2008年07月08日

住友金属鉱山 『月足&週足&日足』チャート診断

住友金属鉱山<5713>(東1)

【日足】チャート
1円だけ下回る、一文安値」で底打ちの可能性
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 日足では、今年の高値は2月29日の2310円。そこから下げて、3月24日に安値1715円をつけ、一旦は2085円まで戻したが、再び下げに転じ、この日、8日には1471円と年初1月22日の安値1472円を1円下回る新安値をつけた。
 この1円だけの安値更新は結構意味深だ。高値の場合は、『鬼より怖い一文新値』、といって嫌がられるが、今度の場合も、カラ売りしている人の立場に立ってみれば、イヤな足だろう。高値から5ヶ月経過し日柄的には整理は進んでいる。この日の安値は底をつけた可能性がある。

【週足】チャート
2006年水準まで「往って来い」で底入れ
戻しても、チャブついている信用買いの売りが上値圧迫の可能性

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 週足では、2006年1月〜12月まで1年間モミ合った、1500円の水準まで下げたことで、「往って来い」となった。特に、1月の安値(1472円)に対し、今度の安値は二番底形成とみることができる。
 信用取引の状況は、信用買残が3月の1700〜1800円水準から増えていた。資源株人気で反発を見込んだ買いだったといえるが、結果は不発。このため、信用買いでは珍しい動きだが、ナンピン買いから、現在も増加傾向にある。一方のカラ売りは、音ナシの動き。このため、株価が底入れから戻した場合、信用買いのヤレヤレ売りが早めに出て来る可能性があり、上値を圧迫する可能性がある。

【月足】チャート
1〜3月に「買い転換・売り転換」を繰り返したツケが出る
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 月足では、08年1月に24ヶ月線を切って「売り転換」(転換価格1738)した。しかし、次の2月には再び24ヶ月線を上抜いて「買い転換」(転換価格2255円)した。ところが、3月には、また「売り転換」(同1855円)。このように、1〜3月の方向感のない動きが、シコリを作り、その後の下げを大きくしたといえるだろう。
 月足でも1500円割れから、1300円台は下値のフシ。移動平均線で言えば、6月末時点では、まだ、12ヶ月線が24ヶ月線の上に位置している。つまり、DC(デッドクロス)は起きていないので、今の内に、株価が急反発すれば、株価―12ヶ月線―24ヶ月線、という「順の並び」になるため上昇基調を取り戻すことができる。7月の動きがポイントだ。

【総評】
持ち前の人気性も今期35%減益
4円減配ではエンジン始動せず


5713hp 09年3月期の営業利益が1000億円と35.6%の減益見通しとなっていることが響いている。今年1〜3月頃のマーケットの見方は、09年3月期は1580億円の予想だったから、腰を折られた形だ。資源株の有望株として、あるいは持ち前の人気性から、少しくらいの減益なら逆行高と期待されたが、さすがに3割を越す減益では手が出し難い。しかも、4円減配が水を浴びせるものとなった。PERは10倍前後まで低下してきたが、肝心の業績が停滞では大きくは期待できないだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:30 | ちょっと気になる銘柄