2008年08月29日

シャープ 『月足&週足&日足』チャート診断

シャープ<6753>(東1)

【日足】チャート
下げ相場でも商い活発。1番底つけ反発機運
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 日足では、モミ合い下放れの調整が続いている。モミ合いとは2008年3月11日から7月7日まで4ヶ月間にわたって1750円中心にモミ合った水準。この間の出来高は約6億株程度。かなりのシコリとなった。
 ただ、その後の出来高合計は約2億株程度。比較的商いは活発である。通常、1番底のめどは、シコリに対し3分の1といわれるため、去る8月22日の安値1335円は1番底となった可能性がある。
 29日は朝方1400円台を回復している。1430円どころに位置する30日線を抜いてくるかどうかが注目。抜くようなら1550円程度が見込めるだろう。

【週足】チャート
信用利用のナンピン買いが戻りを圧迫、13週線までが限界か
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 週足では26週線乖離率が2002年秋以来のマイナス20%に拡大。底打ちシグナルを点灯。戻りが見込める場面となっている。
 26週線は現在1690円程度に位置。今の株価に対しては、かなり上の水準。一気に抜ける水準ではない。26週線どころか13週線(1605円)を抜くことも難しいだろう。その理由に、大量の信用買い残がある。日足で触れたように下げ過程で出来高が増えているが、その中心は信用取引のナンピン買いだったといえる。今後、頭を押さえるだろう。週足では13週線近辺までの戻りとみておきたい。

【月足】チャート
2003年6月水準まで下げ底値到達、10月にも12ヶ月線回復も
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 月足は、この掲載チャートには、まだ載っていないが、8月の安値1335円は底値到達の足。大きい理由としては2003年6月水準まで往って来い、となったことがある。しかも、2003年6月の月足は始値1335円、終値1541円の大陽線足でモミ合いを上放れた水準。当時の始値1335円で下げ止まるかどうかは、チャートでは急所だったが止まった。
 現在24ヶ月線は2000円前後。上抜くことは難しい。よく戻して12ヶ月線の1820円だろうが、9月中は難しく10月以降だろう。

【総評】
太陽電池人気先取りの感、PERは割安、当面は原油価格次第

67532hp 太陽電池の本命的な存在として人気は高い。調整過程でも押し目買いが入る背景である。ただ、足元は原油価格が一服で人気的には盛り上がりに欠ける。
 2009年3月期は6.2%の営業増益見通し。予想1株利益は96.4円、配当は年28円。第1Q末の1株当り純資産は1141.8円。PER14.6倍、利回り1.98%、PBR1.23倍。2007年4月に2445円の高値をつけた時のPER26倍程度に比べると割安といえる。
 ただ、週足のところで触れたように信用買い残が多く、人気が先行している。太陽光発電で先行してドイツに負けじと、日本でも今後、太陽光発電が活発となることが予想される。当面は原油価格の動きが同社株を大きく左右するものとみられる。
【月足&週足&日足チャートの基本的な見方】

日足=主として、日足サイクル12〜13本(約2週間)程度をリズムとした、短期売買向き。もちろん、デイトレ用としても有効。業績等の材料よりも「相場の勢い」が重視される。特に、株価が30日線の上にあるか下にあるか。あるいは、同線を抜いたり、切ったりすることで売り買いの急所として使われる。

週足=主として、週足サイクル13〜26本(3ヶ月から6ヶ月)程度をリズムとした、中期投資向き。個人投資家に馴染みが深い。相場の勢い、業績、人気テーマ性などに加え、特に「信用取引」の動向が注視される。制度信用(6ヶ月)の期日到来で買い残が多いと株価圧迫となる。移動平均線では13週線と26週線が利用される。とくに、株価が26週線を抜くと高い確率で上昇相場となる。反対に割り込むと下げ基調となる確率が高い。

月足=主として、月足12〜24本(1年から2年)程度をリズムとした、長期投資向き。機関投資家等も活用。相場格言の『大回り3年』サイクルもあるが、時代の変化が速くなっているためか2年程度がしっくりしているといえる。
「業績」動向をもっとも強く反映するが、特に営業利益率の上昇、下降は重要。移動平均線では24ヶ月線がポイント。上抜くと長期上昇、切ると長期下落の相場となる。

posted by 犬丸正寛 at 11:17 | ちょっと気になる銘柄