2009年06月22日

低位株物色に乗る昭和電工:月足&週足&日足株価診断=犬丸正寛

■4月高値に面合わせ、高値更新から200円目指す

 【日足チャート診断】 昭和電工<4004>(東1)の日足では、22日(月)に169円と4月23日の年初来高値に面合わせした。恐らく、「ダブル天井」とはならないだろう。3月のボトム圏からの上昇率でも過熱感はなく、むしろ出遅れ感が目立つ。200〜210円が見込める動き。押し目買いでよい。

■陽線連続でやや過熱感も見られる

 【週足チャート診断】 週足では、前週まで陽線が4本連続。やや過熱感が見られる。一方、前週は同社株としては比較的長い下ヒゲ足をつけ、下値の不安は薄らいでいる。このため、200円乗せを目指した動きとみられる。昨年11月の安値107円から100円高の207円があるだろう。2段上げの形にもなる。

■3月の安値108円で二番底形成し出直りへ

 【月足チャート診断】 足では、昨年11月の安値107円に対し、今年3月の108円で形の良い二番底を形成。戻り相場が見込まれる。6月末に198円前後を抜いて来れば「12ヶ月線」を抜いて買い転換する。その次は時間をかければ24ヶ月線の280円奪回を目指すものとみられる。

■10年12月期の業績回復、低位株人気にも乗り押し目買い

 【総合判断】 昭和電工は、低位株物色の流れに乗っている。HD(ハードディスク)では現在、日本を含め世界4拠点で事業展開。同社の持つ無機技術、有機技術の融合による記録密度の優秀さが特徴。富士通<6702>(東1)のHD記録媒体譲受で月産300万枚が加わり月産2100万枚体制となる。09年12月期は営業赤字85億円だが、10年12月期は営業利益420億円と急回復する(四季報予想)。チャートでは200円台が見込める動き。押し目買いでよいだろう。

【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。



posted by 犬丸正寛 at 15:17 | ちょっと気になる銘柄