当面、日経平均は、去る8月17日につけた1万5262円を割ることはないが、中期的にみれば1万3000〜1万4000円の下値を予測しておくことが必要だろう。
一番の視点は、チャートの動きからみて1段下げで終わる可能性は極めて小さく、2段下げの可能性を含んでいることだ。日経平均の直近高値1万8295円(7月6日)から、8月の今回の安値までの下げが1段下げである。今後、6ヶ月の期間、この8月安値を割ることがなければ、2段下げは回避される可能性はある。
しかし、@新日鉄に代表されるように、大型株には期待が強かった分、上値でのシコリが相当量残っているため需給関係が悪い、A景気がこれから悪化する可能性が強くなってきた。アメリカの非農業部門の就業者数が8月は遂にマイナスに転じた。続いて、中国のオリンピック特需がまもなくピークアウトする。先に行くほど景気の悪化が顕著となる。B政治は本来は売り材料とはならないが、自衛隊派遣で、日米関係が悪化すれば売り材料となる。とくに、外国人投資家はブルドックソースで敗退して以降、日本株を売りたい方向と見られている、C企業々績に円高がマイナスとして働く。内需に支えるだけの力がなく、企業々績の頭打ちの懸念が強い、事などを考え合わせると、明るい見通しは持ちにくい。
もっとも、直ちに、景気企業々績が悪化すわけではないから、しばらくは持ちこたえるだろう。
高値期日の来る年末から年初には2段下げに入って行く心配が強い。06年6月の1万4045円が次の下値のフシ。さらに、実態が悪くなれば05年10月の1万2996円を考えておいたほうがいい。『中間選挙の翌年はNYダウは高い』、という格言は先の1万4000ドルで達成した。
2007年09月11日
当面は8月安値がボトムだが、先行きの2段下げ相場を考えておくほうがよい
posted by 犬丸正寛 at 13:37
| 株で見る世の中









