相場格言

2015年02月20日

出遅れのJPX日経400が07年高値挑戦の展開へ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(23日〜27日)は、日経平均でみれば2007年高値更新の勢いから引き続き強い展開が予想される。ただ、買い安心感が強まり、「2万円は時間の問題」といった楽観ムードが強まりすぎると売方に足元をすくわれる可能性はありそうだ。

 とくに、ここに来てNYダウに比べ、日経平均の強さが顕著となっている。昨年末からの上昇率がNYダウの約1.3%に対し日経平均は約6.5%と大きい。また、日経平均がNYダウに対し今年2回目の上ザヤとなっている。

 しかも、最近の東証1部の出来高が20億株台後半、売買代金も2兆円台後半の理想的ともいえる水準が続いている。日経平均が2000年以来の高値値に進んだからといって40〜50億株の大商いになってはいない。これまでとは違って過熱感のない高値更新の展開といえる。

 背景には、このほど発表された日本の2014年10〜12月のGDPが年率でプラス2.2%と3期間ぶりに回復となったことが大きい。これまで、企業々績だけの片肺飛行的な相場だったが、「景気」というもう一つのエンジンが加わり相場に力強さが加わった。

 景気回復が本物と決めつけることはできないが、インバウンド需要、輸出好調による貿易赤字幅縮小、原油安効果なども加わって景気の先行きに期待感が強まっていることも間違いない。大手企業の業績好調で今年も賃金上げから消費への効果も期待される。今年1〜3月、4〜6月のGDPがマイナスに落ち込むことはないだろう。

 物色銘柄は、GDP回復という側面からは内需関連の中低位銘柄や新興系の銘柄が注目されていいところだが、3月の配当落ちまでは現在の値ガサ優良銘柄中心の展開が予想される。その後、4月以降、出遅れ比較感から中低位銘柄や新興系銘柄が見直される展開とみられる。

 とくに、指数でみれば日経平均が2007年2月の1万8300円を抜いたのに対し、優良銘柄の塊ともいえる、「JPX日経400」は、2007年2月の1万5630ポイント(20日=1万3607ポイント)に対し大きく出遅れている。

 一つのシナリオとして、3月までにJPX日経400が高値を更新、その後、4〜5月にTOPIXが2007年2月の高値1823ポイント(20日=1500ポイント)を更新というコースも想定されるのではなかろうか。

 足元では外国人投資家、機関投資家等の高ROE銘柄の配当取り買いが継続している。個人投資家においても優良銘柄の配当取りで臨むところではなかろうか。
posted by 犬丸正寛 at 16:49 | 株で見る世の中

2015年02月13日

日本は15年に続いて16年3月期の好調銘柄に照準=犬丸正寛の相場展望

■3月の米国・金融政策会議までは強い展開

犬丸正寛の相場展望 これから先、3月のアメリカの雇用統計と、それを受けて3月中旬に開催されるアメリカの金融政策決定会議(FOMC)までは,NYダウの堅調が予想され、連れて日経平均も強調相場が予想される。

 ギリシャとユーロ圏19カ国財務相会議は、ギリシャ債務問題に結論はでなかったものの、決裂ということでもない。大きい問題だけに何回かの会議を持つことにより、お互いの国の国民に、「やむを得ない」という気持ちを芽生えさせることが必要だろう。次回、16日に会議が予定されている。

 ウクライナ問題でもフランス、ドイツ首脳の仲介役でロシア、ウクライナとの4者首脳会談を行われ、3月の停戦が合意された。これで、相場の重しとなっていたギリシャとウクライナ問題がひとまず悪材料の座を去った。

 さらに、1月29日に44ドル台まで急落していた原油相場も足元では50ドルを挟んだモミ合いで推移し、落ち着いた展開となっている。今後、欧州の量的緩和効果を期待する形で徐々に反発に転じるものとみられる。

 一方、アメリカの景気は1月の新規雇用者数の好調にみられるように堅調が続いている。3月に発表の2月分雇用が引き続き好調ということになれば、3月のFOMCでは政策金利引き上げに踏み出す可能性はあるだろう。ギリシャ、ウクライナなど海外情勢が落ち着いてきただけに金利引き上げ示唆の可能性は濃厚とみておいたほうがよいだろう。

 そうなると、次の焦点は金利引き上げの影響がアメリカの景気・企業々績にどのていど現れるかということに移っていく。1回の引上げで、直ちに景気・企業々績は下降に向かうとみるか、あるいは、1,2度の利上げでは景気・企業々績は影響を受けないとみるか。この点が相場を見るポイントとなるだろう。

 NYダウは昨年12月26日につけた最高値1万8103ドル(場中)に約120ドルまで接近している。高値更新は十分に予想されるが、さらに、上値を追うかどうかは金利引上げと景気・企業々績の関係を見極めてからになりそうだ。

 この点、日本は金利引き上げのリスクは全くなく、むしろ、低空飛行のGDPに対してはまだ金融面の刺激が欲しい局面である。昨年10〜12月のGDP、そして、今年1〜3月のGDPがどうなるか。仮に、GDPがプラスに転じるようなら、企業々績の好調と相まって日経平均は、2007年の1万8300円(場中値)を更新するものとみられる。

 マーケットでは、2015年3月期に続いて2016年3月期の業績好調が予想される銘柄を買う動きが強まるものとみられる。
posted by 犬丸正寛 at 16:08 | 株で見る世の中

2015年02月06日

好業績銘柄買いの「第2幕相場」の展開へ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 2月に入ってもNYダウは相変わらず荒い値動きとなっている。4日(水)が7ドル高と小幅だったが、2日(月)198ドル高、3日(火)305ドル高、5日(木)211ドル高と大きい値幅となっている。アメリカにも、『荒れる2日新甫』のジックスがあるのだろうか、と思われるほどである。

 この結果、2月はわずか4日間だけで約721ドルの上昇で、当然、どこか遠くない時期にこの反動安は覚悟しておかなくてはいけないだろう。

 ギリシャ問題は依然、揺れているものの、量的緩和に踏み切ったECB(欧州中央銀行)は、最終的にはユーロ体制堅持からギリシャ問題は落ち着かせるものとみられる。結果、マーケットにとって積極的に売りを仕掛ける材料ではなくなりつつある。

 そして、欧州の量的緩和の効果が先行き期待できるとなればアメリカに回帰していた世界メネーは再びアメリカ以外に向かうタイミングをうかがい始めることになるだろう。徐々にドル高(円安)は修正されていくものとみられる。

 NYダウは昨年暮れの最高値1万810ドルを上回る可能性は否定できないが、仮に抜いても一気に上値追いとはならないだろう。政策金利引き上げの時期と幅が明確になるまでは高値圏でのモミ合いとみられる。

 一方、日経平均は1月27日から2月4日まで6営業日、NYダウを上回ったが、足元ではまた下ザヤとなっている。ただ、6営業日も上ザヤとなったことは、これまでにない強さが感じられ、企業々績の見通しが好いことから再び上ザヤとなる可能性はありそうだ。

 その企業々績は、「円安効果」と、「原油安効果」が加わり輸出型銘柄、内需型銘柄の両方にプラスとなっている。この点は、売方の空売り攻勢を手控えさせ、買方を勢いづかせるはずである。

 ただ、2015年3月期・第3四半期の決算発表が、ほぼ一巡したことで、短期マネーの好決算買いも一巡といえる。たとえば、指標的存在のトヨタ自動車は予想1株利益を約47円増額し677.1円としたが株価は冴えない動きとなっている。

 次に予想されるのは、恐らく、好決算銘柄の見直し買いという展開だろう。決算発表時点での買いを、「第1幕」とすれば、これから始まるであろう見直し買いが、「第2幕」ということになるだろう。

 そして、今年の業績買い、「第3幕」は5〜6月の本決算発表ということになりそうだ。

 日経平均も直ちに高値を更新することは難しそうだが、高値圏のモミ合いが予想され、好業績銘柄の個別物色の展開とみられる。
posted by 犬丸正寛 at 17:03 | 株で見る世の中

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