相場格言

2009年03月16日

トヨタ自動車 『日足・週足・月足』チャート診断

トヨタ自動車<7203>(東1)の『月足&週足&日足』チャート診断

【日足チャート】

■3000円挟んだモミ合いが4ヶ月継続、短期売買には不向き

 日足は昨年11月以降、3000円を挟んだモミ合い。ほぼ4ヶ月に達する。この間、上値は3250円程度、一方の下値は2700〜2750円ていど。同社株が過去において、これだけモミ合ったことは珍しい。足元の業績の厳しさが上値を押さえる一方で、中国をリード役とした世界景気の回復期待が下値を支える。まだ、しばらくは膠着が続きそうで、短期売買には不向き。様子見が賢明。

【週足チャート】

■26週線が株価へ接近、配当落ちで株価下押しの可能性も

 週足では微妙な場面を迎えようとしている。株価が長期に3000円前後でモミ合っている間に、26週線が下降して、株価へ接近してきた。通常、業績の向上が見込める時には26週線を抜いて、買い転換する。逆に、業績の悪い時は、株価は26週線から下へ放れようとする。3月の配当落ちあたりを契機として下へ行く可能性がある。新規買いは様子見が賢明で突っ込みを待ちたい。

【月足チャート】

■昨年12月安値後の戻り鈍いのが気になる、底値未確認の可能性も残る

 月足では24ヵ月線とのマイナス乖離が依然として大きい。昨年12月にマイナス50%近くまで行き、1月、2月ともマイナス40%程度と大きい。乖離率から見る限り株価はボトム圏といえる。ただ、気になる点は、昨年12月に乖離率が拡大したにもかかわらず、その後の株価の戻りが非常に鈍いことがある。このことは、株価が底値を完全に確認したとは言えぬことを表しており、先行き安値を瞬間的にせよ更新する心配がある。月足でもモミ合い場面は見送り、突っ込みがあれば拾うほうがよい。

■カギは世界景気の回復次第、当面は様子見が賢明

【総評】

 16日発売の会社四季報では10年3月期の見通しも厳しい。営業利益は08年3月期2兆2703億円→09年3月期(予)赤字4500億円→10年3月期(予)赤字7000億円。来期は赤字がさらに拡大する見通しとなっている。もちろん、会社側の正式発表ではないが、これを市場がどう受け取るか。カギはやはり世界景気が回復するかどうかだろう。10年5月に上海万博開催を控えた中国がひと足早く回復に転じるかどうか。今、この時点で結論は出せない。チャートは日足、週足、月足ともモミ合い場面では見送って、突っ込んだところを拾うのが良いという動きである。

【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。





posted by 犬丸正寛 at 21:57 | ちょっと気になる銘柄

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