【日足】チャート
目先底はつけたが、上値にシコリ多い。1500円手前が戻りのメドか

日足では、5日の安値1353円で目先底はつけた。30日線とのマイナス乖離率が今年3月以来の15%接近となった。今後の動きを予測する上では、@1500〜1580円に小さいながらフシがある、A1700〜1900円にはかなり大きい上値の壁がある、ことが意識されるだろう。
現在の30日線は1500円前後。これを抜いて上に行くことは、上値のシコリを考えるなら無理だろう。仮に抜いても上ヒゲ足になる可能性がある。1500円手前あたりをメドにしておきたい。
【週足】チャート
1700円前後で大量の信用買い、戻りを圧迫することは確実

週足でも中期的底とみていい。26週線乖離率がマイナス20%と2002年以来の水準となった。週足での今後のポイントは、信用買残の急増。
とくに、1700円前後から目立って増加していることに注意すべきだ。1700円前後は、かなり信頼のできる「トリプル底」として注目され、信用取引を使った買いが入った。その水準から350円ていど引かされている(損している)ため、戻ればかなりの売りが予想される。『戻り待ちに戻りなし』の相場となる懸念も含んでいる。
【月足】チャート
目先底値感台頭だが大底にあらず

月足では7月まで2本連続陰線。8月は月末が1480円以下なら3本連続陰線となり、ひとまず底値感台頭である。しかし、長期的な底入れということではない。
とくに、「月末・終値足」で見ると、2003年からの上昇相場が完全に終わっていることが見てとれる。2007年9月に「暮れの明星」足(大きい陰線)で24ヶ月線を割り、下げ相場に変わった。しかも、24ヶ月線自体が下降に向っていることが、下げ相場確認となっている。8月の安値1353円が月足での一番底となるかどうかが今後の見所。仮に、戻りが鈍いようだと、一番底にはならない可能性がある。
【総評】
太陽電池の人気先行で上値にシコリ残す、4〜6月の月平均営業利益は121億円と2009年3月期予想の月平均162億円下回る
太陽電池関連としての人気が非常に高かった。買い安心感も強い銘柄だった。それだけに、個人の現物、信用買いで上値、とくに1700〜2000円には多くのシコリを残した。7月31日発表の第1四半期は営業利益が364億2600万円(前年同期422億5500万円)にとどまった。しかし、通期予想は変えていない。これだけの数字なら、ソニーのように減額するほうが素直でいい、との声もある。
たとえば、個人投資家に分かりやすい月平均でみるとこうなる。2009年3月期の月平均の営業利益は162億5000万円予想。しかし、4〜6月実績では月平均121億4200万円と予想を大きく下回っている。「4〜6月期以上に、これから環境が良くなるというのだろうか」という素朴な疑問もうなずける。








