2008年06月17日

東芝 『月足&週足&日足』チャート診断

東芝<6502>(東1)

【日足】チャート
半値戻し達成で調整色強める
30日線を割り、しばらくは850〜900円のモミ合い

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 半値戻しを達成した。即ち、2007年7月24日の高値1185円から今年3月18日の安値649円までの下げ幅(536円)に対する半値戻しは917円だが、これを抜いて6月4日には953円まであった。現在は達成感から調整となっており、13日には859円まで高値から94円下げた。17日は894円と反発だが900円を回復には至っていない。
 特に、去る12日には30日線を割り込んだ。このため、この日の戻りも、この30日線が上値のカベとなっている。これまでも、30日線との関係では、ほとんどダマシがないだけに、しばらくは30日線の下での調整が継続する可能性がある。ただ、下値850円どころは厚いカベが形成されているため、850〜900円のモミ合いとなるだろう。

【週足】チャート
ゴールデンクロス(GC)実現で中期上昇相場を確認
目先は「日柄整理」の動き、下値メドは840〜850円

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 週足での注目は、去る5月23日に13週線が26週線を抜いて「ゴールデン・クロス=GC」が実現していること。GCが実現すると、@中期的に上昇相場確認となる、A但し、目先はGCで調整となる、と言う傾向がある。実際、直近、2007年1月12日にGCが示現した時にも3月に安値をつけるなど調整した。
 高値953円をつけた時点での26週線との乖離率が18%にまで拡大。過熱感も出ている。現在の26週線は840円前後に位置。GCが実現しているので、この水準を割り込むような調整とはならない見通しで下値メドとしては840〜850円とみておけばいいだろう。調整の形としては、「値幅整理型」ではなく「日柄整理型」だろう。

【月足】チャート
12ヶ月線、24ヶ月を共に抜いたが、抜き方は力不足
一気の上昇は難しく数ヶ月かけてジリ高で4ケタ目指す

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 月足では4月に12ヶ月線、5月に24ヶ月線を抜いた。過去の相場でも、両線を抜いた相場では中期上昇相場となっており、ダマシがないため、先行きは強いとみていい。
 しかし、気になるのは、たとえば「24ヶ月線の抜き方」だ。大きい陽線で抜くなら、一気に上値追いとなるが、「やっと抜いた状態」で、こういった時は「ジリ高」となるケースが多い。
 そのため、一気に4ケタ回復から高値(07年7月=1185円)奪回は無理だろう。数ヶ月をかけて4ケタを目指すような相場だろう。

【総評】
2009年3月期は営業利益2ケタ伸長、原子力人気も備える
PERは22倍、PBR2.8倍と特に割安感はなく深追い慎重に


6502hp 同社の2008年3月期は営業利益は7.8%減少したが、09年3月期の営業利益は21.8%増の2900億円と2ケタの伸長。予想1株利益は40.2円、1株純資産は前期315.9円。PERは22.2倍、PBRは2.8倍。東証1部(225銘柄)の平均PERは17倍、同PBRは1.68倍で、平均に比べると、特に割安ということではない。
 原子力関連の人気を持っていることと、今期の増益が平均を上回るPER、PBRとなっているわけだが、PERをさらに25倍、30倍と買ってよいかどうかは難しいところ。
posted by 犬丸正寛 at 15:48 | ちょっと気になる銘柄