2008年09月04日

チタン工業 『月足&週足&日足』チャート診断

チタン工業<4098>(東1)

【日足】チャート
「6月相場の夢よもう一度相場」。当時とは原油相場に大きい違い
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 日足では、チャートにはまだ掲載となっていないが、4日午前で39円高の194円と値を飛ばした。3日まで、日足陰線が9本連続したことで短期狙いの買いが入った。リチウムイオン電池関連で、値動きの激しいことが、手詰まりの相場では格好の値幅狙いの対象となったようだ。
 今年6月相場の時は、23日に29円高、24日にも一時50円高した。「夢よもう一度」の思惑。もっとも、あの当時は、原油相場が高く、一連のリチウムイオン電池株の盛り上がりもすごかった。今回は、原油相場が下落する中での動き。たとえば、シャープなど太陽光発電関連も冴えない動き。この意味では、同社株単独の動きとみられる。深追いはできないだろう。30日線は205円前後にあり、この水準を抜くかどうか注目点。

【週足】チャート
週足では調整が始まったばかり、戻ればヤレヤレの売りも
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 週足でも陰線が前週まで5本連続した。多くの場合、連続陰線5〜7本で底打ちとなるケースが多いことから突込み買いとなった。
 週足では8月第1週の263円が高値。調整が始まったばかりと見ることができる。実際、信用買い残は高水準のまま。高値圏では大商いをやっているので、戻ればヤレヤレの売りが予想される。売り物を消化して上に行くだけの材料はない。週足でも深追いはできない。

【月足】チャート
2005年高値からの長期調整が継続、出直りには上値抵抗線抜け必要
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 月足では、同社株については、24ヶ月線はダマシが多く使えない。チャートのパターン(形)を見るのが役立つ。2005年9月の391円を高値に、その後の戻り高値が2007年6月の414円、2008年7月の263円と典型的な「上値切り下げ型」。同時に下値も切り下げているため、2005年高値からの調整が終わったとは言えない。下げ相場終了には、高値を結んだ上値抵抗線を抜くことが必要。その条件を達成するには9、10月そうばで250円以上となることだ。

【総評】
11期ぶりの黒字転換でも無配、実体買いは難しい

 月足、週足は深追いができないチャート。日足での戻りが見込めるていどで、あくまで短期狙いの動き。リチウムイオン電池関連の人気を持っているが、肝心の原油相場が下落。「夢よもう一度」の期待はあるが上値は限界。
 2009年3月期は11期ぶり黒字転換。「変化」ということでは注目できても、無配継続で実体買いはできない。シコリが多く、深追いは慎重に。
【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。


posted by 犬丸正寛 at 13:38 | ちょっと気になる銘柄