相場格言

2007年08月15日

東証が9月3日に種類株市場創設、応える第1号は伊藤園優先株市場は今や世界の常識、個人投資家に高利回り運用の道を開く

 9月3日に、東京証券取引所に「種類株市場」が誕生する。われわれに馴染の深いのが通常に売買されている「普通株」。これに対し、種類株の代表的なものに「優先株」がある。これが、9月3日から売買される。優先株の第1号は、あの「おーいお茶」で知られる伊藤園(証券コード番号2593)。
 優先株をひと言でいえば、株主総会において議決権はないが配当が普通株より25%多いことだ。個人をメインユーザーとする同社が、株式の面でも個人投資家に多くの配当金を出すことで喜んでもらおうという、つまり、「個人に温かい会社である」、ということだ。
 この優先株、外国ではポピュラーな存在だ。海外では日本のような株式持合いがなく、伝統的に個人投資家を大切にする考えがあるからだ。優先株市場の時価総額は、マーケット全体の時価総額に対しアメリカで9.3%、ドイツ14.7%、イタリア3.2%、スイス18.9%、スエーデン71.1%、デンマーク46.1%。
 今回の伊藤園の優先株は、普通株1株に対し0.3株が無償でもらえる。8月27日が権利が発効できる最終日だから、それまでに伊藤園の株(いうまでもなく普通株)を買っておけば配当の良い優先株をもらえる。ちなみに15日前場の株価は3580円、売買単位は100株だから投資金額は35万8000円。もちろん、無償権利が落ちる(なくなる)28日には、現在の株価のままとして計算すれば0.3株分の権利落理論株価は2754円。
 優先株の08年4月期配当は年48円(普通株は年38円)で、優先株利回りは1.74%(48円÷2754円、%)となる。さらに、100株当り2000円相当の株主優待品もある。これをカウントすれば、国債利回り10年物1.70%(14日)を上回り、個人にとっては、嬉しい高利回り金融商品ということになる。
 種類株市場を創設した東証、その第1号として応える伊藤園。日本も個人投資家中心のマーケット定着を目指して9月3日に優先株の売買が始まる。


posted by 犬丸正寛 at 11:33 | 株で見る世の中

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