相場格言

2008年08月25日

日立金属 『月足&週足&日足』チャート診断

日立金属<5486>(東1)

【日足】チャート
高値からの調整にやや不足感、1520円前後までダメ押しも
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 日足では、去る7月14日の高値1869円から、8月22日の1563円まで値幅で306円安、下落率で16.4%の調整。やや、調整不足の感もあり、もう少し下値がありそうだ。
 7月の高値1869円は1889年の1830円を、ほぼ20年ぶりに上回り、上場来の高値更新。相場環境の悪い中で目を引く動きである。
 日足ベースでの今度の相場は、5月16日の1470円が起点だった。もう少し、下値があるかもしれないと思われるのは、8月4日に30日線を下回って、日足での下げ基調にあること。もう1点は、下値のフシの1600円を切っていることがある。
 特に、前週末(22日)の安値1563円は、1600円のフシを切った後としては下げが不足。チャートの形として、しっくりしない。このため、1520円どころまで下げる可能性がある。

【週足】チャート
「売り方」の深追いなく早めの手仕舞いでまもなく調整一巡
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 週足では、8月8日(金)に13週線を割り、次いで、8月22日(金)に26週線を割った。このため、1500円前後までの調整は見込んでおく必要があるだろう。
 今度の下げには「売り方」の攻勢があった。5月の1500円前後から7月の高値(1869円)をつける過程で、カラ売りが増加。特に、高値近辺での急増が目立ち、売り方の攻勢があった。ただ、その後の下げでは、すぐに買い戻している。これは、全般相場が悪い中で上場来高値を更新していることで、基調は強いとの見方から、売り方が深追いを避けている。
 信用買い残はそれほど多くないので、処分売りの圧迫はそれほど多くない。このため、1500円前後まで下げれば調整一巡となるだろう。

【月足】チャート
上昇基調は不変、早ければ9月にも出直りへ
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 月足では上昇基調は崩れていない。24ヶ月線を抜いて「買い転換」(転換価格389円)したのが2003年12月。以後、現在まで24ヵ月線を切ることなく同線の上で推移している。
 現在の24ヵ月線は1425円程度。時価より120円程度下。よほどの悪材料が出ない限り、切ることはない。
 また、7月の高値(1869円)での24ヵ月線乖離率は30%程度と、過去の60〜80%に比べると小さい。つまり、過熱感はそれほどなかった。これらのことから、8月の調整で済み、速ければ9月には出直りが見込めるだろう。

【総評】
第1Qの営業利益23%増益と好調、指標の割安感なく中間期での増額修正が期待材料で増額なら2000円相場

5486hp 7月30日に発表した09年4〜6月期は営業利益が前年同期に比べ23.0%増加した。通期予想(営業利益2.2%増の610億円)は変えていないが、時流に乗る事業から環境が良く、上方期待は強い。
 好事業とは、「産業用磁石」の展開。ハイブリットカー向けなどの需要が拡大している。また、電力用アモルファス金属なども好調。予想1株利益は84.3円、同配当は年14円。第1Qでの1株純資産は621円。
 22日終値(1572円)で弾いたPERは18.6倍、利回り0.89%。PBR2.8倍。
 指標面での割安感はないが、利益好調とチャートの良さが注目点。仮に、9月中間期で上方修正があるようなら2000円相場の可能性は十分ある。反対に据え置きのままなら指標の割高感から戻り相場か、高値を抜いたとしても小幅にとどまる可能性がある。


posted by 犬丸正寛 at 10:44 | ちょっと気になる銘柄