2008年10月01日

味の素 『月足&週足&日足』チャート診断

味の素<2802>(東1)

【日足】チャート
全般安になびかず1000円前後固める
2802hi
 日足は1000円前後を固める動き。ここから、日足でさらに10本程度経過すれば煮詰まりから上値が見込めるだろう。
 1000円前後の下値は8月26日頃から続いている。今度の全般下げ相場でも、全くと言ってよいほど影響を受けていない。多くの食品株が不振となっている中で健闘が注目される。985円をメドに押し目買いでよいだろう。

【週足】チャート
再度26週線抜けに挑戦へ、抜けば1200円も有望
2802syuu
 週足でも動きが煮詰っている。8月の初めに一度は26週線を抜いていた。結果はダマシとなったが、今度、再び26週線に挑戦。抜けば1200円前後は見込めるだろう。週足では965円ていどが買いの目安となりそうだ。

【月足】チャート
月足7本で下値固めるが、12ヶ月線抜けるかどうかがポイント
2802tsuki

 月足では1000円前後の下値を今年3月から9月まで連続で7回付けている。こうしたケースでは業績が悪い場合は、下放れることもあるが、業績が良いのでその心配はなさそう。
 ただ、注意点は12ヶ月線を抜くかどうか。昨年10月に同線を切って以降、上値の壁となっている。昨年12月、今年3月、8月に同線に接近したが、抜くことに失敗している。こんど手間取るようだと下へ行く可能性も出てくる。少なくとも10月、11月がターニングポイントだろう。なお、24ヶ月線は、はるか上に位置し、今の場面では手の届かない位置にある。

【総評】
株価底堅く業績も食品株の中でキラリ光る存在
PER23倍に割安感なく単発高の可能性


2802hp 株価は全般安にほとんど響かず、底堅く推移。冷凍食品は厳しいようだが、カルピス、アミノ酸が健闘。今3月期営業利益は650億円(7.4%増)の見通し。予想1株利益43円、配当は1円増配の年17円が期待される。1株純資産は899円。
 株価999円はPER23.2倍、増配を見込めば利回りは1.6%、PBRは1.1倍。PERでの割安感はないが、多くの食品株が業績停滞に喘いでいる中での同社の業績健闘は見直し余地はある。ただ、PERの割高感は残るので上昇しても単発高となる可能性を含んでいることには注意が必要。

【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。

posted by 犬丸正寛 at 09:41 | ちょっと気になる銘柄