相場格言

2009年03月05日

王子製紙の日・週・月足チャートで見る株価診断

王子製紙<3861>(東1)の『月足&週足&日足』チャート診断

【日足チャート診断】

■日足は「下ヒゲ足」で底値の近い動き、330円の指値買い有効

 王子製紙の日足は底値を模索中。3日(火)は比較的長い下ヒゲ足をつけた。また、30日線乖離率がマイナス12%程度にまで拡大。こうした動きから見れば底値が近いとみることができるだろう。ただ、下ヒゲは1本でなく、2〜3本で底の入るケースが多いので、もう数日、下ヒゲをつける可能性は残っている。330円前後をめどに指値買いがよいだろう。底打ちしたあとの戻りは370〜380円ていどだろう。

【週足チャート診断】

■週足は昨年秋に続いて「デッドクロス」示現で底入れサイン

 週足は13週線と26週線が、前週、デッドクロスした。昨年10月に安値をつけた時もデッドクロスで底入れした。26週に対する乖離率もマイナス20%まで拡大し底値サインを出している。また、週足でも前週から下ヒゲ足が出現、昨年10月安値でも下ヒゲで底入れした。加えて、前週まで3連続の陰線をつけ、この点からも底値の近いことを示している。

【月足チャート診断】

■月足はひとまず底入れだが、先行きは新たな底値模索も

 月足は当面の底値を形成中だが、先行きについては完全に底入れしたとは言えない。1997年以降、長期に亘って下値のフシとなっていた390円前後を切ったことがある。当然、これまでの下値のフシは、今後の上値のフシとなる。そして、上値が重いとなれば、見切り売りが出て新たな底値を形成となる可能性がある。当面は、昨年9月安値321円に対する二番底をつけ、戻りに転じるが、紹介した通り上値のめどは390円前後まで。下値拾って戻り売り戦法で。

【総合診断】

■減額でPER高いが利回り魅力で株価堅調、配当落ち後、来期見通しがポイント

 王子製紙の09年3月期は売上1.4%減の1兆3000億円、営業利益0.3%減「の420億円と、多くの銘柄が大幅減益となっている中では堅調。しかし、中間期(第2四半期)時点での予想営業利益505億円に対しては大幅な減額。配当は年12円を継続するが、1株利益は中間期時点予想の21.7円が12.1円へ減額。
 これまで、原燃料高の製品価格転嫁が順調だったが、景気悪化で難しくなっている。この点が10年3月期にどのように現れてくるかが見所。3日(火)の終値347円はPER28.6倍と高い。利回りが3.4%と高いことが下支えとなっている。当面は今期の減額は織り込んだ。配当取りの動きが予想され反発も見込めそうだ。しかし、配当落ち後、来期の見通し次第で株価の動きも変わってくるだろう。

【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。





posted by 犬丸正寛 at 10:41 | ちょっと気になる銘柄

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