相場格言

2016年04月22日

日経平均はNYダウに1カ月遅れで推移、6月頃まで上昇か、政府の景気対策相場が背景=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望

 NYダウは1万8000ドル台、日経平均は1万7000円台に乗せ、上値指向を強めている。とくに、日経平均はNYダウに対しほぼ1カ月遅れて動いていることもあって、NYダウが高値波乱となっても強い展開となりそうだ。

 とくに、今回の熊本・大分地震によって政府が、「経済最優先」で動いていることが日経平均の強い背景としてあるだろう。TPPの審議を今国会で見送ってでも景気対策優先ということである。地震によって、早くも訪日外国人観光客のキャンセルが伝えられており、これまで内需を支えてきたインバウンドに陰りがみられる。5月の伊勢湾サミット、7月の参議院選挙が控えていることからも景気対策は急務といえる。

 地震対策中心に公共投資や日銀の追加金融緩和などが連休前にも実現の可能性がありそうだ。内部要因的には、日経平均が2月の1万4865円に対し、去る、4月8日の1万5471円でダブル底となった可能性があり、同じようにダブル底のあと急伸したNYダウの後を追って上値を伸ばす可能性がありそうだ。

 とくに、円相場が109円台で落ち着き円高が一服となっていることもプラス。仮に、原油相場が足元の43ドルから45〜50ドルと反発すれば、円相場にとっては円安要因となりやすいだけに日経平均には支援となるだろう。ダブル底を確認とみれば、日柄的には6月の株主総会頃までは上昇が予想されそうである。
posted by 犬丸正寛 at 15:15 | 株で見る世の中

日経平均はNYダウに1カ月遅れで推移、6月頃まで上昇か、政府の景気対策相場が背景=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望

 NYダウは1万8000ドル台、日経平均は1万7000円台に乗せ、上値指向を強めている。とくに、日経平均はNYダウに対しほぼ1カ月遅れて動いていることもあって、NYダウが高値波乱となっても強い展開となりそうだ。

 とくに、今回の熊本・大分地震によって政府が、「経済最優先」で動いていることが日経平均の強い背景としてあるだろう。TPPの審議を今国会で見送ってでも景気対策優先ということである。地震によって、早くも訪日外国人観光客のキャンセルが伝えられており、これまで内需を支えてきたインバウンドに陰りがみられる。5月の伊勢湾サミット、7月の参議院選挙が控えていることからも景気対策は急務といえる。

 地震対策中心に公共投資や日銀の追加金融緩和などが連休前にも実現の可能性がありそうだ。内部要因的には、日経平均が2月の1万4865円に対し、去る、4月8日の1万5471円でダブル底となった可能性があり、同じようにダブル底のあと急伸したNYダウの後を追って上値を伸ばす可能性がありそうだ。

 とくに、円相場が109円台で落ち着き円高が一服となっていることもプラス。仮に、原油相場が足元の43ドルから45〜50ドルと反発すれば、円相場にとっては円安要因となりやすいだけに日経平均には支援となるだろう。ダブル底を確認とみれば、日柄的には6月の株主総会頃までは上昇が予想されそうである。
posted by 犬丸正寛 at 13:45 | 株で見る世の中

2016年04月15日

日経平均は1万7000円突破期待だが、大型連休控えから徐々に上値重い展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望

 来週(18日〜22日)は、為替相場を睨みながら日経平均は1万7000円のフシ突破に挑戦とみられる。NYダウもフシ目の1万8000ドル突破に挑戦の展開が予想されそうだ。

 ただ、NYダウ、日経平均とも今年2月のボトムから日柄で2カ月上昇、上げ幅でもNYダウで約2460ドル、日経平均も約2400円上昇(日経平均は3月が高値)となっており、両指数とも「日柄」、「値幅」から上値に対する警戒感が芽生え始めていることはある。このため、両指数ともフシは抜いたとしてもさらに大きく上値を伸ばすことは難しいように思える。

 NYダウは、18日に米GDP(1〜3月)の発表に続いて26日にFOMCを控え、利上げ問題が気になるところである。日本では、次週(25日〜28日)後半から大型連休入りを控え、手仕舞い売りが出やすい地合いが予想される。24日には、安倍政権の人気を占うとされる北海道での選挙がある。好悪入り交じっている3月期決算の発表も本格化する。

 こうした材料を吹き飛ばして日経平均が上伸するには、やはり、「円安」が進むかどうかだろう。しかし、G20終了で再び通貨安が台頭する可能性もあり先行きは見極め難い。結局、日経平均は1万7000円に乗せたとしても伸び切れず1万7000円を挟んだモミ合いとなる可能性がありそうだ。熊本の大地震発生で建設関連、バイオ装薬関連などの内需関連が注目される展開のように思われる。
posted by 犬丸正寛 at 12:44 | 株で見る世の中

2016年04月08日

円高の行方を睨みながら2月安値に対する、「二番底」形成の可能性を探る展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望

 来週(11〜15日)は、円相場を睨みながらの展開で、とくに、日経平均は2カ月前につけた年初来安値1万4865円(場中値・2月12日)を意識した値動きとなりそうだ。

 日経平均が2月安値を下回ることなく下げ止れば、「二番底」となって、ダブル底形成後に急伸したNYダウ型のように反発への期待が膨らむ。その前提は、やはり円高が108円前後で止まるのかどうかである。仮に、100〜105円水準へさらに円高が進むようなら2月安値を切る可能性はあるだろう。

 ドル安(円高)はアメリカの輸出関連企業にはプラスだろうが、日本のトヨタなどの主力輸出関連企業にはマイナスである。どこまで、アメリカがドル安を望んでいるのか、見極めは難しいが、4月のFOMCで金利上げがなければ、次のFOMCの6月までドル安傾向は継続する可能性がありそうだ。日銀の追加量的緩和はアメリカの利上げを見守りながら、どこで実施するかということだろう。まだしばらく為替から目が離せない状況といえる。

 4月中旬には3月期決算の発表が始まる。注目の17年3月期については厳しい予想だが、しかし、今回の日経平均の7日連続安で全体としてはかなり織込んできているものとみられる。この意味では日経平均は2月安値に対し二番底を形成しやすくなっているといえる。

 もちろん、個別的には今回のファーストリテイリングのように大幅減益で株価が大きく下げる銘柄は予想される。1部市場で主力株が手掛け難いことからマザーズなど新興系銘柄に引き続き注目が集まり人気が予想されると同時に17年3月期見通しのよい銘柄などには押し目買いが入るものとみられる。
posted by 犬丸正寛 at 13:13 | 株で見る世の中

2016年04月01日

突っ込みは思い切って拾う場面、政府・日銀の景気対策出れば急反発=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望

 日経平均は3月2日から1カ月続いた1万7000円を挟んだモミ合いを新年度相場入りで下放れた。日銀短観が景気悪化を裏付けるものとなって短期筋の処分売りが出たといえる展開だ。

 しかし、景気の芳しくないことは今さら驚くことではないだろう。来年の消費税実施が難しいと指摘されるほど景気がよくないことは言われてきたことである。むしろ、今回の下げで政府・日銀の景気対策を引き出すことが予想されそうだ。

 需給関係においても外国人投資家の売りはほぼ一巡とみられるし、日経平均の1万7000円を挟んだモミ合い相場で大商いを演じ、大量のシコリができたということでもない。むしろ、出来高20億株前後の薄商いが続き、相場的には、「陰の極」に近い状態だった。このため、去る、2月の場中安値1万4865円を下回るような下げにはならないだろう。

 下値目安としては、2月のボトム(1万4865円)から3月15日の戻り1万7279円までの上げ幅に対する半値押しの1万6072円前後とみておけばよいだろう。政府・日銀の景気対策が表面化すれば急反発に転じることが予想される。突っ込みは思い切って拾ってみる場面だろう。
posted by 犬丸正寛 at 12:57 | 株で見る世の中

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