相場格言

2015年03月27日

3月期配当取り終了で出遅れ銘柄に矛先、選挙と景気見守る展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 今週(23日〜27日)の相場は日経平均でみれば場中高値が1万9775円、安値は1万9099円と高安の振幅が約680円と大きいものだった。2万円に突っかけたが、突き返され、逆に上値が重いとみた売方に売り攻勢をかけられ急落したといえる展開だった。週末値比較では前週末に比べ275円安と前の週の306円高から反落した。

 今週、場中で日経平均のNYダウに対する上ザヤが2026ポイントまで拡大するなど、日本のマーケットはハシャギすぎとの見方が台頭し売方の狙うところとなったといえる。また、日経平均の2万円は通過点だろうが、大台乗せには地方選挙の行方や1〜3月のGDPの内容を見守る必要があるとの声が聞かれる。

 26日には全国10の道県知事選挙がスタートした。アベノミクスは都会と大手企業には歓迎となっているが、地方では恩恵を享受できていないとの不満の声も強いだけに地方がどう判断するか、12日の投票までは大きくは動き難い状況といえる。とくに、選挙に強い関心を持つ外国人投資家は様子見となる可能性はありそうだ。

 また、国内の年金資金等も3月期決算銘柄の配当を取ったことで、これまでの積極的な上値買いから押し目買いにスタンスを変えてくるのではないかとみられる。

 一方、NYダウは利上げをめぐって、小さな音にあわてて飛び立つ水鳥のようなバタバタした動きとなっている。ただ、足元の景気・企業々績はしっかりしているし、PERは16倍台半ばまで低下し過熱感は薄れている。NYダウは1万7500ドル前後まで下げれば底打ちが予想される。

 日本のマーケットも足元の業績は好調なことから売方も深追いはできないところだろう。今週は安値1万9099円まで下げたが25日線(1万9077円)を割り込まなかった点にも売方の慎重さがうかがえる。来週は25日線攻防が内部要因的には見所となるだろう。

 物色銘柄は3月期決算銘柄が権利配当落ちとなったことで物色の矛先は4月期決算や5月期決算銘柄に向かいそうである。また、このところマザーズ、ジャスダックにも新高値銘柄が増え始めていることから新興系銘柄が人気となる可能性もありそうだ。

 次の本格相場は3月期決算が発表となる5月中旬から6月頃になるものとみられる。それまでは、4,5月期決算銘柄や出遅れ銘柄などが物色の中心となりそうだ。
posted by 犬丸正寛 at 16:26 | 株で見る世の中

2015年03月20日

配当落ち境に物色株に一大変化=犬丸正寛の相場展望

■円高進めば内需関連、久々にテーマ株も浮上か

犬丸正寛の相場展望 日経平均の終値比較による上昇幅は今年1月の約2100円に対し2月は約1140円、3月はこれまでで約610円と上げ幅は徐々に縮小している。さらに、今週1週間でみれば約60円ていどと前週の上げ幅約280円から縮小が目立つ。

 3月期末接近で買方に手控え感が強まっているものとみられる。3月の配当取りの買いもほぼ一巡したとみられることもあるだろう。4月からの新年度に備えて相場シナリオの組み立てに取り組んでいるという状況だろう。

 NYダウは、アップルがダウ採用となったこともあり最高値1万8288ドル(今年3月2日)を目指すものとみられるが、気迷いの雰囲気も漂っているため強烈な上値追いということにはならないだろう。FOMCでは、6月利上げの含みを残しながらも全体としては利上げに慎重な印象を受ける。日本の昨年10〜12月のGDPが下方修正され、中国のGDPも7.0%へ目標が引き下げられた。欧州の景気回復には、まだ期待できそうにない。世界景気の見通しが危ういだけにアメリカは利上げに踏み切ることに躊躇しているのではなかろうか。

 6月利上の可能性が消えたわけではないが、足元の経済指標に住宅着工の伸び率低下など先行きを見極める景気状況になっていることもある。また、例年、NYダウは5月に急落する習性がある。こうした点を考えると利上げは今年秋まで延びる可能性がありそうだ。

 同時にFOMCにおいて、「ドル高」による企業々績への懸念が表明された。このため、為替は一気にドル安・円高に振れた。しかし、今後、日本、欧州、中国の景気が芳しくないようだと、またドルに資金が向かいドル高の続く可能性は残っている。

 今後のNYダウは、ドル相場の動きと、もう一方でアメリカの企業々績、特に1株利益の推移を注視する展開が予想されそうだ。仮に、これまでのドル高による影響でEPSが低下するようならNYダウのかなりの調整安もあり得るだろう。アメリカの企業々績から目が離せない局面に来ている。

 日本のマーケットは、来週27日(金)が3月期決算銘柄の配当権利落ち。このため、来週は配当利回りが好く、まだ買われていない銘柄が物色される展開だろう。

 とくに、配当落ちを境に物色銘柄が変わる可能性がありそうだ。為替がさらに円高に振れるようなら輸出関連の優良銘柄から内需関連の優良銘柄に物色の矛先が向きそうだ。

 また、新年度入りを控え、「テーマ」を模索する動きも予想され、久々にエネルギー、iPS、ロボット、新素材、観光、オリンピックなどに関連した材料性テーマ株が浮上する可能性もありそうだ。日本でも例年、4月からの相場では、「TOPIX」型銘柄中心の相場となっていることもヒントとなりそうだ。
posted by 犬丸正寛 at 14:35 | 株で見る世の中

2015年03月13日

18日のFOMCでドル安(円高)に転換の可能性、輸出関連から内需株の出番も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は快調に上値を追っている。昨年11月14日に1万7500円水準に乗せたあと今年2月9日まで1万7000〜1万8000円でもち合っていたのがウソのような上げっぷりである。

 この間、伝えられているように個人投資家と外国人投資家の売り越し基調に対し、年金資金のほぼ一手買いの姿である。しかも、年金資金は上値を追って買っているという。押し目は買うが、上値買いは慎重とみられていた年金がどうして上値買いなのだろうか。

 察するに、アメリカに代わって日本の景気牽引役の出番ということが背景にあるように思われる。アメリカは2008年11月から2014年10月までの期間に3回の量的金融緩和を行い、景気回復を軌道に乗せ、今度は景気過熱予防から利上げが接近している。

 これを嫌ってNYダウは波乱の状況にある。日本の相場まで下落したのでは世界同時株安の連鎖になりかねない心配がある。欧州は、去る9日から1日30億ユーロの量的金融緩和に踏み切ったところであり、なんとしても世界同時株安による世界不況突入は避けたいところだろう。

 そこで、日本の年金・GPIFの買い出動ということではなかろうか。アメリカのマーケットが予防的利上げを織込んで落ち着くまでは日本に機関車役を求めるということだろう。

 日経平均がNYダウに対し上ザヤの続いていることでも、こうした見方を裏付けることはできるだろう。日経平均の上ザヤは今年1月27日から始まり、1月中は4営業日、2月は12営業日、そして3月は10営業日すべてにおいて日経平均の上ザヤが続いている。まさに、日本の機関車役といえる動きである。

 一方、東証1部出来高は13日(金)のSQ日以外は1日20億株前後の薄商いとなっている。当然といえば当然だろう。年金資金が上値を追って買う以上、短期はともかくも中長期的に値上がりの期待できる銘柄で、しかも日経平均上昇に効果の見込める銘柄にマトを絞っているからとみられるからである。

 即ち、その銘柄とは日経平均及びJPX日経400に採用となっている好内容銘柄である。ROE及び1株利益が高く営業増益などの好内容銘柄である。これらの銘柄は現政権が安定さえしていれば先高が予想される上に増配銘柄も多いことから今3月期の配当も手にすることができる。とくに、新指数のJPX日経400は国策的ともいえる指数であり、年金の投資対象としては文句をつけられる心配のない銘柄といえる。

 しかし、これらの銘柄は個人投資家にとっては大きく下げる場面では買いに出ても積極的に上値を買うスタンスではない。もともと、個人投資家は中低位銘柄や新興系の人気銘柄を好むところがある。

 3月の配当落ちまでは、こうした高ROE等の値ガサ優良株の展開が続くものとみられる。売り物薄の中を日経平均はするすると値を上げ2万円へ近づく可能性はありそうだ。

 ただ、NYダウは、18日のFOMCで利上げ有無等の見通しがはっきりすれば材料出尽くし感から出直ることが予想されそうだ。同時にドル高(円安)からドル安に振れる可能性もあり日本株は輸出関連から内需関連に物色の矛先が移る可能性はありそうだ。
posted by 犬丸正寛 at 21:45 | 株で見る世の中

2015年03月06日

慎重多い中で日経平均は2万円うかがう展開か、中小型優良株中心の展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は2007年の高値1万8300円を抜いたことで弾みがつき1万9000円が目前となっている。売方の買い戻しと短期マネーの買いを中心に、今週の1日平均出来高21.7億株が示す通り薄商いの中を今週の日経平均は約0.77%上昇した。

 ただ、週足での陽線が今週で7本連続となり、株価面での過熱感がみられる。今週4日、一時300円を超す下げとなったように、位置が高いだけに今後も小さい懸念材料にも敏感となっていることは留意しておくところだろう。もちろん、ここで出来高が大きく増えるようなら、これまで買った向きの格好の利食い場面提供となり相場のピークとなるだろう。

 今夕、アメリカの雇用統計が発表となるが、一方でECB(欧州中央銀行)の量的緩和が始まることから、マーケットでは、「今は経済指標を気にしないほうがよい。ヨーロッパの量的緩和が加わることで世界的な金融相場の到来である。雇用統計がどのような数字になろうとNYダウには大きな影響はないだろう」(国内大手証券)との見方となっている。

 天井を掴むくらいの気持ちでないと今の相場には乗れないという見方はけっこう多い。過去の天井パターンと似てきたところは気になる。

 一方で、「日経平均2万円目標では残り1000円ちょっとしかない。その上を誰が買うのだろうかとという心配な点もある。日経平均2万3000円くらいの目標がないと、ここからは強気になり難い」(国内中堅証券)との見方もある。

 ただ、指標を横に置いてみれば、物色銘柄は輸出関連の優良銘柄から薬品、住宅などの内需系優良銘柄に買いの矛先が向かい好循環となっている。ただ、出来高の少ないことが示す通り、中低位の数量銘柄までは買い人気は本格化していない。

 来週もNYダウが大きく崩れなければ中小型の優良銘柄を中心に日経平均は2万円にチャレンジの展開が予想されそうだ。
posted by 犬丸正寛 at 16:28 | 株で見る世の中

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