2008年07月22日

大正製薬 『月足&週足&日足』チャート診断

大正製薬<4535>(東1)

【日足】チャート
「4%」に拡大した30日線乖離率は3%まで縮小
過熱感なくなり8月後半にも調整終了し再上昇も

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 日足では、6月26日に、コンビニでの大衆薬販売方向が好感され「マド開け」して上放れた。その後、2000円台を回復して2025円まで買われたが、大きくは伸び切れず、現在まで1950〜2000円のモミ合いの動きだ。
 この背景には、@今年3月14日から5月23日まで2ヶ月超、2000円前後でモミ合った水準でシコリがある、A30日線との乖離率が天井圏の4%に達した、B週足での動きが26週線に頭を押さえられている、などがあるためだ。
 30日線との乖離率は3%まで縮小した。現在の30日線は1930円前後。これを割り込むような下げにはならないだろう。仮に、3月からのモミ合い期間と同じ2ヶ月とみれば8月後半あたりで、調整を終え再上昇に向かうことも予想される。

【週足】チャート
6月の大陽線で「底値離脱」確認
しばらくは13週線と26週線に挟まれたモミ合い

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 週足では、6月27日の「大陽線」で底値離脱を確認。とくに、13週線を大きい陽線で抜いたことで、「明けの明星」のチャートとなった。ただ、26週線については、まだ抜くことができず、現段階では26週線がカベになっている。
 このため、13週線と26週線に挟まれた、典型的な「中段もち合い」の足。こうした動きの場合は、週足で5〜9本のモミ合いとなることが多い。早ければ、8月中旬、遅くとも8月後半から9月には26週線を抜いて上昇に向かうだろう。

【月足】チャート
歴史的な底値水準に接近、上値も2500円の壁は厚いことを記憶しておくことが肝要
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 月足では、去る6月の安値1812円は2004年1月の1788円以来の安値水準。さらに、その下は2003年4月の安値1627となって、往って来い、に近いものとなってしまう。
 月足では大きな底値圏に来ていると判断できるが、一方、上値も限界があることを頭に入れておく必要がある。上値の推移でみると2004年6月の2475円、2006年2月の2490円、2007年7月の2505円で見られるように2500円前後はかなり厚い壁ができている。今後、相場が戻して来た時には、一旦、「売り」場面となるはずである。

【総評】
減益だけにPER26倍は割高
「大衆薬コンビニ販売」材料をどこまで評価するか


4535hp チャートでは妙味がある。特に、週足での魅力がある。ただ、2009年3月期は営業利益が10.7%減の330億円(5月14日公表)と、2ケタ減益の見通し。2007年3月期は51.8%減益、2008年3月期は65.3%増益、今期は2ケタ減益と、業績変動が荒くなっている印象で、こうしたことからは、株価は気迷いとなってしまう。
 PERは26.2倍、利回り1.36%、PBR1.1倍。PBRからみれば底値圏と判断してよい。ただ、減益銘柄としては、マーケット平均を上回るPERは割高。これを、風邪薬など大衆薬の、コンビニ販売解禁という材料でどの程度評価できるかがポイントだろう。大衆薬に強い同社には強材料であることは間違いないが、月足で紹介のように2500円の壁を突破できるかどうかはまったく不明。逆張りでよいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:07 | ちょっと気になる銘柄