2008年07月24日

日阪製作所 『月足&週足&日足』チャート診断

日阪製作所<6247>(東1)

【日足】チャート
しばらくは2000〜2500円のボックス相場の動き
6247hi
 日足は、しばらくは2000〜2500円の往来だろう。上値では2500円前後で6月半ばにダブル天井をつけ、一方で下値も1980円前後で7月上旬にダブル底をつけているからだ。
 現在はボックス上限と下限のほぼ中間に位置し、手出しが難しい場面にある。このような動きでは、突込み拾いの吹き値売りが有効といえる。

【週足】チャート
長い下ヒゲ足で2000円割れでは下値確認
6247syuu
 週足でも2000〜2500円のモミ合い相場が予想される。特に、6月20日に高値2500円をつける過程で、週足で7本連続陽線となったことで過熱感がみられる。また、2500円時点で26週線乖離率が40%にまで拡大したことも、当面の天井感となっている。
 このため、しばらくは26週線自体が、上昇するのを待つ展開といえるだろう。投資戦法としては、7月4日、7月11日に共に長い下ヒゲを出し、2000円割れでは下値確認となっているので、2050円前後をメドに押し目買いでよいだろう。

【月足】チャート
全般相場悪い中で24ヶ月線を再度抜いてきたことは注目
6247tsuki
 月足では6月に24ヶ月線を抜いてきた点が注目だ。2007年11月に、いったんは同線を切って売り転換していた。全体相場が悪い中で、再び、24ヶ月線を抜いてきたことは評価できる。7月はこのままで推移すれば、同線を割り込むことはない。
 むしろ、月足推移では7月の調整は好ましいもの。早ければ、8月にも上昇に転じる可能性がある。

【総評】
環境、エネルギーのテーマに乗り増益基調は評価できる
3000円抜けば高水準のカラ売りの踏み上げもあり得る


6247hp 熱交換器の世界的なメーカー。環境、エネルギー関連での需要が旺盛。08年3月期の17.3%増収、25.2%の営業増益に続いて、09年3月期も13.0%増収、8.3%の営業増益。予想1株利益は101.5円、配当は連続増配して年32円。前期末の1株当り純資産は1230円。
 PER22倍、利回り1.4%、PBRは1.8倍。環境、エネルギーの人気テーマに乗り、増益基調であることも加味すれば2007年11月につけた高値3000円挑戦も見込める。さらに、3000円を抜いて行くようなら高水準のカラ売りの踏みあげにつながり、一段高の可能性を秘めている。
posted by 犬丸正寛 at 14:54 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月23日

キリンホールディングス 『月足&週足&日足』チャート診断

キリンホールディングス<2503>(東1)

【日足】チャート
07年9月のスタート水準に接近で底値圏入り
2503hi
 日足では、今年4月9日の1999円を高値にほぼ一本調子に下げている。7月16日には1466円まで下げ、昨年9月27日以来の1500円台割れとなった。約3ヶ月で26.7%の下げ。
 下げの理由として予想されるのは、4月30日発表の08年12月期の第1四半期決算で営業利益が前年同期に比べ45.5%の大幅減益となったことだ。それと、株価が2000円をつけ損ねたこともあり、処分売りにつながった可能性がある。
 日足での下値のフシは2007年9月18日の安値1409円。当時は、ここから上昇に転じ、1999円まで約42%上昇した。この上げをほとんど帳消しにして、いわゆる「往って来い」となっているので、底値圏に到達したとみていい。
 今後の戻りのメドは、高値(1999円)と安値(1466円)の中間値1733円程度が目安だろう。

【週足】チャート
買い方は「2000円乗せから一段高の期待」を完全に裏切られ処分うり本格化
2503syuu
 週足では、5本連続の陰線。優良銘柄に似つかわしくないチャートだ。通常なら陰線2,3本の後には陽線が出るものだが、それがないのは、「見切り、処分売り」が先行しているものとみられる。
 これを裏付けるのが「信用買残」の動き。株価が高値をつけた今年4月頃から急増、さらに、下げ過程においても増加し、ナンピン買いとなっていた。とくに、信用買いが高値圏で増えたのは、当時、全体相場が不振を極め、その中で、同社株が逆行高となっていたことから2000円乗せから上場来高値3170円(87年)を目指すのではないかとの期待が強かったことがある。
 ここに来て、信用買いの投げが出始めている。しかも、全体相場も当事に比べると明るさが見られ、環境関連、エネルギー関連などの銘柄も台頭していることから、「お役目ご苦労さま」の動きもある。また、酷な言い方をすれば、「シコリ銘柄をわざわざ手がけり必要はない」との見方もある。
 今後、戻りガ鈍いと、処分売りで昨年9月の安値1409円まで下げる可能性は強いといえる。

【月足】チャート
下げるべき時に下げず、上げるべき時に上げることができない「罪な動き」
2007年9月安値更新もあり得る

2503tsuki
 月足では、「24ヶ月線」との関係で捉えれば、「罪な動き」があった。2007年8月に大きい陰線で24ヶ月線を切り、「売り転換」(転換価格1443円)したが、逆に、ここをボトムとして急伸した。サブプライム問題で輸出関連銘柄がこけたため、内需関連銘柄へスッチ、そのリード役として同社株が使われたといえる。
 しかし、出直ったものの、本来は高値となるはずのないところで天井をつけた。即ち、長い間、上値の壁となっていた2006年5月の1915円、2006年12月の1944円、2007年5月の1910円、2007年7月の1910円を抜いたにもかかわらず、伸びなかった。普通なら、これだけの厚い壁を抜けば、かなりの上値があるもの。それが、2000円に乗せることなく1999円で高値をつけてしまった。
 恐らく、外国人投資家か、あるいは機関投資家など大手の投資家が、「下げると見せかけて下値で買い」、株価が上がって来ると「上に行くと見せかけて、売り逃げた」と、言われても仕方のない動きだ。
 今後、月足では2007年9月の安値1409円では止まるだろうが、期日接近で処分売りが本格化するようだと、安値更新もあり得る。むしろ、昨年8月に安値を仕込んだ同じ買い方が、安値を更新するところで買い出動するはずだ。

【総評】
9〜10月は厳しい場面も

2503hp 2008年12月期の通期見通しは、営業利益36.0%増の1640億円tお大幅増益。2円増配して年23円配当とする。PERは11.1倍、利回り1.53%、PBRは1.46倍。大幅増益から見れば、PERは割安。
 チャートでは戻りの見込めるところだが、問題は高値でひっかかっている大量の信用買残。当然、戻れば売って来るだろうから、戻しても小幅にとどまる可能性があり、むしろ、信用の高値期日が到来する9〜10月は厳しい場面も予想される。
posted by 犬丸正寛 at 10:05 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月22日

大正製薬 『月足&週足&日足』チャート診断

大正製薬<4535>(東1)

【日足】チャート
「4%」に拡大した30日線乖離率は3%まで縮小
過熱感なくなり8月後半にも調整終了し再上昇も

4535hi
 日足では、6月26日に、コンビニでの大衆薬販売方向が好感され「マド開け」して上放れた。その後、2000円台を回復して2025円まで買われたが、大きくは伸び切れず、現在まで1950〜2000円のモミ合いの動きだ。
 この背景には、@今年3月14日から5月23日まで2ヶ月超、2000円前後でモミ合った水準でシコリがある、A30日線との乖離率が天井圏の4%に達した、B週足での動きが26週線に頭を押さえられている、などがあるためだ。
 30日線との乖離率は3%まで縮小した。現在の30日線は1930円前後。これを割り込むような下げにはならないだろう。仮に、3月からのモミ合い期間と同じ2ヶ月とみれば8月後半あたりで、調整を終え再上昇に向かうことも予想される。

【週足】チャート
6月の大陽線で「底値離脱」確認
しばらくは13週線と26週線に挟まれたモミ合い

4535syuu
 週足では、6月27日の「大陽線」で底値離脱を確認。とくに、13週線を大きい陽線で抜いたことで、「明けの明星」のチャートとなった。ただ、26週線については、まだ抜くことができず、現段階では26週線がカベになっている。
 このため、13週線と26週線に挟まれた、典型的な「中段もち合い」の足。こうした動きの場合は、週足で5〜9本のモミ合いとなることが多い。早ければ、8月中旬、遅くとも8月後半から9月には26週線を抜いて上昇に向かうだろう。

【月足】チャート
歴史的な底値水準に接近、上値も2500円の壁は厚いことを記憶しておくことが肝要
4535tsuki
 月足では、去る6月の安値1812円は2004年1月の1788円以来の安値水準。さらに、その下は2003年4月の安値1627となって、往って来い、に近いものとなってしまう。
 月足では大きな底値圏に来ていると判断できるが、一方、上値も限界があることを頭に入れておく必要がある。上値の推移でみると2004年6月の2475円、2006年2月の2490円、2007年7月の2505円で見られるように2500円前後はかなり厚い壁ができている。今後、相場が戻して来た時には、一旦、「売り」場面となるはずである。

【総評】
減益だけにPER26倍は割高
「大衆薬コンビニ販売」材料をどこまで評価するか


4535hp チャートでは妙味がある。特に、週足での魅力がある。ただ、2009年3月期は営業利益が10.7%減の330億円(5月14日公表)と、2ケタ減益の見通し。2007年3月期は51.8%減益、2008年3月期は65.3%増益、今期は2ケタ減益と、業績変動が荒くなっている印象で、こうしたことからは、株価は気迷いとなってしまう。
 PERは26.2倍、利回り1.36%、PBR1.1倍。PBRからみれば底値圏と判断してよい。ただ、減益銘柄としては、マーケット平均を上回るPERは割高。これを、風邪薬など大衆薬の、コンビニ販売解禁という材料でどの程度評価できるかがポイントだろう。大衆薬に強い同社には強材料であることは間違いないが、月足で紹介のように2500円の壁を突破できるかどうかはまったく不明。逆張りでよいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:07 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月18日

日経平均株価 『月足&週足&日足』チャート診断

日経平均株価

【日足】チャート
5日線に沿った下げが継続、目先は15日線(1万3139円)への戻り期待
1111hi
 日足では、6月20日に中期線の30日線を切って「売り転換」(転換価格1万3942円)となって以降、下げ相場が継続。特徴的な点は、最近は、短期線の「5日線」に沿った下げとなっており、中期的だけでなく、短期的にも弱い足。
 5日線を抜くことはそれほど難しくはない。しかし、仮に、5日線を抜いてもその上にある15日線(1万3139円)を抜くことができるかどうか。さらに、その上には30日線(1万3576円)が控えている。15日線近辺まで戻して、再び、下値調べとなる可能性がある。

【週足】チャート
週足6本の連続陰線で「下ヒゲ」出れ場底打ち
1111syuu
 週足では、今日18日が1万3022円より安く引けると6本連続の陰線になる。直近では昨年12月14日から1月25日まで週足で7本連続陰線があり、その後、急反発に転じた経験があるため、そろそろ底値感が台頭するだろう。
 しかし、下値のめどは瞬間、1万2430円程度をつける可能性がある。先ほど紹介の7本連続陰線のケースでは、最後の7本目が長い下ヒゲをつけているため、今回もその可能性がないとは言えないからだ。折しも、相場の教えの『暑い夏は天神底』が当てはまる。

【月足】チャート
12ヶ月線切って「売り転換」以来1年経過で7月底値も
8078tsuki
 月足では、12ヶ月線を切って「売り転換」(転換価格1万6569円)したのが昨年8月。以来、日柄では1年近くが経過する。今年3月の安値までの下げが月足では2段下げ。「2段下げで終了となるのか、さらに下げて、3段下げがあるのかは、今の段階では不透明」というのが一般的な見方だ。
 6月に戻した時も12ヶ月線に頭を押さえられて、結局抜くことはできなかった。さらに、その上の24ヶ月線(1万6380円程度)はとても無理な状況。今後は3月安値1万1691円に対する二番底形成とみられるが、もしも、そこを切って、3段下げがあるとすれば下値のめどは1万円前後となってしまう。

【総評】
当面は戻り見込めるが、中長期では「油断」できない相場
2009年3月期の減益幅拡大なら3段下げで1万円も


 日足、週足では底値圏に到達、8月は反発が見込めるところに来ている。しかし、月足では引き続き右肩下がりの下落相場継続で、戻した後に2段下げで終了となるのか、3段下げとなるか、の方向性が見えてくるだろう。
 カギを握っているのは企業業績。09年3月期は7期ぶりの減益となるが、減益幅が縮小するのか、あるいは拡大するのかが、9月中間期が近づいてくると見えてくるだろう。仮に、原油価格高騰がさらに続き、中国等の景気が冷え込み、アメリカノサブプライム問題が深刻化するようだと、先行き月足3段さげの可能性は無いとは言い切れない。とくに、例年8月後半には突発材料が出ているので、油断はできない。
posted by 犬丸正寛 at 13:23 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月16日

三菱地所 『月足&週足&日足』チャート診断

三菱地所<8802>(東1)

【日足】チャート
右肩下がり相場が継続、下値模索へ
8802hi
 日足では、4月28日の高値3160円以降、右肩下がり相場が継続。この日は、去る7月4日につけた下値のフシ2305円を下回り2275円まであった。こうした動きから見ると、まだ、下値は確認できているとは言えない足どりだ。
 今年3月17日につけた年初来安値2170円どころまで下げる可能性があるだろう。

【週足】チャート
2200円前後でトリプル底形成の可能性、仮に2000円まであるとすれば信用買いの思惑はずれの処分売り
8802syuu
 週足では、2007年2月の4040円と2007年5月の4070円で変則だが「ダブル天井」を形成した。ここから下げに転じ、特に、2007年6月15日に26週線を切って「売り転換」(転換価格3470円)して本格的な下げとなっている。
 その後の安値は2008年1月11日の2215円と2008年3月21日の2170円で、こちらも変則的だが「ダブル底」を形成した形となっている。5月2日には3160円まで反発。安値から1000円戻したところで再調整に入っている。
 今後は、「トリプル底」を形成する動きに移るものとみられる。2170〜2215円の下値のフシを切る心配はほとんどないが、仮に、切って、2006年6月の安値2015円まで下げる可能性があるとすれば、戻りを見込んで増加に転じている「信用買残」が、動きの鈍さから見切り売りに出る場合だろう。

【月足】チャート
7月も陰線足なら3連続陰線で底入れも
8078tsuki
 月足では、24ヶ月線を上抜いた2003年8月に「買い転換」(転換価格1046円)し、2007年12月に同線を切って「売り転換」(転換価格2695円)するまで上昇相場が続いた。この間、2007年5月に4070円と上場来の高値をつけた。
 高値後、何回か戻す場面はあったが、結果としては、上値を切り下げるチャートの形となっている。特に、2008年4月の大陽線による「包み足」が出たにもかかわらず、伸び切れなかったことが、5,6,7月の再調整につながっている。仮に、7月も陰線なら3連続となるため、下値に届くとみていい。

【総評】
今期も営業増益で「賃貸」主力の強み
PER39倍、利回り0.6%など投資指標での魅力は乏しい


8802hp 2割程度の可能性として、2000円近くまで下げることはありうるが、日足、週足、月足とも2200円前後が下値とみていい。
 2割の可能性の理由は、@投資指標がPER39.2倍、利回り0.7%、PBR2.6倍と割高感がある、A不動産株セクターの不振の影響、がある。
 ただ、同社の場合、不動産の「売買」ではなく、「賃貸」が中心のため業績は安定している。2009年3月期も営業増益見通し。2200円前後で買ってみたい。
posted by 犬丸正寛 at 17:38 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月15日

大和証券グループ本社 『月足&週足&日足』チャート診断

大和証券グループ本社<8601>(東1)

【日足】チャート
高値から3ヶ月経過し「日柄」整理は十分
下落率にやや不足感も

8601hi
 日足では、11日に900円を割って890円まであった。今年4月23日以来、ほぼ3ヶ月ぶりの900円割れの水準だ。これで、高値1167円(6月6日)から23.7%の下げ。
 日柄では、ほぼ、下値に届いたといえるが、下落率がやや不足の感があり、全体の相場次第では高値から「3割押し」の820円どころがあるかもしれない。ここから下は、底値圏到達とみて、買い場探しでいい。

【週足】チャート
小幅陰線5本連続で一応は底値圏
26週線切っているため820円まで下げる可能性残る

7701syuu
 週足でも底値圏に来たといえる。陰線が5本連続するなど、底値に近づいたときの特有の動きだからだ。ただ、陰線が比較的小幅となっているため、場合によると820円程度までストンと下げる可能性は残っている。
 信用取引は、減少の一途だった「買残」が、増加に転じている。短期資金が戻りを狙って入ってきたといえる。一方、「カラ売り残」は6月6日の高値(1187円)時点でピークに達していたが、今度の下げで買い戻しを行っているため減少となっている。
 もうひとつ、週足で気になるのは、7月4日に26週線を割り込んだことだ。今週で同線を下回って3週目となるだけに、長引くようだと冒頭で紹介の通り820円台へ下げる可能性がある。

【月足】チャート
2007年2月に「鬼より怖い一文新値」の高値形成
当面1000円挟んだモミ合いか

8078tsuki
 月足で、先ず、注目として挙げられる点は、強烈な天井足をつけていることだ。2006年5月の1672円に対し、2007年2月の1673円が、「鬼より怖い一文新値」、となっていることだ。したがって、天井形成時から、少なくとも3年は本格的な相場は無理と見なくてはいけない。
 2007年7月に24ヶ月線を切って「売り転換」(転換価格1274円)となって以降、現在まで同線の下で推移している。6月に高値1187円と買われたが、結局は24ヶ月線を抜くことはできなかった。
 月足ではしばらくは1000円を挟んだモミ合いが予想される。

【総評】
30日の第1四半期決算発表に注目
利回り魅力はあるがPERの割安感なく下値模索の可能性残る


8601hp 2009年3月期見通しは公表されていないが、四季報では営業利益700億円(2008年3月期836億3200万円)と16%強の減益の見通し。1株利益34.2円、予想配当年22円、前期末の1株純資産は608円の内容。
 7月30日に4〜6月の第1四半期決算が発表されるが、恐らく、今のマーケットの状態では良くはないだろう。通期見通しは明らかにはされないだろうが、ある程度の予想はつく。14日の終値914円で計算するとPER26.7倍、利回り2.4%、PBR1.5倍。PERとPBRの割安感はないが、利回りの魅力はある。30日の決算をどう受け止めるかにかかっているかだが、良くないと判断すれば820円もあるだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:59 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月14日

古河電池 『月足&週足&日足』チャート診断

古河電池<6937>(東1)

【日足】チャート
30日線乖離率が100%へ拡大で天井打ち
日足での戻りは1350円程度

6937hi
 日足では、4月18日に30日線を上抜いて「買い転換」(転換価格397円)して、7月9日に同線を切って「売り転換「(転換価格1063円)まで上げ相場が展開された。30日線を抜いたところで買って、同線を切ったところで売ったとして、2.7倍のパフォーマンスだった。この間、6月24日には高値1690円まであったから、仮に、一番、高いところで売ったとしたら4.3倍の値上がり。しかも、2カ月という効率の良さだ。ここに、30日線を用いた投資のメリットがある。
 では、高値で利食いが可能か。一番、高いところは難しいが、「高値圏」では可能であった。高値時点で、30日線との乖離率が100%(2倍)に拡大していたからだ。100%まで待つことはできなくても、過去の乖離率80%程度に当てはめてみれば1400円前後での利食いはできた。30日線を切るまで待つより有利に利食うことができた。
 11日には安値980円まであった。短期間に42.0%の下落率だ。しかも、大台を割ったことで、目先は戻りが予想される。しかし、戻りは、1350円程度までだろう。短期売買ができる人なら狙い場であろう。

【週足】チャート
カラ売りの増加はなく、信用買残急膨張、買い方単独での相場形成
戻りのメドは1500円前後か

6937syuu
 週足では、1月11日に大きい陽線で、26週線を上抜いて、「買い転換」(転換価格254円)していた。現在も26週線の上に位置しており上昇相場が継続している。ただ、26週線との乖離率が高値1690円時点で210%にも拡大した。明らかに過熱相場である。その乖離率が調整のメドである50%まで縮小してきたので反発が見込めるところに来ている。
 気になるのは「信用買残」が急膨張していることで、戻れば売りが予想されることだ。カラ売りでも多ければ取組妙味から上値が期待できるのだが、売残は少ない。このことからは、買い方が、一斉に飛びついて作った相場といえる。週足での戻りは1500円前後で二番天井を形成する可能性がある。

【月足】チャート
24ヶ月線乖離率は300%に拡大で「過熱」、4ケタ割れで一応、底に届くが二番天井形成の可能性
8078tsuki
 月足では、2008年2月に24ヶ月線を上抜いて、「買い転換」(転換価格415円)した。もちろん、現在も24ヶ月線の上にあり、売り転換とはなっていない。ただ、買い転換後、わずか月足3,4本で4倍の値上がりはピッチが速過ぎる。特に、今回の相場がスタートする直前の安値は149円(2007年9月)だったため、ここからカウントすれば11.3倍もの上昇。しかも、高値時点で、24ヶ月線との乖離率が300%にまで拡大、この面からも明らかに過熱だ。
 このため、6月の月足は長い「上ヒゲ」足となった。相場格言では、『ヒゲは、いずれ取りに行く』と教えているので、先行き再度の1500円程度は予想されるが、過去、多くの銘柄が、月足で長い上ヒゲをつけた場合は、その高値を抜くケースはないため、戻したとしても二番天井の可能性が強いだろう。

【総評】
無配でPBRは15倍台まで買われる。CO2削減関連で人気先行型相場
仕手の介入なく、安値から11倍上昇し人気化は久々


6937hp 電池寿命が従来の4倍の電池開発や、トヨタ自動車がCO2削減の切り札としてハイブリット車によりいっそう注力することで、ハイブリット車に搭載するリチウムイオン電池関連として注目された。
 もっとも、2009年3月期は営業増益にはなるが、まだ無配。1株純資産も106円にすぎない。PBRは15.5倍(高値時点)まで買われた。環境というソーシャル・ニーズに乗って、特定の仕手筋が介入しない形で、これだけの大相場となったのは久々のことで、「今の阪神タイガースのようだ」、と見る向きもある。つまり、ルールに則った中での相場というわけだ。
 安値149円、高値1690円の「中間値」は920円。恐らく、ここまでは下がらないだろう。1000円を割れたことと、息の長いCO2材料を考えれば戻りが期待できる。しかし、無配で人気先行相場であることを忘れてはいけない。
posted by 犬丸正寛 at 12:40 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月11日

島津製作所 『月足&週足&日足』チャート診断

島津製作所<7701>(東1)

【日足】チャート
短期間に日経平均上回る下げで4ケタ割れからアク抜け感、小戻し狙い可能
7701hi
 日足チャートは、10日には988円まで下げ、4月28日以来の1000円割れ。これで、6月6日の高値1204円から17.9%下げた。日経平均も高値が同じ6月6日だが、日経平均の下落率11.4%を上回っている。
 短期間にほとんど一本調子に下げたことと、4ケタを割ったことで目先的には、アク抜け感が台頭。小戻しがあるだろう。第一目標は15日線の1055円前後、それを抜けば、30日線の1080円も考えられるが、今の段階では15日線前後目標の小すくい狙いにとどめておきたい。

【週足】チャート
今日11日に1000円以下なら26週線割って「売り転換」になる
7701syuu
 週足の大きなポイントは、2007年8月17日に、ほぼ400円幅の大陰線で26週 線を切ったことだ。これで、相場が完全に壊れていることを承知しておくことだ。足元の注目は、11日(金)の終値が1000円をキープできるかどうかだ。仮に、10日の終値988円のままだと、26週線(1000円に位置)を切って売り転換する。これまで、26週線との関係ではダマシがないだけに売り転換すれば、850円の安値近辺まで下値調べとなる可能性が強くなる。日足では戻りが期待できるが、週足との併用でみれば、大きくは期待できない。

【月足】チャート
高値圏の気迷い相場の様相、1000円挟んだモミ合いに移行か
8078tsuki
 月足では高値圏での気迷い相場の様相だ。今年1月に24ヶ月線を切って「売り転換」(転換価格938円)、その後の安値は3月の850円。今度は5月に一転、「買い転換「(転換価格1133円)したが、そのあとの高値は6月の1204円まで。7月がこのままの株価で推移すれば、また「売り転換」する。その場合でも3月の安値850円を切ることはないだろうが、上値も難しくなり1000円を挟んだモミ合いに移行する可能性がある。

【総評】
昔も今も儲け難い銘柄。増益率1.5%でPER18倍、利回り0.9%、PBR1.9倍、割安感はない
景気情勢考えれば業績の先行きに楽観できない


7701hp 5月14日公表の2009年3月期は1.7%増収、営業利益1.5%増益の予想。減益とならないだけ善し、とも言えるが、上値を追うには力不足。予想1株利益54.2円、配当年9円、1株純資産509.2円。投資指標はPER18.2倍、利回り0.91%、PBR1.96倍と割安感はない。
 2ケタ増益ならPER20倍以上も期待していいが、むしろ、今後の景気情勢を考えれば業績の先行きに楽観はできない。とくに利回りの低さが目立つ。昔から、内容は良いのだが、人気性に欠け儲け難い銘柄としての評で、短期売買には向いていない。
posted by 犬丸正寛 at 10:09 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月10日

日本ライフライン 『月足&週足&日足』チャート診断

日本ライフライン<7575>(JQ)

【日足】チャート
30日線抜けが近い動き、520円台が底堅く
しかも30日線自体が急速に低下し抜きやすくなってきた

7575hi
 日足では、3月7日に30日線を切って以降、同線を頭にした下げが続いている。しかし、その下げも最終場面に来ているのではないかと見られる。理由は2つある。@終値では、まだ、30日線を上抜いてはいないが、ザラ場では上抜く場面がみられる、A6月10日から、安値520円台〜530円を10数回つけるなど下値が堅くなっていることがある。30日線自体も急速に低下、一方で株価が横ばい、となってきたことで30日線を抜きやすくなっている。最近、内需株で、バイオ株や医療関連を注目する動きのあることから出番が近いとみることができるだろう。

【週足】チャート
26週線切って「売り転換」から1年4ヶ月
信用買残の整理も進み出直り接近

7575syuu
 週足では、2007年3月に26週線を切って「売り転換」(転換価格783円)となって以降、26週線に沿って下げが続いている。2007年夏に、26週線を抜く可能性があったが、サブプライム問題に引っ張られた全般安から未達に終わった。売り転換から1年4ヶ月、日柄整理は十分で、たとえば、急膨張していた信用買残も大きく減少している。きっかけさえあれば、26週線抜けが見込めるところに来ている。仮に、上抜けば、上値のフシは最初が640円、次は750円である。

【月足】チャート
「コマ足」連続で底値圏到達の動き
24ヶ月線(720円)目指して戻り試す展開へ

8078tsuki
 月足では、24ヶ月線との関連では、ダマシのない動きとなっている。振り返ってみると、2003年2月に24ヶ月線を抜いて「買い転換」(転換価格700円)。2006年5月に同線を切って「売り転換」(転換価格950円)となるまで上昇相場が3年続いた。この間、2006年2月には、小型株新興人気にも乗って高値1325円まであった。今年6月の安値525円は上場来の安値だが、4、5、6月の月足が非常に小さい「コマ足」と呼ばれる底値圏で見られる足となっている。現在の24ヶ月線は720円前後に位置し、きおれを一気に抜くのは無理。週足でも、第二目標が750円となっていることから判断しても、ひとまず24ヶ月線近くまでの戻りを試すものとみられる。

【総評】
得意の「心臓ペースメーカー」堅調
自社品の各種「カテーテル」も伸長


7575hp 心臓の脈拍が少ない患者に植込まれ、脈が途切れたことを感知すると電気的刺激を与えて正常に伯動させる「心臓ペースメーカー」や、突然起こる心室細動(一種のケイレン)、頻拍などの不整脈を感知して電気治療を行う「植込み型除細動器」(=ICD)など心臓用医療機器が得意。自社品の各種カテーテルを手がける。09年3月期は金融収支の影響で経常と最終利益は減益だが、営業利益は4億2100万円と38.0%の大幅増益。年25円配当は継続する。1株利益14.8円、1株純資産1291円。投資指標はPER35.8倍と高いが、PBR0.4倍、利回り4.7%と割安。来期は最終利益も上向くためPERの割高感も薄れる。中期狙いで仕込み圏とみていい。
posted by 犬丸正寛 at 13:12 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月09日

上新電機 『月足&週足&日足』チャート診断

上新電機<8173>(東1)

【日足】チャート
値幅整理やや物足りないが『小回り3月』の日柄整理は十分
8173hi
 日足では、去る3月25日の高値1091円から、6月19日の780円まで28.5%の下げ。また、高値3月から安値6月まで、ちょうど3ヶ月。下落率28.5%は『3割高下に向かえ』、の教えからみると、若干、物足りないところはあるが、日柄は『小回り3月』に当てはめると、ほぼ調整一巡とみていい。全体相場次第では、瞬間に下げる場面はあるだろうが、むしろ800円前後まで下げれば好買い場といえる。

【週足】チャート
26週線乖離率マイナス10%で底値到達、戻り狙って信用買いが増加
8173syuu
 週足では、26週線とのマイナス乖離率が安値780円で10%に達した。過去、2006年11月安値時点ではマイナス18%があるが、2007年6月、同8月の安値時点では、いずれも10%程度。今回は日柄整理一巡感から見て10%乖離率で底値に到達とみていいだろう。
 信用取引面では、1091円の高値(2008年3月)近辺で膨張していたカラ売残は買戻しで減少。反対に戻り狙いの信用買いが増加傾向にある。

【月足】チャート
上値は天井形成足で下値は24ヶ月線がサポート
8078tsuki
 月足では、注目点が2つある。まず、今年3月の高値1091円が、2006年1月につけた高値1060円に対し、「二番天井」、あるいは、見方によっては、「鬼より怖い一文新値」型の天井形成となっていることだ。さらに月末足で見れば、2006年1月の1045円に対し、2008年3月の1029円と、終値ベースでは2006年を抜いていない。
 もうひとつの注目は、6月末では、24ヶ月線を切っていないことだ。つまり、上昇相場は崩れていないことだ。
 この2点から、上値は天井形成の足、一方で下値も切り上げる足、ということで、今後は、高値(1091円)と、安値(780円)の中心値935円を挟んだモミ合いとなりそうだ。

【総評】
3期連続の2ケタ営業増益・猛暑・オリンピックに阪神タイガース人気もオン
810円で買い、中心値935円売りの100円幅狙い


8173hp 業績は好調。5月12日公表の2009年3月期見通しでは、営業利益は12.5%増の75億円の見通し。3期連続で2ケタ増益。配当も連続増配して年14円とする。
 猛暑ならエアコンの販売増、北京オリンピック特需、さらに、もうひとつ人気材料が加わる。スポンサーとなっている、強い「阪神タイガース」の効果もある。
 810円前後で買って、中心値935円前後で利食う、100円高狙いでよいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 12:47 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月08日

住友金属鉱山 『月足&週足&日足』チャート診断

住友金属鉱山<5713>(東1)

【日足】チャート
1円だけ下回る、一文安値」で底打ちの可能性
5713hi
 日足では、今年の高値は2月29日の2310円。そこから下げて、3月24日に安値1715円をつけ、一旦は2085円まで戻したが、再び下げに転じ、この日、8日には1471円と年初1月22日の安値1472円を1円下回る新安値をつけた。
 この1円だけの安値更新は結構意味深だ。高値の場合は、『鬼より怖い一文新値』、といって嫌がられるが、今度の場合も、カラ売りしている人の立場に立ってみれば、イヤな足だろう。高値から5ヶ月経過し日柄的には整理は進んでいる。この日の安値は底をつけた可能性がある。

【週足】チャート
2006年水準まで「往って来い」で底入れ
戻しても、チャブついている信用買いの売りが上値圧迫の可能性

5713syuu
 週足では、2006年1月〜12月まで1年間モミ合った、1500円の水準まで下げたことで、「往って来い」となった。特に、1月の安値(1472円)に対し、今度の安値は二番底形成とみることができる。
 信用取引の状況は、信用買残が3月の1700〜1800円水準から増えていた。資源株人気で反発を見込んだ買いだったといえるが、結果は不発。このため、信用買いでは珍しい動きだが、ナンピン買いから、現在も増加傾向にある。一方のカラ売りは、音ナシの動き。このため、株価が底入れから戻した場合、信用買いのヤレヤレ売りが早めに出て来る可能性があり、上値を圧迫する可能性がある。

【月足】チャート
1〜3月に「買い転換・売り転換」を繰り返したツケが出る
8078tsuki
 月足では、08年1月に24ヶ月線を切って「売り転換」(転換価格1738)した。しかし、次の2月には再び24ヶ月線を上抜いて「買い転換」(転換価格2255円)した。ところが、3月には、また「売り転換」(同1855円)。このように、1〜3月の方向感のない動きが、シコリを作り、その後の下げを大きくしたといえるだろう。
 月足でも1500円割れから、1300円台は下値のフシ。移動平均線で言えば、6月末時点では、まだ、12ヶ月線が24ヶ月線の上に位置している。つまり、DC(デッドクロス)は起きていないので、今の内に、株価が急反発すれば、株価―12ヶ月線―24ヶ月線、という「順の並び」になるため上昇基調を取り戻すことができる。7月の動きがポイントだ。

【総評】
持ち前の人気性も今期35%減益
4円減配ではエンジン始動せず


5713hp 09年3月期の営業利益が1000億円と35.6%の減益見通しとなっていることが響いている。今年1〜3月頃のマーケットの見方は、09年3月期は1580億円の予想だったから、腰を折られた形だ。資源株の有望株として、あるいは持ち前の人気性から、少しくらいの減益なら逆行高と期待されたが、さすがに3割を越す減益では手が出し難い。しかも、4円減配が水を浴びせるものとなった。PERは10倍前後まで低下してきたが、肝心の業績が停滞では大きくは期待できないだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:30 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月07日

五洋建設 『月足&週足&日足』チャート診断

五洋建設<1893>(東1)

【日足】チャート
4月に30日線抜いて買い転換し65%の上昇
しばらくは下値モミ合いの展開

1893hi
 日足では、4月30日の比較的大きい陽線と出来高増加で30日線を抜いて、「買い転換」(転換価格127円)。6月6日の210円まで65%上昇した。210円で高値となったのは、07年10月12日の217円が上値のフシとして意識されたためとみられる。
 去る6月25日に30日線を切って「売り転換」(転換価格182円)となっているが、その後の安値は162円と、比較的に底堅いといえる。これは、4月30日に続いて、5月16日にも大きな陽線が出ており、この時の終値163円が下値の壁になるとみられているためだ。
 ただ、30日線を直ちに抜くのには無理がありそうで、しばらくは30日線(現在182円程度)を頭にモミ合いが続きそうだ。

【週足】チャート
26週線乖離率40%に拡大で売り方がカラ売りが攻勢
1893syuu
 週足では5月16日の「明けの明星」(大陽線で26週線を抜く)で「買い転換」(転換価格163円)した。6月6日には210円まで上伸、買い転換値から28.8%上昇した。
 高値となったのは、26週線乖離率が40%と、2006年1月以来の水準へ拡大、過熱感が目立ったため。これを見て、200円前後からカラ売りが増えていた。そのカラ売りは160円台まで下げて来たところで買い戻しに転じており、これが、比較的底堅い一因となっている。
 現在、26週線は141円程度。全体相場次第では、ここまで押す可能性もあるが、割り込むことはないだろう。週足では、もうしばらく下値探りの動きとみられる。

【月足】チャート
5月に大きい陽線出たが12ヶ月線抜けず「買い転換」はならず
8078tsuki
 月足では、5月に大きい陽線が出たが、12ヶ月線を抜くことはできていない。さらに6月の月足でも高値では210円があったものの月末では12ヶ月線を抜くことはできなかった。7月末が180円台で引ければ12ヶ月線を抜いて買い転換となるのだが微妙だ。
 さらに上に位置する24ヶ月線(220円程度)を抜くことは到底しばらくは無理。仮に、7月に12ヶ月線を抜くことができないようだと、5月の大きい陽線(始値130円、終値184円)を3分の2くらい埋める150円割れ程度までへの調整がありそうだ。

【総評】
今期の7年ぶり2円復配は利回り0.95%まで買ったことでひとまず織り込む
新規買いは下値が固まるまで様子見


1893hp 業績は2007年3月期を底に急回復している。営業利益でみると07年3月期の46億4400万円が08年3月期88億4000万円、09年3月期予想では114億円(5月16日公表)だ。前期末の1株純資産も219円(07年3月期117円)と向上した。
 今期は年2円配当を表明(5月16日)、7期ぶりの復配となる。羽田沖工事の本格化など期待材料も内包。ただ、今期の復配はほぼ織り込んだとみられる。年2円に対する利回りが6月高値では0.95%と1%以下にまで買い上がったからだ。また、ちょうどPBR1倍まで評価されたこともある。しばらくは、月足、週足、日足からも調整サインとなっているだけに新規買いは下値が固まるまで様子をみたい。
posted by 犬丸正寛 at 12:52 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月04日

星光PMC 『月足&週足&日足』チャート診断

星光PMC<4963>(東2)

【日足】チャート
ボトムから28%上昇で目先調整も下値は乏しい
4963hi
 日足では去る4月18日の268円をボトムに、ジリ高相場。6月26日に343円とボトムから28%上昇、いわゆる格言の『3割高下に向え』、もあって、やや調整の動き。しかし、大きな下げの調整は考え難く、315〜320円のゾーンまでの調整で十分だろう。
 次に上昇へ転じれば、昨年10月26日の359円が第一目標、そこを抜けば2007年6月水準の400円が目標だ。320円前後をめどに押し目買いが可能。

【週足】チャート
陽線連続7本で当面一服、大底確認済みで調整後は400〜420円へ
4963syuu
 週足では、今年4月の安値268円は、2002年12月の262円以来の水準。当時、2分割を実施、その直後の安値だった。そこから、2005年12月の738円まで急騰。今度の調整デハチャートで言う「往って来い」、となったわけで、底値圏に到達した。
 5月16日に13週線と26週線を抜いて買い転換している。ただ、6月27日まで週足で陽線が7本連続したため、週足で2,3本の陰線が予想されるところ。出直れば週足のフシは400〜426円がめど。

【月足】チャート
24ヶ月に接近で一服
早ければ8月にも24ヶ月線抜いて年末に500円も

8078tsuki
 月足では12ヶ月線抜いたが、24ヶ月線は未達。その24ヶ月線は343円どころにあり、6月26日の戻り高値とぴたり一致する。月足では12ヶ月線の315円程度が下値のフシ。
 7月中の24ヶ月線抜けは困難だが、早ければ8月、遅くても9月には24ヶ月線を抜いて本格反騰相場に移るとみていい。月足で24ヶ月線を切った場合でも抜いた場合でもダマシがないので、今度、同線抜けとなれば年末頃には500円が見込まれる。

【総評】
中国向け拡大で今期の営業利益は74.7%の大幅増益
利回り3.1%、PBR0.53倍、中期狙いには好対象


4963hp 紙の腰を強くし印刷のにじみをなくし、あるいはテイッシュペーパーではベタつきをなくするなどの役割を持つ、製紙用薬品の大手。需要の旺盛な中国での売上拡大に力を入れている効果で、2009年3月期の連結業績は、9.4%増収、営業利益74.7%増益の見通し。
 予想1株利益21.2円、同配当年10円、前期末1株純資産592.0円の内容。
 7月4日前場の株価は316円。投資指標はPERが14.9倍、利回り3.16%、PBRは0.53倍にすぎない。中期投資を志す人には絶好の銘柄だ。
posted by 犬丸正寛 at 12:22 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月03日

トピー工業 『月足&週足&日足』チャート診断

トピー工業<7231>(東1)

【日足】チャート
日足はデイトレも悩ますクセの悪さ、300円も下値のフシにあらず
7231hi
 従来から、あまり素直な動きではなく、ややクセが悪いので、短期狙いのデイ・トレーダーにとっても難しい銘柄である。「出遅れ」として買われることが多く、上値のフシを抜いたと思ったら、全体相場安にぶつかるためだ。
 去る6月18日にも、上値のフシ334円(5月19日)を抜いて上に行きかけたが347円で天井となった。これは、日経平均が1万4469円の二番天井をつけた日と同じ。たとえば、新日鉄は5月20日に天井(705円)、をつけており、これよりも1ヶ月遅れて動いたわけで、俗に言う「遅い春」銘柄なのだ。
 下値のフシは300円にあるが、これは当てにならないだろう。4月14日の248円、さらに3月17日の228円を頭に入れておくのがいいだろう。

【週足】チャート
5月16日と6月20日の2本の大きい陽線で信用買いが膨張
7231syuu
 週足の場合は、日足に比べるとクセは悪くないが、やはり全体相場の上げ最終場面で買われるため、もう一歩伸び切れない。たとえば、5月16日の大陽線が出現したが、そのあと週足4本モミ合った。モミ合い直後、急伸した(6月20日)ものの、長い上ヒゲ足となって天井となった。
 現在、26週線は290円前後にある。今週末、終値でここをキープできるかどうかがポイント。仮に、切るようなら230円台まで下げる可能性が強くなる。信用取引では、5月16日の大陽線で信用買いが目立って増加。さらに6月20日の上ヒゲ足でも買残は増加した。今後、この信用買いが処分売りに出てくるのか、押し目買いに出てくるのかが注目点。

【月足】チャート
月足は引き続き24ヶ月線の下での調整が継続
8078tsuki
 月足は、日足、週足に比べ素直だ。特に、24ヶ月を抜いて買い、切って売りのパターンは続いている。このため、同社株については、日足、週足より月足ベースの投資が有効といえるだろう。
現在は、2007年7月に24ヶ月線を切り調整が継続中。今年3月の安値228円では24ヶ月線に対しマイナス乖離率が38%まで拡大したことで底打ちした。6月末の24ヶ月線は390円前後にあり、正直、今の段階では手の届かない位置。このため、引き続き24ヶ月線の下での調整が続く相場である。250円どころまでの下値は見ておくのがよいだろう。

【総評】
PER10倍、PBR0.8倍、利回り2.6%と好内容だが、買われるタイミングが悪く典型的な「逆張り」投資銘柄、300円以下は中期投資買いが有効

7231hp 電炉、自動車ホイール、建設機械部品、電力卸販売といろいろな顔を持っている銘柄。自社製造の電炉製品をホイール、建設機械に使えるコスト面の有利性はあるが、半面、所属ポストが輸送機器でありながら鉄鋼株、あるいは電力株といった側面もあるためアナリストの担当ということでも焦点ぼけになりやすい。
 業績は順調。2009年3月期は20.0%増収、1.6%の営業増益の見通し(5月15日発表)。1株利益30.0円、配当は年8円、前期末1株純資産は371.4円。これで計算するとPER10.0倍、PBR0.81倍、利回り2.64%と指標面の割高感はまったくない。このように、内容は良好だが、買われるタイミングが悪いため、上値追いが難しい銘柄で、典型的な「逆張り銘柄」である。300円を割って下げる場面は中期投資で拾っておく投資戦法が有効だ。
posted by 犬丸正寛 at 11:18 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月02日

明治製菓 『月足&週足&日足』チャート診断

明治製菓<2202>(東1)

【日足】チャート
調整一巡には日柄、率ともやや不十分、一段安を狙う
2202hi
 4月25日に543円で高値をつけて調整に入った。特に、上値のフシとなっていた07年12月の526円、今年2月25日の520円を抜いたことで、一気に上値追いになるかと見られたが、フシを20円余上回ったところでピークとなった。原材料高騰など食品株全体の地合いが悪化したことも響いた。
 高値からの調整は2ヶ月半、下落率は17.5%。調整一巡というには、やや不十分。日柄では高値から3ヶ月の7月後半がメドだろう。下げ率としては20%下げの435円程度か。一段安で狙いで仕込みたい。
 日足での、買いメド=435円、売りメド=485円。

【週足】チャート
週足であと3,4本で整理一巡も、戻り狙いで信用買いが増加傾向
2202syuu
 3月に26週線を抜いて買い転換したが、転換後は日足同様、上値は小幅だった。5月16日には26週線を切り、結局、26週線の上に居たのは週足7本だった。
 現在、調整は週足で9本と、こちらも日柄は不足。週足の場合、11〜13本が一般的なサイクルだから、あと2〜4本の調整は必要だろう。ただ、下値は堅くなりつつあり、仮に、下げても下ヒゲ足となる可能性は強い。日足、同様、突っ込み狙いといえる。
 なお、信用を使った買いが入って来ている。短期資金が戻りを狙って買い始めたようだ。一方、カラ売りは高水準のままだ。
 週足での、買いメド=430円、売りメド=490円。

【月足】チャート
36ヶ月線割った2001年のケースでは底打ちまで月足16本、今回はまだ9本、値幅整理はほぼ一巡だが日柄整理が必要
8078tsuki
 月足の動きは、あまり良くない。特に、「大回り3年」に匹敵する「36ヶ月線」を切ってからの調整は不十分。2007月10月に大陰線で36か月線を切る、「暮れの明星」足で「売り転換してから、まだ月足9本にとどまっている。
 前回、2001年7月に、36ヶ月線を切ってから、底打ちまでの月足本数は16本だった。ただ、前回は36ヶ月線を切ってから月足9本目では33%の下落率だったが、今度は、同じ9本では10.7%にとどまっており、今度の調整は底堅いと言える。
 今年1月の安値423円に対する二番底形成と見ておいていいだろう。
 月足の、買いメド=423円、売りメド=540円。

【総評】
抗うつ薬承認などに期待すれば中期での下値拾いは可能
2202hp 36ヶ月線を切った2001年当時の業績と今を比較する。当時、2002年3月期は営業利益130億4200万円、1株利益15.2円、配当年7円。現在、2009年3月期予想では営業利益は110億円(13.6%減少)と当時を下回る。1株利益は17.2円と当時をやや上回る程度。配当は同じ年7円。
 当時のPERは40倍程度、現在は26倍程度。PERから見る限り、大きな下値はなさそうだ。抗うつ・抗菌薬の承認接近期待などを評価すれば、上値は買い上がるのは難しいが中期での下値拾いは可能といえる。
posted by 犬丸正寛 at 09:19 | ちょっと気になる銘柄

2008年07月01日

ダイワボウ 『月足&週足&日足』チャート診断

ダイワボウ<3107>(東1)

【日足】チャート
30日線とはまったくダマシのない動き、そろそろ「下値のフシ狙い」買いが可能
3107hi
 30日線との関連では、実に、きれいな動きとなっている。4月4日に大きい陽線で30日線を抜いて買い転換(262円)して、5月7日に307円まで上昇。5月20日に同線を切って売り転換(274円)、6月30日には227円まで下げている。30日線を信頼した短期売買ならダマシのない動きといえる。
 現在は、株価228円に対し、30日線は265円どころにあり、売り転換のままで、新規に買うところではない。ただ、4月の水準220円前後まで、ほぼ往って来い、となってきたので、「下値のフシ狙い」で買うことはできる。

【週足】チャート
夏場安値の冬場高値の習性、210円台あれば絶好の仕込み場
3107syuu
 週足では2007年9月の安値203円に対し、2008年3月の208円で「二番底」をつけているのが、目を引く。上値も300円前後が壁となっており、200〜300円の往来相場と捉えることもできる。
 もう一点、夏場に安値、冬場に高値をつけている特長がある。2005年12月〜2006年1月に898円の高値、2007年は2月の423円がその年の高値。今年も1月の375円がこれまでの高値となっている。「鳥インフルエンザ」関連の人気を持っていることが背景としてあるだろう。210円台まであれば好仕込み場といえるだろう。

【月足】チャート
今年秋にも久々の24ヶ月線抜けも予想される、先行き大きい相場の可能性を秘める
8078tsuki
 2005年に250円前後から月足2本で898円(05年12月)まで急騰。現在は、その調整場面。信頼度の高い「24ヶ月線」との動きで見ると、2003年5月に同線を抜いて、「買い転換」(102円)して、2005年の898円まで急騰した。同線を切ったのは2007年2月(355円)で、現在まで同線の下で動いている。
 月足では、週足と同様に下値が固まっている。しかも、24ヶ月線が急速に下降に向かっているため、今年の秋には抜く可能性が強い。そうなれば、2003年以来の買い転換ということになり、かなり大きい相場の可能性がある。

【総評】
鳥インフルエンザ関連人気内包、「全員参加型の人気株」
3107hp 2009年3月期の営業利益は7.1%増益の予想。1ケタではあるが、減益ではない。1株利益は11円、配当は年3円。とても、指標では買えないが、人気性はすばらしい。とくに、特定の仕手が絡むのではなく、全員参加型の人気株という特徴がある。
 鳥インフルエンザで、抗菌布の開発に成功しており、東南アジアに進出している日本企業の現地派遣社員に抗菌マスクを配布する動きもあるという。
posted by 犬丸正寛 at 12:19 | ちょっと気になる銘柄

2008年06月30日

森精機製作所 『月足&週足&日足』チャート診断

森精機製作所<6141>(東1)

【日足】チャート
高値からの下げで「三空」が出て、目先は底打ち近い、短期で戻り狙える
6141hi
 1月22日の1500円をボトムに6月6日の2220円まで日足で93本の上昇、上昇率は48%だった。1500円で底打ちしたのは30日線とのマイナス乖離率が25%に拡大したため。2220円で高値となったのは、過去のピーク打ちと同じ乖離率10%となったためだ。
 27日までで高値から18.8%の下落率と、やや下げは物足りない。目先は、4月14日の1753円がフシとみていいだろう。また、高値後、マド空けを3つやっており、「三空」となっているため、短期なら一段安で狙える。

【週足】チャート
大きい陰線で26週線切り「売り転換」、目先戻りあっても上ヒゲ足の公算
6141syuu
 6月27日に大きい陰線で26週線を切り、「売り転換」。5月9日にも同じ動きがあったが外国人買いもあって持ちこたえたが、今回は厳しいだろう。目先は5月と同じように戻しを試すだろうが、上ヒゲ足で終わる可能性がある。
 仮に、2000円のフシが重いと判断されると、一気に一段安につながる可能性がある。日足では短期で戻りを狙うことができても、週足では上値買いは難しそうである。週足対応では見送りが賢明。

【月足】チャート
高値から月足6本で底打ちしたが、同じ6本でどこまで戻れるかが勝負、動き鈍いと1月安値更新もあり得る
8078tsuki
 高値は07年7月の4130円、そこから08年1月の1500円まで月足6本で63.6%の下落率。下げと同じ本数6本は7月だが、これまでの動きでは鈍い。恐らく、安値から6本経過したところでもたいした戻りにはなっていないだろう。
 12ヶ月線と24ヶ月線は共に2880円どころにあり、今の株価水準より1000円も上。本来なら、移動平均との開きに注目して高値と安値の中間水準2800円まで戻してもよいところだが、その元気さは見られない。
 月足だけで言えば、1月の安値1500円は未確認の状態で、1000〜1050円まで長期では見に行く可能性もある。

【総評】
今期2ケタ減益は頭を押さえるが、指標は割安で短期的には下値拾って反発で利食う戦法が有効

6141hp 四季報が発売となった6月半ば頃から下げてきた。四季報春号(2集号)では09年3月期の営業利益は340億円予想だったが、夏号では280億円へ減額となっている。前期比10.2%の2ケタ減益予想。これは響いている。
 さらに、今後、円高となればさらに厳しい。PERは10.9倍、利回りは2.7%、PBRは1.3倍と投資指標面では割高感はない。このため、目先的には短期急落だけに戻りが見込める。しかし、今期の2ケタ減益は、やはり頭を押さえることになるので、下値を拾って、戻りは素早く利食う動きの早さが必要。
posted by 犬丸正寛 at 09:41 | ちょっと気になる銘柄

2008年06月26日

ホンダ 『月足&週足&日足』チャート診断

ホンダ<7267>(東1)

【日足】チャート
「2段上げ途中か」、「3段上げ終了か」、見方の分かれる場面
カラ売りのタイミングも探るところ

7267hi
 日足では、3月18日の2610円をボトムに上昇に転じ、6月6日には3910円まで49.8%上昇した。30日線に対し乖離が少し大きくなると調整するため過熱感はない。
 ただ、日足チャートで「3段上げ」とみるか、「2段上げ」とみるか、見方の分かれるところに来ている。30日線を抜いた4月17日からが上げ相場と見れば、まだ2段上げ途中だが、30日線を抜くまでの上げを1段上げと見れば、既に、3段上げが終了したことになる。
 答えは、難しいところだが、株価が教えてくれる。仮に、6月6日の3910円で止まるようなら3段上げ終了を確認したことになり、同時にダブル天井形成となる。抜けば4000円乗せが期待されるが、可能性としては7対3で、「ダブル天井」の可能性が強い。可能性3割で抜いたとしても4000円は天井と見られるので、ここは危ない橋を渡る必要はないだろう。むしろ、カラ売りのタイミングを見つけることではないだろうか。

【週足】チャート
GC示現だが手放しに喜べない、昨年はGCで急落の経緯、カラ売りも着実に増加
7267syuu
 週足では、4月25日にマドを空けて13週線を上抜き、ここで相場が買いに転換した。続いて5月2日に26週線を抜いて上昇相場確認となった。ただ、気になるのは高値3910円まであったが、4000円をつけそこねていることだ。2007年2月にも5000円をつけ損ねて反落した経緯がある。
 また、6月13日に13週線が26週線を抜いてゴールデンクロスを示現していることもフシとして見ておきたい。一般的にGCが出ると、一旦、調整となることが多く、特に、同社株は2007年7月にGCが出てから急落に転じた、悪い印象がある。
 こうした背景もあってか、カラ売りの残がジリジリと増加に転じている。一方で信用買残は減っているので、見た目には取り組み好転といえるが、手放しで取り組み接近を許容はできない。買い方としては深追いは慎みたいところだ。

【月足】チャート
12ヶ月抜いたが、業績との関係が深い24ヶ月線には未達
8078tsuki
 6月がこのままの株価水準で取引を終えれば12ヶ月線(3350円)抜くだろう。短期的には買い転換である。しかし、業績との関係が深い24ヶ月(3950円)はまだ抜いてはいない。6月6日に3910円まで買われたが、それ以上、上に行くことが出来なかったのも24ヶ月線がアタマを押さえたからだ。
 今後は、業績を吟味した上での投資が重要となってくる。

【総評】
安値から5割高だが、今期は営業益32%の大幅減益
個人投資家には不向きな投資局面


7267hp 同社の2009年3月期は営業利益が31.9%減の6500億円の見通し。にもかかわらず、底値から5割も上げたのは、東南アジア、国内市場で車の販売が順調ということをハヤしている。しかし、まもなく集計となる第1四半期の実績によって、通期が増額となるかどうかがポイント。
 アナリスト−−機関投資家・外国人投資家のラインでは、「予想より良い、悪い」で値動きを取ることはできるだろうが、個人投資家にとっては、仮に少し暗い予想より良くても、増益にならない限り減益は減益である。大事な自分の資産である個人にとっては、小さなアヤより、決算期ベースで増益となり、その結果,24か月線を抜いて上に行くような相場でないと着いてはいけない。機関(期間)投資家は他人のお金であり、損をしてもゴメンナサイで終わるのだ。
posted by 犬丸正寛 at 14:41 | ちょっと気になる銘柄

2008年06月25日

キヤノン 『月足&週足&日足』チャート診断

キヤノン<7751>(東1)

【日足】チャート
マド開け目立ち気迷い相場
7751hi
 日足では5月14日に5500円へ乗せて以降、5500円を挟んだモミ合い相場。この間、5月21日、5月30日、6月9日にはそれぞれ「マド開け」をやっており、大型株には、やや似つかわしくない動きだ。しかも、通常はマド開けすると、その方向へ急速に動くものだが、その動きもなく、ひとことで言えば気迷いの動きだ。
 日足では動きが煮詰っているため、一旦、上に放れる可能性が強い。しかし、6月2日の5820円を抜いて上に行くだけの力もないとみられる。5500円カイの5800円ウリの短期売買対応だろう。

【週足】チャート
日柄的にそろそろ戻りいっぱい
7751syuu
 週足では、3月28日に13週線を抜き、4月18日に26週線を抜いて、それぞれ「買い転換」している。ただ、26週線を抜くときの動きが「かろうじて抜いた」という弱弱しいものだったため、その後の戻りはジリ高にとどまっている。
 既に、3月の安値(4100円)から3ヶ月を経過し、日柄的には、そろそろ戻りいっぱいのところへ来ている。特に、安値から直近まで週足14本中、陽線が10本も含まれており、「陽線数の割りには動きが鈍い」ということも言える。日足と同じように週足でも5820円を抜くのはしばらくは無理だろう。

【月足】チャート
二晩底をつけに行く動きを見ておく所
8078tsuki
 月足では2007年6月に7450円と買われ、分割の権利を埋めたところで天井をつけ、今年3月の4100円まで急落した。気になるのは08年2月から月足陽線数が5月までで連続4本となっていること。陽線数の多いことは必ずしも悪いことではないが、陽線という気分のいい割には動きが鈍い場合、上値限界の評価につながりやすい。
 現在は12ヶ月線にアタマを押さえられている場面。仮に抜いたとしても、24ヶ月線が6000円前後で待ち構えている。個々を抜くのは厳しそうである。月足では二晩底をツケに行く可能性があると見ておくところだろう。

【総評】
営業減額が頭を押さえる、日足で短期売買程度

7751hp 四季報最新号では、09年12月期の営業利益は前回号の8000億円から7700億円へ減額となっている。海外の景気悪化の影響が出始めているようだ。絶好調で走ってきただけに、「減額」という言葉が使われることは株価にとってマイナス。チャートでは日足で短期売買が可能な程度で、週足、月足はよくないので中期投資は見送りがいいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 18:45 | ちょっと気になる銘柄

2008年06月24日

ニトリ 『月足&週足&日足』チャート診断

ニトリ<9843>(東1)売買単位50株

【日足】チャート
「新値3本足」陰線5本で調整は最終場面
9843hi
 日足では、大きく見れば5000円前後から6000円前後の往来相場である。上値は4月7日の6100円と4月16日の6090円でダブル天井を形成。一方、下値は2月から3月にかけて5000円割れを数回つけているため底値を確認している。
 現在は6000円台からの調整局面で5500円を挟んだ「中段保合い」。非常に値もちがよいので、従来の安値圏(5000円割れ)には行かないだろう。「新値3本足」チャートでは、現在は陰線5本。従来の動きでも陰線数5本で調整は終わっているので、現局面は底とみていい。ただ、新値3本足が陽転(買い転換)するには終値で5700円以上が必要であり、今しばらくはモ合いが必要だろう。

【週足】チャート
3月に「明けの明星」で買い転換、出番待ち
9843syuu
 週足でも同じように5000〜6000円のモミ合いである。ただ、日足と違うところは、去る3月21日に大きい陽線で26週線を抜く「明けの明星足」が出て買い転換していることだ。その後、伸び切れずモミ合っているが、しかし、26週線で下げ止っており非常に底堅い動きであり買い転換足が崩れているわけではない。
 2006年2月の2分割後、2年半にわたってモミ合っており、日柄的には新株の打ち返し売りは十分吸収できている。中期7000円相場を見込んでよい。

【月足】チャート
「月足・中間値」の上で推移し買い方有利の展開
8078tsuki
 月足での動きは高値が2007年8月の6620円、安値が2006年11月の4160円。この「中間値」が5390円で、6月23日現在では5420円と中間値を上回っている。株価が中間値を上回っていれば、買い方が有利の情勢と判断できる。
 上値が期待できる足どりだが、ただ、第一目標としては2007年8月の6620円。仮に、個々を一気に抜けることができないようだと、二番天井となって、より大きなモミ合い相場へ移行する可能性がある。抜けば月足なら7500円程度が見込めるだろう。

【総評】
「お値段以上ニトリ」のCMで人気、今期は22期連続の営業増益

9843hp 最近、『お値段以上ニトリ』、というテレビ・コマーシャルが目を引く。本社は札幌だが家具を全国展開する大手で自社企画による海外からの輸入が7割を占め、品質がよく価格も割安となっている。業績は絶好調で2009年2月期で営業利益は22期連続の増益見通しだ。
 予想1株利益283円でPERは19倍。22期連続増益の業績を考えればPER25倍の7075円程度はあてえもおかしくない。
posted by 犬丸正寛 at 15:20 | ちょっと気になる銘柄