来年は、干支(えと)の締めくくり「亥年」――。
北浜の駆け出し時代、干支と相場についてよく耳にしたものだ。完全には覚えていないが、次のようなものだった気がする。
「子(ね)ちょろちょろ」「丑(うし)ゆっくり」「寅(とら)千里を往きて千里を帰る」「卯(う)跳ね」「辰・巳(たつみ)天井」、「午(うま)尻下がり」、「羊(ひつじ)静かに」「申酉(さるとり)騒ぎ」「戌(いぬ)吠え」「亥(い)進む」。
●子年=チョロチョロと方向感の定まり難い相場展開。現在なら、ネット使った小幅取りが有効。
●丑年=悪材料の中でも、ジリジリと下値を切り上げる相場。これと決めた銘柄を現物でじっくり投資を。
●寅(とら)=トラは一日に千里を往って千里を返るといわれる。上昇した相場も気がついてみたら元の位置まで下がっている。つまり、相場用語の「往って来い」相場。吹き値売りスタンスが大切。
●卯(う)=うさぎのごとく、「ぴょんぴょん」跳ねる相場。とくに、全体より個々の銘柄が主役の「個別物色相場」。材料株や仕手系銘柄が注目。
●辰巳(たつ・み)=昔から、方角か悪いなどと言って、相場では敬遠される。天井つかみとならぬように注意が必要。
●午(うま)=天井を打った相場が、ウマのお尻のように下がっていく下落相場。『下手な難平(ナンピン)大ケガのもと』と言われる相場格言もある。高値覚えで、うっかり色気を出して買わないこと。
●羊(ひつじ)=天井を打って下げてきた相場が、売り一巡となって静かになる。薄商いの中の底固め相場。
●申・酉(さる・とり)=夜明けが近いと、サルもトリも、ほかより早く動き出し、鳴き始める。相場の反発局面が近いとみられている。
●戌(いぬ)=夜明けとともに、動きだした動物や人を見て、イヌが吠え始める。いよいよ、上昇相場開始である。
●亥(い)=猪突猛進のイノシシの如く、一気に上昇相場へ向かう。









