2007年06月15日

「責任共有制度」が10月スタート、倒産が増える心配

 今年10月から、「責任共有制度」が、スタートする。簡単に言えば、中小企業者への融資に対し、信用保証協会が100%負担を負っていたが、10月からは金融機関が20%負担を負うことになるというもの。
 仮に、融資を受けていた企業が経営不安に見舞われ、資金の回収が不可能となった場合、従来は、銀行が信用保証協会へ全額、代位弁済を請求できた。しかし、これからは、銀行自身に20%の負担が生じる。
 何が起きるか。これまで、銀行は無審査的なスタンスでよかったが、これからは、審査が厳しくなる。
 土地などの不動産を持たない中小・零細企業は、保証協会に頼ってきたため、これからは、かなり深刻な状況となることが予想される。
 景気が回復し、デフレが終わったという認識があるのだろう。しかし、今年5月の全国ベースの企業倒産は約1020件と今年最多を記録するなど、中小・零細企業には厳しい状況が続いている。
 格差問題がいわれている折、夏の参議院選挙には影響はないのだろうか。
posted by 犬丸正寛 at 12:34 | 株で見る世の中