【月足】チャート
24ヶ月の上に位置し2003年6月以来の上昇相場継続

2003年6月に833円で24ヶ月線を上抜き、「買い転換」して以降、現在も24ヶ月線の上に位置している。同業の伊藤忠が2007年12月、丸紅は2007年11月にそれぞれ24ヶ月線を切り、売り転換しているのに比べると、同社株の強さが目立つ動きだ。(ただし、ここで言う、転換とは24ヶ月線を月末の終値で上抜く・下回る、ことを条件としている)。
三菱商事も24ヶ月線を切りそうになった「危ない場面」はあった。2007年11月のことだった。瞬間、2245円の安値まであり、前月10月の終値3060円に対し815円も下げた。このままなら当然、売り転換となるところだったが、終値では24ヶ月をわずか20円上回り、売り転換を免れた。結局、長い「下ヒゲ足」となって下値抵抗力のあることを示すものとなった。このことが、4月に入って3600円台まで買われる背景となっている。
今後の見所は、2007年10月につけた上場来高値3810円を抜くことができるかどうかである。抜けば4000円台は十分に見込めるが、抜けないようだと「ダブル天井」となる。とくに、24ヶ月線自体が上昇して、高い位置にまで来ているので、その場合は、24ヶ月も割り込む調整が予想される。5,6月の月足から目が離せない。
【週足】チャート
ダブル天井の可能性も残るが、カラ売りも仕掛け難い局面

週足では2007年6月以降、概ね、3000円を挟んだ上下700〜800円幅の往来相場。26週線との関係では、上方乖離率20%で天井、下方乖離率20%で底値の動きとなっている。現在は26週線に対し11%程度の上方乖離率で、過熱感はない。仮に、現在の26週線に20%乖離率を当てはめて上値を測定すると3770円程度となる。昨年11月の高値3810円には、過去のデータ上では届かないことになり、週足でのダブル天井の可能性も出てくる。
この時点で、買い方が短兵急に上値を買うようだと高値更新は難しい。仮に、抜いたとしても「鬼より怖い一文新値」の恐れもある。とくに、26週線自体がまだ下向きの状態にあるため、「26週線自体が上向き」となる6月頃まで待ってから上値を追う動きなら高値更新から4000円が見込まれる。参考までにカラ売りの「売り方」を見ると、若干、売残が増加しているが、それ以上一気に増えないところをっみれば、「どのような形で天井形成をするのか」を見詰めているものといえるだろう。
【日足】チャート
動き良好で4000円台の可能性強い

去る3月28日に30日線を上抜いて(3020円)以降、買い転換し上昇が続いている。ただ、4月15日に3630円と買われた時点で、30日線との乖離率が15%に達し、「過熱」サインを出している。その後3400円まで小幅調整し23日には3640円と出直ってきたが、現在の乖離率は5〜6%まで下がって、過熱感は薄れている。現在の30日線の15%乖離率を当てはめると4050円程度の上値計算値になってくる。日足の動きは非常に強く、弾みがついているので一気に4000円へ行く可能性が強い。
【総評】
資源価格高止まり背景に好業績で押し目買い可能
三菱商事(8058)の2009年3月期の連結純益は6000億円(前期推定に対し46%増)と伝えられた。この材料で日足が強い動きとなっている。原油価格の高止まりに最近は食糧価格の高騰で、とくに、資源エネルギーに強い同社にとって環境は悪くない。「世界景気悪化で、商社の業績悪化が予想されたが、少なくとも資源価格の高止まりが続いている間は業績は良好が見込める」とのマーケットの見方だ。また、「総合商社首位の三菱商事の株価が上昇することで、シコリの多い、一連の商社株の救済にもなり、マーケット参加者は全員が上げ賛成だろう」との期待だ。結論としては、5,6月中に4000円台に乗せる可能性が強いといえるだろう。








