【日足】チャート
10万円のフシを切り下値模索、8万円割れが目安

日足では、相当に堅いとみられていた10万円のフシを切った。これから下値模索の動き。フシを切り込んだのは直近、9月19日に30日線を上抜いて13万3000円までがあったが、値を保つことができずダマシとなったことがある。この見切り売りが出て、1日にはストップ安(1万円)の8万5000円まで下げた。
下値のメドは30日線とのマイナス乖離が参考に。1日現在ではマイナス20%。去る8月半ばの底打ちではマイナス33%程度まであった。これに比較すると、まだ底入れとは言えない。仮に、現在の30日線水準(11万8000円程度)に33%乖離を当てはめると7万9060円程度。8万円割れを下値のメドと見ておけばよいだろう。
【週足】チャート
26週線を頭に下げが続く、高水準の信用買い残が圧迫

画面のチャートにはまだ描かれていないが、今週10万円前後のフシを切って下放れた。これまで週足で7本、10万円前後で踏みとどまっていた。完全にシコリができてしまった。
26週線との関連では、2007年11月9日に26週線を切って「売り転換」(転換価格43万2000円)。その後は、一度も同線を抜いていない。今度も一旦は戻したが、26週線が頭を押さえる形となった。信用買い残の高水準が圧迫となっていることもある。今後、信用買いの投げも予想され下値模索する動きとなるだろう。
【月足】チャート
2006年1月の高値からほぼ10分の1

月足では、2007年4月に24ヵ月線を切って「売り転換」(転換価格54万4000円)。2004年の分割後の安値を更新中。9月の安値は9万800円だったが、10月に入り8万5900円といきなりの安値更新。2006年1月には高値83万4000円があった。高値からほぼ10分の1になった計算。値ごろ感的には底値圏と言えるが、新規買いは1番底をつけてからで十分間に合う。
【総評】
今12月期業績を減額、増益が一転23%の営業減益
去る9月26日に業績の下放修正を発表。今12月期(連結はなし)が、売上で40億円減額、営業利益も22億円減額した。6月中間決算を発表した8月7日時点では、今期の営業利益80億円と5.8%増益だったが、58億円にとどまり一転して23.3%の減益。配当は増配期待が出ていたが、年4100円を据え置く。同社はネット求人事業を展開、好調に業績を拡大。7期連続増益だった。ここに来て景気後退の影響からが出ている。チャートは月足では分割後の安値を更新中で分割後の高値からほぼ10分の1に沈んでいる。さらに、日足、週足チャートとも10万円前後の下値のフシを切ったことと、信用買い残が高水準のまま。今後、処分うりも予想され下値模索が続くものとみられる。
【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】
日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。
週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。
月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。








