2008年07月14日

古河電池 『月足&週足&日足』チャート診断

古河電池<6937>(東1)

【日足】チャート
30日線乖離率が100%へ拡大で天井打ち
日足での戻りは1350円程度

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 日足では、4月18日に30日線を上抜いて「買い転換」(転換価格397円)して、7月9日に同線を切って「売り転換「(転換価格1063円)まで上げ相場が展開された。30日線を抜いたところで買って、同線を切ったところで売ったとして、2.7倍のパフォーマンスだった。この間、6月24日には高値1690円まであったから、仮に、一番、高いところで売ったとしたら4.3倍の値上がり。しかも、2カ月という効率の良さだ。ここに、30日線を用いた投資のメリットがある。
 では、高値で利食いが可能か。一番、高いところは難しいが、「高値圏」では可能であった。高値時点で、30日線との乖離率が100%(2倍)に拡大していたからだ。100%まで待つことはできなくても、過去の乖離率80%程度に当てはめてみれば1400円前後での利食いはできた。30日線を切るまで待つより有利に利食うことができた。
 11日には安値980円まであった。短期間に42.0%の下落率だ。しかも、大台を割ったことで、目先は戻りが予想される。しかし、戻りは、1350円程度までだろう。短期売買ができる人なら狙い場であろう。

【週足】チャート
カラ売りの増加はなく、信用買残急膨張、買い方単独での相場形成
戻りのメドは1500円前後か

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 週足では、1月11日に大きい陽線で、26週線を上抜いて、「買い転換」(転換価格254円)していた。現在も26週線の上に位置しており上昇相場が継続している。ただ、26週線との乖離率が高値1690円時点で210%にも拡大した。明らかに過熱相場である。その乖離率が調整のメドである50%まで縮小してきたので反発が見込めるところに来ている。
 気になるのは「信用買残」が急膨張していることで、戻れば売りが予想されることだ。カラ売りでも多ければ取組妙味から上値が期待できるのだが、売残は少ない。このことからは、買い方が、一斉に飛びついて作った相場といえる。週足での戻りは1500円前後で二番天井を形成する可能性がある。

【月足】チャート
24ヶ月線乖離率は300%に拡大で「過熱」、4ケタ割れで一応、底に届くが二番天井形成の可能性
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 月足では、2008年2月に24ヶ月線を上抜いて、「買い転換」(転換価格415円)した。もちろん、現在も24ヶ月線の上にあり、売り転換とはなっていない。ただ、買い転換後、わずか月足3,4本で4倍の値上がりはピッチが速過ぎる。特に、今回の相場がスタートする直前の安値は149円(2007年9月)だったため、ここからカウントすれば11.3倍もの上昇。しかも、高値時点で、24ヶ月線との乖離率が300%にまで拡大、この面からも明らかに過熱だ。
 このため、6月の月足は長い「上ヒゲ」足となった。相場格言では、『ヒゲは、いずれ取りに行く』と教えているので、先行き再度の1500円程度は予想されるが、過去、多くの銘柄が、月足で長い上ヒゲをつけた場合は、その高値を抜くケースはないため、戻したとしても二番天井の可能性が強いだろう。

【総評】
無配でPBRは15倍台まで買われる。CO2削減関連で人気先行型相場
仕手の介入なく、安値から11倍上昇し人気化は久々


6937hp 電池寿命が従来の4倍の電池開発や、トヨタ自動車がCO2削減の切り札としてハイブリット車によりいっそう注力することで、ハイブリット車に搭載するリチウムイオン電池関連として注目された。
 もっとも、2009年3月期は営業増益にはなるが、まだ無配。1株純資産も106円にすぎない。PBRは15.5倍(高値時点)まで買われた。環境というソーシャル・ニーズに乗って、特定の仕手筋が介入しない形で、これだけの大相場となったのは久々のことで、「今の阪神タイガースのようだ」、と見る向きもある。つまり、ルールに則った中での相場というわけだ。
 安値149円、高値1690円の「中間値」は920円。恐らく、ここまでは下がらないだろう。1000円を割れたことと、息の長いCO2材料を考えれば戻りが期待できる。しかし、無配で人気先行相場であることを忘れてはいけない。
posted by 犬丸正寛 at 12:40 | ちょっと気になる銘柄