【月足】チャート
2000円割れ水準で底値確認の強い足、4月「買い転換」なら2006年4月の2870円を目指す
<2003年7月に1425円で24ヶ月線を抜いて「買い転換」、2007年7月に2175円で同線を切って「売り転換」するまで上昇相場を続けた。現在は24ヶ月線の下に位置し調整局面。
しかし、月足で注目されるのは、2000円割れを2007年8月(安値1912円)、9月(安値1912円)、10月(安値1965円)、2008年2月(安値1960円)、3月(安値1964円)と、5度にわたってつけているが、そのまま下に行かなかったことだ。そのため、「2000円割れ水準は底値」、との判断で一致。ここ、業績好調を手がかりに急速に出直り、この日(30日)、2380円以上で引けると「4月・月足」は24ヶ月線を上抜いて「買い転換」となる。2006年4月の2870円を目指すだろう。
【週足】チャート
信用買残増え短期資金が流入、先ずは2500円ノカベに挑戦

先ず、第一に注目されるのは「信用買残」が、3月後半から増加に向かっていることだ。一般に信用買残の増えることは、マイナスと受け取られているが、逆である。信用取引を使える投資家は経験豊富で、相場の先行き見通しに、かなりの自信を持っている。松下電器に信用買残が増えてきたことは、月足でも触れたように、2000円割れで下がらなくなり、上昇に転じるとの読みが働いているためだ。
同社株の週足は、昨年11月以降、26週線を挟んだモミ合いとなっている。この間、買い転換が3回、売り転換が4回と、かなり目まぐるしい。しかも、ダマシ足が目立つ。現在の26週線自体は2200円どころに位置しているので今週は26週線を上回って、買い転換となることは間違いない。
上値には、2500〜2650円にかけてかなり厚いカベがある。仮に、その水準を抜いたとしても次は3000円のカベが待ちかえる。信用買いという足の速い短期資金中心では、こうしたカベを抜くことは無理であろう。外国人投資家、国内の機関投資家等の腰の入った現物買いが入るかどうかが、上値を占う材料となろう。今の段階では、サブプライムでやられている外資にはその元気はなさそうだ。
【日足】チャート
一方通行の動き目立ち、一旦は吹き値売りも

日足では、1部上場銘柄とは言い難い、荒い動きが目立つ。上げ下げ、一方通行的な動きを見せている。このため、デイトレーダーにはぴったりの銘柄であろう。
昨年12月6日の2380円と、12月4日の同じく2380円でダブル天井をつけていた。今日は2395円とダブルトップを抜いてきたため、日足での次のフシ2650円(昨年10月13日)を目指すものとみられる。ただ、指摘の通り、日足では一方通行も動きが強いだけに、吹いたところは目先天井の可能性がある。
長期なら新生「パナソニック」背景に勝ち組家電として
2000年の上場来高値3320円更新が期待できる
【総評】
決算発表で、09年3月期も増益が明らかとなった。少子高齢化などで、国内需要が縮小となる中で、家電業界の再編が進行する方向にあり、同社が「家電の雄」として、勝ち組の強さを発揮する方向にある。このため、長い目で見れば、今年秋の「パナソニック」への社名変更を契機に、長い間、言われてきた「マネシタデンキ」から決別し、家電2番手から世界の家電メーカーとして生まれ変わり、2000年3月につけた上場来高値3320円を更新するだろう。ただ、一気にそこまではマーケットの地合いが悪く、上値のフシも多いだけに、長期で下値を切り上げる動きだろう。









