められている。
 こうしたデータ等からは、メコン川の豊富な水資源と、豊富な電力、そして仏教徒の勤勉な労働力が特徴といえる。
 日本からは、軽工業の組み立て産業などの進出が予想される。あるいは、バイオエタノール向け植物の栽培も考えられる。
 そして、国旗が、上から赤・青・赤に囲まれた真ん中に、真っ白い丸い円が描かれ、日本の国旗と非常によく似ている。日本にとって、非常に、親しみを感じる国といえる。いつか、訪れる機会もあることだろう。
posted by 犬丸正寛 at 18:20 | 株で見る世の中

2007年05月16日

「見る」「観る」「視る」「診る」4つの「ミル」

 可愛い子には旅をさせよ」、という言葉があります。多くの場所に出向いて見聞を広め、あるいは、子供というものは、親の言うことは聞かなくても、他人さまの言うことなら聞くものですから、ネコ可愛がりのように親の元においてはダメということです。
 もっとも、これは、昔の話で、今の子供は早々と自分達の世界をつくっています。
 それでも、「見聞を広める」、ということでは昔も今も変わりないと思います。
「見る」、ということについて、筆者は、「ミル」ことを4つに分けて、意識して「ミル」ように心がけています。
 @ 見る、A観る、B視る、C診る、という4つです。
 まず、目の前にあることを見る。できるだけ、目をそらさないように、注意深く「ミル」。
 次に、観察の目でミル。特徴や動き、可能なら数値化して「ミル」。
 さらに、疑問の視点で、なぜだろうと背景を考えて「ミル」。
 そして、そういう動作でいいのだろうか、自分ならどうするかなど、対応策や改善策の目で「ミル」。
 株ならば、「どうしてこういう動きをしているのか」、「今後、どういう方向に動くのか」、「売り買い、どう対応したらいいのか」という、3つの「ど」という視線で診立てている。
posted by 犬丸正寛 at 11:52 | 株で見る世の中

2007年05月14日

「田舎暮らしは難しいよ」の便り、きれいな自然とだけでは暮らせない?!

 読者の方から便りをいただいた。「先般、あなたは、都会から地方へ移住の時代が来たと書いていましたが、簡単ではないですよ。あなたも、田舎の出身といっておられますから分かると思いますが…・」と。
 つまり、都会と田舎とでは生活のスタイルが違うということである。ゴミ出しくらいなら、都会でも分別などは当たり前だから問題ない。しかし、たとえば、筆者の田舎では、今でも、月1回の道路傍の草刈りからミゾ掃除、農作業が終わった後には、村の公民館で一升瓶を持ち寄っての寄り合いがある。
 これでは、束縛を逃れて、のんびりすることを目的に田舎に行っても、かえって、めんどうくさいことになってしまう。放っておいてくれ、という態度を取れば、地域との溶け込みがないと批判され、上下水道代、ゴム収集、医療費などを、高くすべきとの意見まで出てくる可能性があるという。
 きれいな、海や山の自然を求めて、定年後の人生を過ごそうと思った人には、当て外れだろう。きれいな自然だけでは人は生活できないということか。南の美しい島、石垣島でも、トラブルが生じているという。
 脚本家の倉本聰氏は、北海道富良野の山中に居を構えて自給自足に近い生活といわれる。そこまでの覚悟がないと、田舎暮らしはできないのだろうか。
posted by 犬丸正寛 at 12:44 | 株で見る世の中

2007年05月10日

今日のトヨタの下げは、株を始める人には、またとない学びのケース

 今日のような相場をみると、これから株式投資に力をいれようとされる方にとっては、二の足を踏むことになるのではないか。
 トヨタ自動車のことである。2007年3月期の決算発表で、営業利益が19%増加の2兆2386億円と好調で、日本の企業としては初めて2兆円台に乗せた。しかし、株価は、150円安の7050円と売られ、今年の安値に沈んだ。
 いくつか理由が挙げられるが、大きくは2点である。発表された決算数字が、予想されたもので、新しい期の08年3月期の見通しが慎重だったことがひとつ。もうひとつは、証券会社から金を借りてトヨタ株を買っている人が多く、信用取引買残が非常に多いためである。借金して買った株は、返さなくてはいけないから、売りたいと待ち構えている人が多いことを意味している。つまり、需給関係がよくないのである。
 さて、こういう時こそ、筆者は、好買い場だと思っている。もともと、トヨタは予想数字に関しては常に慎重である。ビッグスリーを抜いて世界1の自動車会社となり、省エネ、環境対策も他社より進んでいることなどを考えると、同社のビジネス環境は悪くない。
 
 ただ、そうした期待が強かったため、借金までしてトヨタ株を買った人が多かった。この方々が、株を売って、借金を返すまでは大きくは動き難いことは確かだ。が、借金をして買った人が、もっとも多かった時期は今年2月である。
 借金の返済期限は、株の世界では、大体6ヶ月だから、今年8月以降には、売る人も少なくなって、動きやすくなる。そこを楽しみにして欲しい。
 決して先行きが、悪いということではない。これから、株をやろうという方には、こういう、「好材料で下げた時」こそ、買いで臨んで欲しい。これを、「逆張り投資」という。外国人投資家の手法は、ほとんどこのやり方である。
posted by 犬丸正寛 at 13:07 | 株で見る世の中

2007年05月09日

「農業」は成長産業に変身が期待できる

 筆者は、田舎の育ちだが、帰郷する度に、休耕田を目にする。だが、最近の出来事を見ていると、農業は意外に伸びるのではないかと、思われてくる。最近は、ひと足先に、海外での木材相場の急騰から「林業」に陽が当り始めた。
 日本の農業はダメだといわれたが、株と同じように、ダメだといわれた時が大きな底になる。世の中、すべて同じような動きとなるようだ。
 農家が企業に農地を譲る代わりに、農家は企業から株式を受け取る制度が計画されている。企業も、近い将来にやってくる食糧資源問題を考えれば、農業を事業として捉えることはできる。無農薬の安全な穀物、野菜、畜産は必ず受け入れられる。
 さらに、資源とCO2問題が農業見直しに火をつけている。すでに、海外ではバイオエタノールが注目されトウモロコシ、サトウキビ、サツマイモなどへの転作が進んでいる。逆に、小麦、菜種などが減少して、パンや食用油の価格が高騰。日本では、キューピーがマヨネーズを17年ぶりに値上げしたほどだ。
 休耕田の活用では、既に、伊藤園が茶畑への転換に取り組んでいる。
東京一極集中で、地方の危機が叫ばれるが、海外発の資源・環境問題が地方を救う時代が来ている。
posted by 犬丸正寛 at 12:43 | 株で見る世の中

2007年05月07日

京都のどこがいいの、花のパリこそ一番 フランス新大統領の舵取り

 決戦投票で、サルコジ氏が野党のロワイヤル候補に勝ち、新しいフランス大統領に就く。フランスは、企業も個人も、やれば報われるアメリカ型の競争社会をサルコジ氏に託すことになった。
 サルコジ氏は、日本は好きでないといわれる。京都のどこがいいのかと広言するそうだ。当然だろう。花のパリに勝るところはないと思い込んでいるからだろう。しかし、文化、経済など世界で、もっとも豊かで、すばらしい国と思われてきたフランスが、高い失業率、競争力を失った企業など、内情は非常に厳しい状況におかれている。
 豊かになれば、こういう姿になるのが、個人も企業も国家も宿命というものなのだろうか。
 戦後、所得倍増論で、豊かさを求めて走ってきた日本も、経済大国となって、いろいろなところに「豊かさの病」が噴出している。
 日米韓の高校生にアンケート調査をされた大学の先生は、日本の高校生がいちばん夢がないと指摘されていた。責任のある仕事や立場には就きたくない、自由に過ごしたいという。これも、豊かさの表れだろうか。しかし、今更、豊かさを放棄することはできない。それを、迫るとすれば地球環境だろうか。
 文化国家といわれたフランス、経済アニマルといわれた日本――。どう歩んでいくのか。
posted by 犬丸正寛 at 10:37 | 株で見る世の中

2007年05月02日

大林素子さんの変身ぶりを見に行ってきます

 元バレーボール日本代表の大林素子さん(現在ホリプロ所属)が、W・シェイクスピア原作、『夏の夜の夢』に出演されるそうだ。連休明けの5月10日から13日まで、場所は東京池袋の東京芸術劇場小ホール。
 原作に日本の戦国時代のテイストを加えた新しい『夏の夜の夢』に仕上がったという。ほかに、バラエティで活躍の川村ひかるさん、TBSテレビ「砂時計」でおなじみの実力派俳優乃木涼介さんなども出演。チケットは前売り、当日券とも4000円。
 亡くなられたが、元全日本バレーボール監督の山田重雄さんは、株式投資が好きだったので、よく取材におじゃました。大林素子さんの変身ぶりを拝見に出かけてみたい。
posted by 犬丸正寛 at 14:20 | 株で見る世の中

2007年05月01日

高齢化時代の株主対策

 4月から、自宅でゆっくりした生活に入った友人。やはり、時間の扱い方が、結構大変だそうだ。それと、もうひとつは、お金について、カミさんの口出しが多くなったと嘆いていた。とても、自由に株式投資がやれる雰囲気ではないという。
 持っている株の一覧表を作って、優待制度のない会社は、直ちに売却を言い渡されているという。「男は、将来性に注目するが、女性は現実的ということを、改めて、知らされた」という。
 これから、高齢化社会が、さらに進む。このまま行くと「株主不足」で上場廃止基準に抵触する企業が増えることだろう。
 IRの必要性と同時に、たかが株主優待といってあなどれない。高齢化時代の株主対策を考えるところに来ているようだ。
posted by 犬丸正寛 at 16:16 | 株で見る世の中

2007年04月27日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本

――上位3位と10位――

(1)「吹き上がる日本株」 徳間書房 1470円
(2)「Think 2007 No21」 東洋経済 1890円
(3)「新帝国主義」 東洋経済 1995円


(10)「金融六法」 学陽書房 12600円


posted by 犬丸正寛 at 12:04 | 株で見る世の中

2007年04月25日

記者生活40年となりました

 22歳で駆け出し記者を始めて、今年4月で記者生活40年となった。
苦しかったが、「好きこそものの…」という言葉が支えとなった。1度しかないこの世の旅だから、好きなことをやりたかった。
 駆け出しの頃、よき記者の先輩に出会ったのと、先輩の書かれた記者心得の本を読んだのも支えとなった。
 「ぼっとして見、聞きしてはだめ。見るもの、聞くもの、なんでも記事にしようとする心構えを持ちなさい」と教えられた。 
 もうひとつは、長い文章より、まず短い骨と皮だけの文章を書く訓練をするように教わった。NYタイムズで読まれる文章のボリュームは600字以内と指摘された。
 文章はどうして長くなるのか。今でも悩ましいことだが、文の「流れ」が止まってしまうからではないかと思っている。文章には「説明」は不可欠だが、流れを止めないで説明する、このことは、かなり大切ではないかと思っている。年を取れば、くどくなるので、気をつけなくてはと…。 
posted by 犬丸正寛 at 12:36 | 株で見る世の中

2007年04月24日

東西冷戦終結後の世界に新しい流れ

 今、行われているフランスの大統領選挙には関心を持っている。アメリカ流の競争社会を掲げるサルコジ候補と、格差をなくすることを最大目標としているロワイヤル候補が5月6日の決戦投票で、どちらが勝つか。
 日本もまったく同様の選択を迫られている。バブル崩壊後の不況の時は、不況克服のために、勝者を作り、勝者に引っ張てもらう政策だった。が、勝ち組と負け組がはっきりしすぎてくると、波に乗れない層から不満がでてきた。強者優先の策は採り難くなってきた。
 常に、歴史の針は、行き過ぎと、揺り戻しの繰り返しのようである。しかし、時には、揺り戻し以上となる心配がある。全員が格差のない平等ということなら、統制管理社会型となってしまう。やる気のある人が、やる気を失ってしまう。今のフランスも国際競争力は下がっているはずだ。
 長崎で市長が射殺された。暴力は取り締まれ、の声が高まりすぎると、警察や兵器を持つ組織(自衛隊など)が前面に出て、国家権力が幅を利かすようになる。
 自由競争か、平等か−−。言葉としては、わずかな文字数だが、社会システムの違いは左右180度の開きがある。東西冷戦の終結では、アメリカ流の自由競争が勝った。折りしも、東西冷戦終結の一方の立役者だったロシアのエリツイン元大統領が死去した。
果たして、世界の流れはどちらへ動くのか。
posted by 犬丸正寛 at 10:05 | 株で見る世の中

2007年04月23日

今秋、ジャスダック取引所内に新しい新興市場

 2004年以前は、店頭市場といわれていたジャスダックが、2004年12月に証券取引所の免許を取得して、今年で3年を迎える。
 従来は、東証の補完的な受け取られ方をしていたが、「取引所」となったことで札幌、東京、名古屋、大阪、福岡と同列の取引所となったわけだ。
 そのジャスダック取引所の中に、今年秋にも、もうひとつの「市場」ができる。名称はまだだが、筒井高志代表執行役社長によると、「バイオ、ロボット、エネルギー、IT等を駆使した新しいビジネスなど、新規性の高い技術の企業を中心とした市場を創る考え」という。
 詳しくは、実業之日本社発行の「今、この株を買おう」(2007年初夏号)で、弊社の福田貴子さんがインタビューしていますのでご覧ください。
 各取引所には札幌アンビシャス、東証マザーズ、名古屋セントレックス、大阪ヘラクレス、福岡Qボードの、新興市場がありますが、新興銘柄はいずれも低迷。今度の新しいジャスダック新市場が見直しの契機となる可能性はあるだろう。
posted by 犬丸正寛 at 09:21 | 株で見る世の中

2007年04月20日

スギ花粉の恩返し・ 日本の山は「お宝の山」

 以前から、言われていたことが現実となってきた。世界の資金が、「原油」の次は、「木材」を狙っているということから、木材価格が急騰すると言われてきた。それが、現実になってきた。
 中国、インドなどの経済発展で原油だけでなく、木材需要が一気に膨れ上がっているためだ。
安い外材に押されて、日本の山林は長い間、人の手が加わることがなく荒れていたが、長い時を経て、日本の山が見直されてきた。
 筆者の田舎は、山に囲まれたところで小学生の頃までは、山の中に掘った穴で火葬が行われていた。井桁に組んだ木の上に棺を乗せ、ひと晩かけて青年団が酒をあおりながら火葬した。年寄りのいる家は、早くから山に行って、火葬用の木を切り出して軒下に積んで準備していた。
 火葬がなくなり、プロパンガスの普及で、人は木材を必要としなくなった。山には、台風などで倒れる木が出る。これを立ち枯れという。この木を放置したままにしておくから、太陽の明かりが届かなくなり、山は荒れ、松茸も採れなくなった。
 次のような話をするとウソだろうと言われる。筆者が小さい頃は弁当のオカズは毎日、松茸の漬物だった。今にして思えばまったく夢のような話である。それだけ、人と山とが身近なものだった。
 昨夜のテレビで、日本の山は「お宝」と表現していた。長い間、日本の木材が外材より高い状態だったが、現在は国内材が安くなった。花粉症に悩まされてきたが、杉、桧などの高級材が恩返しをしてくれるところにきたようだ。お宝の多いのは住友林業。
 世界で木材の次は「水」である。
posted by 犬丸正寛 at 11:38 | 株で見る世の中

2007年04月19日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本――ベスト3&第10位―

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本 ベスト3&第10位

(1)「新しい事業報告・計算書類」 商事法務 4830円
(2)「一問一答 金融商品取引法」  商事法務 2520円
(3)「監査小六法」 中央経済社 6090円
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 ・
(10)「高田式日経225先物システムトレード連勝法」 日本実業出版社 2100円
posted by 犬丸正寛 at 10:27 | 株で見る世の中

2007年04月18日

渋谷での講演会、意外に少なかったデイトレ希望者

 経済・株式講演会で冒頭、挙手をお願いした。「デイトレをおやりになっている方、あるいはこれからやろうとお考えの方、軽く挙手をお願いします」―――。
 意外に少なく2割程度の皆さんだった。茅場町での講演会と違って、土曜日の午後、渋谷ということで、若い人も多かったのだが。
 どうやら、昨年の「新興銘柄バブル崩壊」の影響が投資家心理に痛い思いとして滲み込んでいるようだ。
 話は飛ぶが、東証再開の昭和24年頃に松下電器を70円で1000株買った人は、1990年のバブル当時には43億円程度になった、と計算した人がいた。50円の額面割り当て増資で株数が増え、しかも、高度経済成長の時代だから業績も大きく伸びたから、長く持っていた投資家に有利だった。
 しかし、現在は、こうした超・長期投資はそぐはない。経済が成熟化しモノが充足されている、しかも変化が早いから業績に対するリスクが格段に高まっている。増資の形態も時価公募増資だから、昔の50円に比べると、はるかに高い値段で払い込みしなくてはいけない。さらに、株式分割で株数が増えても、それ以上に株価が下がってしまうリスクがある。
 しかも、経団連加入の名門企業なら安全資産株だと思っていても、一夜明けたら、不祥事で上場廃止問題が出る。
 結局、筆者は投資スタイルを次の4つがよいのではと申し上げた。「超長期投資」は止める、(1)「長期投資」は3年程度、(2)「中期投資」は3ヶ月〜1年、(3)「短期投資」は1ヶ月程度、(4)「超短期投資」は3日〜1週間程度。
 M&A、あるいは売れ筋商品の変化など、企業を取り巻く環境は様変わりに変化が激しい。投資家側も、「長期投資なら安心」という考えは変える必要がある。
posted by 犬丸正寛 at 12:09 | 株で見る世の中

2007年04月16日

東京再開発が一大テーマになりそうだ

 朝早くから選挙カーが頑張っている。気のせいか、東京都知事選で勝利した与党候補には、声のハリがあるようにも感じられる。
 石原知事のオリンピック誘致には、今後、ますます力が入ってくることだろう。
 アメリカもシカゴへのオリンピック誘致に手を上げた。東京が誘致に成功するかどうかは分からないが、誘致を前提に施設の準備が始まる。東京の再開発、あるいは修復にはよい機会だろう。
 昭和38年(1963年)の東京オリンピックから45年近くにもなる。当時、建設された首都高速やビル群は老朽化が目立つし、地下の水道管、ガス管も疲労しているはずだ。
 しかし、地上には簡単に新しい道路などは作り難い。目が行くのは地下だろう。新宿と日本橋を結ぶ地下高速が予定されている。西武新宿線も地下化が計画されている。上越新幹線も大宮から新宿へ地下で延伸が予定されている。
 さらに、地球温暖化で大量の降水があれば都会の廃水は大切なことだ。ここでも、地下放水路が必要となる。東京再開発に関連した銘柄が数多く登場することだろう。
posted by 犬丸正寛 at 12:22 | 株で見る世の中

2007年04月13日

「インサイダー」、「虚偽記載」、次は「株価操縦」取り締まりか

 「総会屋」、「インサイダー取引」、「虚偽記載」など、最近10数年、証券界の事件で見出しとなった言葉だ。こうした事件に絡んでで多くの名門企業が批判を浴び、マーケットから退場となったところもある。
 日本版SECとよばれる証券取引等監視委員会は、こうした違反に目を光らせる。91年の設立当初は少人数だったのを覚えている。水原委員長のところにはよく取材に行った。
 しかし、委員長の談話記事でも書こうものなら、「お前のところの新聞は取ってやらない」と、証券会社から文句を言われた。公平で透明なマーケットこそが、真のマーケット発展になるという思いは、当時は、伝わらなかった。
 監視委員会の3大案件はインサイダー取引、ウソの記載、株価操縦である。今回の村上フアンド事件でインサイダー違反に対する社会の認識は高まった。ライブドア事件で虚偽記載問題も同じだろう。
 残るのは、今後、「株価操縦」への取締りだろう。とくに、ネット取引で、投資家の姿が見え難くなっている。仲間同士のナレアイと呼ばれる注文、見せ掛けの大量注文、買い上がり、売り崩しなど、巧妙になっているそうだ。もちろん、われわれも風説の流布などには気をつけなくてはいけない。
 現在の委員会の人員は年度末で318名である。
posted by 犬丸正寛 at 10:08 | 株で見る世の中

2007年04月12日

先物の大証と超高層マンションの「北浜」、変貌が楽しみ

 株の街として賑わった大阪北浜が、また一つ変わる。旧三越大阪店の跡地に超高層マンションが建設されるそうだ。
 思い出せば、筆者が北浜の記者時代に、「三越大阪店」の移転を書いたことがあった。わざわざ東京の記者クラブで、「事実無根」のコメントまで発表となった。時が流れて、デパートの姿は今はない。
 大阪は、御堂筋で結ばれた梅田地区のキタと、難波地区と呼ばれるミナミの2つが有名で、北浜はラインから外れた位置にある。本来、デパートは休日が稼ぎ時なのに、人通りが少ない状態だった。
 至近距離にある大阪証券取引所では、場立ちによる売買システムがなくなり、ネット取引きで北浜を訪れる投資家も少なくなり、沈滞ムードに拍車がかかった。
 大阪証券取引所は、高層ビルに生まれ変わり、洒落たレストランに大学のキャンパスもある。
 今度は、地上209メートルともいわれる超高層マンションが建設される。
 アメリカ・シカゴのような先物を目指した大阪証券取引所。そのすぐ近くに近代的な住居ゾーン。北浜がどのように変わるか楽しみである。
posted by 犬丸正寛 at 10:24 | 株で見る世の中

2007年04月11日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本 ベスト3&10位

(1)「新しい事業報告・計算書類」 商事法務 4830円
(2)「新株主総会なるほどQ&A」 中央経済社2310円
(3)「日本の選択」 講談社 1680円
  ・
  ・
(10)「投資信託にだまされるな」 ダイヤモンド社 1575円


posted by 犬丸正寛 at 11:32 | 株で見る世の中

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