最近、若い人の会話から、「自分の価値向上」という言葉を聞く。たいへん、すばらしいことだと思う。筆者の育った時代は、モノ不足だったから、頑張ってお腹いっぱいご飯をたべようといった、単純で分かりやすい価値観の時代だった。
豊かになった今の時代は、常に、周囲を見て、自分だけ取り残されているのではないか、もっと良い方法や選択肢があるのではないかなどと、本当にやりたい事を忘れて、周囲に合わせることばかりを優先している。豊かになると、比較するものが多いから、大変といえば大変である。
人生の時間は、すべての人に平等である。どう使うかで、違いが出てくるはずだ。「満足」という違いである。この世は、ある意味、自己満足の世界である。
あの世には、お金は持っていけないが、思い出は持っていける、と言った人もいた。『好きこそものの上手なれ』という言葉があるように、なにかをやるには、多くの時間をその対象に充てて、好きになることだ。好きになって取り組めば、成果も上がり、人に評価を受けるようになり、さらに、雪だるまを転がすほど大きくなるように、次の成果へとつながっていく。
若い人達が、周囲に合わせることに疲れてきたのか、あるいは、この世で、自分は自分だけと思うようなったのか。「自分の価値向上」に目覚めてきたことは日本にとってすばらしいことだ。
「人は人、われはわれなり、されど仲良き」という言葉は好きだ。
2006年09月19日
『すきこそものの上手なれ』 自分の価値向上に努める若い皆さん
posted by 犬丸正寛 at 09:02
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