【日足】チャート
「2段上げ途中か」、「3段上げ終了か」、見方の分かれる場面
カラ売りのタイミングも探るところ

日足では、3月18日の2610円をボトムに上昇に転じ、6月6日には3910円まで49.8%上昇した。30日線に対し乖離が少し大きくなると調整するため過熱感はない。
ただ、日足チャートで「3段上げ」とみるか、「2段上げ」とみるか、見方の分かれるところに来ている。30日線を抜いた4月17日からが上げ相場と見れば、まだ2段上げ途中だが、30日線を抜くまでの上げを1段上げと見れば、既に、3段上げが終了したことになる。
答えは、難しいところだが、株価が教えてくれる。仮に、6月6日の3910円で止まるようなら3段上げ終了を確認したことになり、同時にダブル天井形成となる。抜けば4000円乗せが期待されるが、可能性としては7対3で、「ダブル天井」の可能性が強い。可能性3割で抜いたとしても4000円は天井と見られるので、ここは危ない橋を渡る必要はないだろう。むしろ、カラ売りのタイミングを見つけることではないだろうか。
【週足】チャート
GC示現だが手放しに喜べない、昨年はGCで急落の経緯、カラ売りも着実に増加

週足では、4月25日にマドを空けて13週線を上抜き、ここで相場が買いに転換した。続いて5月2日に26週線を抜いて上昇相場確認となった。ただ、気になるのは高値3910円まであったが、4000円をつけそこねていることだ。2007年2月にも5000円をつけ損ねて反落した経緯がある。
また、6月13日に13週線が26週線を抜いてゴールデンクロスを示現していることもフシとして見ておきたい。一般的にGCが出ると、一旦、調整となることが多く、特に、同社株は2007年7月にGCが出てから急落に転じた、悪い印象がある。
こうした背景もあってか、カラ売りの残がジリジリと増加に転じている。一方で信用買残は減っているので、見た目には取り組み好転といえるが、手放しで取り組み接近を許容はできない。買い方としては深追いは慎みたいところだ。
【月足】チャート
12ヶ月抜いたが、業績との関係が深い24ヶ月線には未達

6月がこのままの株価水準で取引を終えれば12ヶ月線(3350円)抜くだろう。短期的には買い転換である。しかし、業績との関係が深い24ヶ月(3950円)はまだ抜いてはいない。6月6日に3910円まで買われたが、それ以上、上に行くことが出来なかったのも24ヶ月線がアタマを押さえたからだ。
今後は、業績を吟味した上での投資が重要となってくる。
【総評】
安値から5割高だが、今期は営業益32%の大幅減益
個人投資家には不向きな投資局面
同社の2009年3月期は営業利益が31.9%減の6500億円の見通し。にもかかわらず、底値から5割も上げたのは、東南アジア、国内市場で車の販売が順調ということをハヤしている。しかし、まもなく集計となる第1四半期の実績によって、通期が増額となるかどうかがポイント。アナリスト−−機関投資家・外国人投資家のラインでは、「予想より良い、悪い」で値動きを取ることはできるだろうが、個人投資家にとっては、仮に少し暗い予想より良くても、増益にならない限り減益は減益である。大事な自分の資産である個人にとっては、小さなアヤより、決算期ベースで増益となり、その結果,24か月線を抜いて上に行くような相場でないと着いてはいけない。機関(期間)投資家は他人のお金であり、損をしてもゴメンナサイで終わるのだ。








