2008年05月09日

トヨタ自動車 『月足&週足&日足』チャート診断

トヨタ自動車<7203>(東1)

【月足】チャート
戻りの鈍さが気掛かり、24ヶ月線自体が下降に転じ悪材料には敏感へ
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 24ヶ月線との関係ではダマシのない素直な動き。2003年8月に3220円で24ヶ月線を抜いて「買い転換」し、2007年10月に同線を6570円で切るまで上昇相場を続けた。途中、2007年2月に上場来高値8350円をつけた。
 仮に、買い転換値の3220円で購入して高値8350円近辺で売却したら2.6倍の値上がり。売り転換値段の6570円で売却だったとしても2.0倍の値上がりだった。24ヶ月線との関係を素直に信じて投資していれば成果は大きかった。
 もっとも、高値圏(8350円)での売却は難しいとの指摘もあるだろうが、24ヶ月線乖離率を使えば可能であった。なぜなら、2007年2月時点の乖離率は40%と、1996年12月、2000年4月以来の水準に達していたからだ。
 現在の株価は、24ヶ月線の下に位置している。ただ、今年4月の安値4800円は下方乖離率が約25%で一応底値に届いている。「買い転換」するには6570円どころにある24ヶ月線を上回ることが条件だが、5月9日の終値5300円から見ると期待できない。
 それどころか、逆に戻りの鈍さが気掛かり。今後、24ヶ月線自体が下降に向ってくるだけに上値圧迫材料となる。もしも、円高進行、世界景気のよりいっそうの悪化などの悪材料が出ると敏感に反応することが予想され、先行き安値を更新する懸念も残っている。


【週足】チャート
ローソク足では一応底入れだが、「終値足」では底入れは未確認の状態
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 2007年3月に8350円の高値をつけ、その後、何回かの戻り高値を結んだ、いわゆる「上値抵抗線」に沿った下げ相場が継続。26週線との関係でも、2007年4月に7400円を切って「売り転換」して以降、下げサインが点滅したままである。
 特に、週足での特徴は高値圏で、「大きい陰線」が出ると、それをきっかけに本格的な下げになっていることだ。2007年3月、2007年8月、2008年2月の陰線がそれに当てはまっている。
 4800円ではローソク足ではダブル底を形成し一応は底値に届いている。しかし、週末「終値」でみれば、ダブル底にはなっていないところが心配な点である。通常はローソク足、終値足の両方でダブル底をつけるものだが、この点、同社株については底入れ確認とは言えない状況にある。


【日足】チャート
目先は短期売買で成果、30日線の5140円が下値のフシ
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 日足では、素直な月足とは違ってややクセが悪い。2007年2月27日の高値8350円をつけてからの下げでは、何回か30日線を抜く場面はあったものの、ほとんどダマシだった。
 現在は4月17日に30日線を5010円で抜いて「買い転換」し5月7日には5590円まで戻した。一応、この局面では短期売買は成功だったといえる。9日は5300円と急反落だが、目先は30日線の5140円前後で下げとまるかどうかがポイントである。


【総評】
底堅いが月足の弱さが気掛かり、先行きの業績を睨む展開

 週足、日足では直ちに下へ行くという動きではないが、中長期の動きを表す「月足」チャートの動きが弱いのは気掛かり。9日は2009年3月期の営業利益30%減益が発表となったが、今後、ガソリン価格の急騰が続き国内の車販売が減少。海外でも景気下降の影響が出てくるようだと、先行き安値更新もナシとは言い切れない。
posted by 犬丸正寛 at 16:11 | ちょっと気になる銘柄