【日足チャート診断】
■2000円前に値固め、目先の上値は2050円も
三菱商事の日足では2000円を前にややもたついている。去る6月2日に1984円まで買われたが大台乗せはお預け。しかし、下値も堅く1860〜1930円のモミ合い。30日線との乖離率は10%強。これまでは20%程度の乖離で頭打ちとなっている。もう少し余裕がある。現在の移動平均に20%乖離を当てはめると2050円程度が短期的な上値のめどとなりそうだ。
【週足チャート診断】
■26週線乖離は2000年以降最高の40%ラインへ接近
週足でも26週線との乖離率が2000年以降では最高水準の40%ラインに接近している。もう一段上がれば天井をつける可能性がある。2000円乗せは間違いないとは思われるが、吹いたところはいったん利食いがよいだろう。
【月足チャート診断】
■12ヶ月線に急接近、既に、月足陽線は5本連続でやや過熱感
月足では1930円前後にある12ヶ月線に急接近。6月末の株価が2000円以上なら文句なく12ヶ月線を抜いて買い転換だが、微妙なところ。12ヶ月線を抜けば次は24ヶ月線の2600円台も見込める。ただ、5月まで月足は陽線が5本連続。やや上昇ピッチが速いだけに6月の月足は上ヒゲとなる可能性もある。
【総合診断】
■安値からすでに2.1倍の上昇、上値追うにはやや材料不足
昨年11月の安値923円から急速に戻してきた背景には、原油価格など資源価格の反発がある。世界景気の底打ち感があるためだ。とは言っても資源に対しては思惑的な動きが強く、本格的な経済活動を背景とした実需ではない。同社株はボトムから既に2.1倍の上昇。ここから上値を買い上げて行くには業績面での具体的な増額修正等の支援材料が欲しい。しかし、恐らく4−6月の第1四半期では増額は無理だろう。全体相場も6月が上値のフシとなる可能性があり、深追いは慎みたい。2000円台へ吹き上げたところはいったん手仕舞いがよいだろう。
【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】
日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。
週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。
月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。








