IHIが約6000万株の大量の売り物を浴びている。08年3月期の営業利益を62.5%増の400億円と予想していたが、170億円の赤字に転落すると発表したためだ。
事前に情報が流れてインサイダーの疑惑がなかったかどうか。前週末(金)、9月28日の株価は寄り付き375円、高値376円、安値358円、終値361円、出来高2461万株という動きだった。同社株にとっては比較的大きな陰線だったことが少々、気になる。
その点はさておいて、今度の件で、海外での事業拡大にはリスクが大きいということだ。日本は少子高齢化で需要が停滞、むしろGDPは減少する懸念さえあり、日本企業はこぞって海外進出を強化している。企業は生きていかなくてはならないから、それはやむを得ないことだが、商慣習も生活スタイルも異なり、今回のIHIでは人手不足や欠陥工事によって多額の損失が出たという。同じようなことが進出企業にも発生しないとは言えない。
活気のある中国も、オリンピックが終了すれば、社会的な不満が噴出する可能性もあり、今はオリンピック前で日中の関係は良好だが、終わったら果たしてどうなることか。
今年、ブルドックソースで外国ファンドが敗退して以降、外国人持ち株比率の大きい銘柄は敬遠された。今度は海外比率の大きい銘柄はしばらく敬遠されるだろう。
2007年10月01日
海外事業比率の高い銘柄はひとまず敬遠
posted by 犬丸正寛 at 11:03
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