【日足チャート】
■30日線乖離率30%の1550円が上値のめど
日足では、6月1日に90円高の1438円と買われ上げ足に弾みがついている。上昇ピッチが速くなってきたことで過熱感を警戒するところに入りつつあるが、30日線との乖離率は現在約20%。昨年11月、12月、今年1月は、いずれも30%程度で株価天井打ちとなっている。当面、1530〜1550円が上値のめどとなるだろう。
【週足チャート】
■26週線抜いて買い転換後5割高、利益確定売りの出やすい水準へ
週足でも上値の壁に接近しつつある。今年2月に26週線を抜いて「買い転換」(転換価格972円)。この買い転換水準から、今朝の高値まで約5割高。利益確定売りが出やすくなっている。また、1550〜2000円はちょうど1年前にモミ合った水準。そこから昨年10月の安値552円まで急落した経緯があるだけに、やれやれの売りが出る水準でもある。上値の壁に接近しつつある。
【月足チャート】
■5月に12ヶ月線抜き、次は24ヶ月の4650円へ挑戦も
月足では、5月に12ヶ月線を抜いた。07年11月に同線を切って以来、1年半ぶり。次は1650円どころに位置する24ヶ月への挑戦だろう。ただ、世界景気の回復が本格化となっていないため24ヶ月線を上抜くことはまだ無理だろう。月足では12ヶ月線と24ヶ月線の間でのモミ合い相場に移るものとみられる。
【総合診断】
■過熱感が目立ち始め6月中に高値をつける可能性
世界景気の回復期待から資源株が買われてきたことがある。また、アメリカ国債の格付け引き下げ懸念もある。金を手がける同社株に、景気回復期待とドル不安の両面からの人気が高まっている。月足チャートでは5月に12ヶ月線を抜いて動きはいい。当面、24ヶ月線(1650円)挑戦も見込めるが、24ヶ月線を抜くことは無理だろう。やや過熱感も目立ち始めており、6月中に高値をつける可能性強い。
【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】
日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。
週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。
月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。








