2008年05月08日

酉島製作所 『月足&週足&日足』チャート診断

酉島製作所<6363>
風力発電、水力発電、バイオますガス発電など新エネルギー拡大で業績絶好調

【月足】チャート
過熱感から要休養だが、下値切り上げで上昇相場は不変
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 500円を挟んだモミ合いを1998年8月〜2004年1月まで長期にわたって続けていた。2006年3月期の黒字転換を契機に上昇相場を開始。今年4月には1988年の上場来高値1900円を抜いて1980円と20年ぶりに高値を更新した。2000円の手前で頭を打ったが、これは24ヶ月線との乖離率が過去最高の60%にまで拡大し過熱感が顕著となったことがある。また、2007年7月に続いて今年4月の月足が長い「上ヒゲ」となったことも調整気分台頭となっている。
 しかし、「月足・終値」でみれば、下値を着実に切り上げる動きとなっており、相場の基調は非常に強い。2000円をつけなかったことは、むしろ相場に余韻を残した形で、しばらく休養の後に2000円台へ乗せてくるだろう。

【週足】チャート
26週線乖離率が縮小し出直りは近い
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 2007年7月に高値1846円をつけた時点での「26週線乖離率」が40%と、1999年7月以来の水準に達した。その後、今年4月に1980円と高値を更新したわけだが、この時の乖離率は20%弱にとどまっていた。このため人気的には、今年4月より昨年7月相場の方が高人気だったといえる。実際、昨年時点での出来高がはるかに多く、このときに、売り物をほとんど消化したと判断できる。2007年3月期には13.0%あった外国人持株比率は昨年9月中間期末では6.7%にまで半減している。
 現在は26週線乖離率が10%を切るところまで縮小し過熱感はなくなった。出直ってくれば売り物が枯れているため値動きは軽くなるだろう。2000円台に乗せてくるものとみられる。

【日足】チャート
クセやや悪いが、調整一巡から反転上昇見込める
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 日足の動きは、あまり素直とは言えない。30日線を抜いても、それほど大きく上がないし、切っても大きく下げるわけでもない。短期売買には難しい銘柄といえる。大阪府高槻市に本社を置く関西系銘柄ということで馴染みの薄いことも原因といえる。
 ただ、30日線に対し乖離率が20%となったところは、2007年7月(1846円)、2007年9月(1703円)、2008年1月(1677円)といずれも株価の目先高値になっている。4月に1980円と買われた時の乖離率は10%だったから過熱感はなくシコリもほとんど無いとみていい。現在、30日線を若干割り込むところまで下げており、過去の動きからみれば反転して出直り場面が近いとみられる。

【総評】
2008年3月期の大幅増額修正で20年ぶりに上場来高値を更新
正式決算発表を機にいよいよ2000円台乗せ期待強い


 2008年3月期はまもなく発表へ。それに先立って、去る4月28日に上方修正を発表している。売上高は前回予想を73億円上回る473億円(07年3月期364億400万円)、営業利益も従来を8億3000万円上回る26億3000万円(同8億5200万円)と好調だ。
酉島製作所ホームページ この上方修正を織り込む形で4月16日に1980円の高値をつけた。ポンプの大手だが、風力発電システム、小水力発電しすてむ、木質バイオマスガス発電システムなど、「新エネルギー」を積極に展開している。前期ベースの推定1株利益は53.6円(07年3月期は24.7円)でPERは33倍。割安とは言えないが、新エネルギーの時流に乗り、業績変化率も大きいだけに正式な決算発表で見直されてくるとみられる。
 ただ、2009年3月期の1株利益が微増程度なら2000円台乗せがあったても上ヒゲ足となる可能性はある。
posted by 犬丸正寛 at 16:31 | ちょっと気になる銘柄