相場格言

2014年12月19日

『外交力』+『経済力』=『強いアメリカ』を買う相場展開、アベノミクス本格化で外国人買いも=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週はNYダウが最高値を更新するかどうかがポイントとなりそうだ。背景には、このところのアメリカ外交の攻勢があるとみていいだろう。

 今回の「原油安」はアメリカが、強引にウクライナ政策を進めるロシアに対する締め付けの一環という見方もあるが、真意のほどは別としてもロシアがルーブル売りに見舞われ窮地に追い込まれたことは事実である。さらに、追い討ちをかけるように、ロシアと親しいキューバに対しアメリカは歴史的ともいえる国交回復を図るという。まさに、アメリカによるロシア包囲の印象である。

 これまで、弱腰外交と攻撃を受けていたオバマ政権が外交面で大きく盛り返したといえる。外交面で強いアメリカの存在感が高まれば、経済面においては、その強さを十分に発揮しているだけに、「外交+経済」=「強いアメリカ」、となってアメリカ買いが強まることが予想される。

 それが、どのていどの「ドル高」と、「NYダウ高」となって現れるか。1ドル=125円ていどのドル高の可能性は予想されるしNYダウの1万8000ドルの可能性も予想される。さらに、仮に、イスラム国に対する優勢も加わればNYダウ2万ドルも考えられる。

 NYダウが上伸すれば日本のマーケットの上値も期待できる。ましてや、14日の選挙で大勝し政権の安定度がよりいっそう高まったことで外国人投資家の買いも期待できる。日経平均は2007年の1万8300円奪回を目指す展開が予想される。

 とくに、安倍政権にとって今回の原油安は有難いプレゼントである。円安のデメリットから円安修正も政策課題として浮上していただけに原油安で円安デメリットを十分に緩和できる。それどころか、来春の再賃上げ要求を睨んで円安で大手企業に稼いでもらえることができる。

 年内最終受け渡しは25日。26日から新春相場となる。「円安」効果をバックに地方創生などアベノミクス第3章の本格的相場入りとみていいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 15:52 | 株で見る世の中

2014年12月12日

ご祝儀相場のあとはドル・円の行方を見守る展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週は、確実とみられる選挙での勝利から、「ご祝儀相場」が期待できる展開だろう。ただ、選挙明け後は、年内11営業日と残り少なくなることもあってご祝儀相場のあとは伸び悩みとなる可能性はありそうだ。とくに、ドル・円相場の行方が見極め難いからだ。

 ドル・円相場のカギを握っているのは1バレル・60ドルを割った原油価格の行方だろう。原油価格安は世界の先進国には原材料安という点ではプラスだが、同時に金融不安を引き起こす芽も含んでいる。

 原油安は産油国を直撃し収入の大幅な減少となる。しかし、今回、オペックは原油価格が大幅に下落しているにもかかわらず減産による価格維持政策は採っていない。産油国の先進国に対する挑戦と受け取ることもできるのではないか。なぜなら、先進国はシェールガスを手に入れ、今また水素による燃料電池車を本格化させようとしているからだ。中東などの産油国にとっては脱原油が進めば死活問題だ。減産をしないで価格下落を放置していることは先進国に対する牽制の意味合いが含まれているのではないか。

 とくに、産油国は収入減少を理由に先進国からモノが買えないことを前面に出せば、資金繰りでたちどころに困るのはギリシャなど欧州である。この点において、欧州発の金融不安の芽を含んでいる。
posted by 犬丸正寛 at 17:00 | 株で見る世の中

2014年12月05日

円安次第の展開、07年の124円なら日経平均1万8300円も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週の相場は1ドル・120円台に乗せた円相場の行方にかかっているといえる。選挙を控えていることから中小型銘柄中心の展開になるかとみられたが、急速な円安でトヨタ自動車など輸出関連中心に1部市場の主力銘柄が元気のよい展開となっている。トヨタは10月の5710円から2086円上昇し2007年以来の8000円に接近となっている。

 円相場の1ドル・120円台は2007年5月以来7年半ぶりの円安水準で、日経平均よりひと足早くリーマンショック前水準に達した。この1ドル・120円に匹敵する日経平均の水準は2007年2月の1万8300円である。円高に反転することなく、このまま1ドル・120円水準が保持できれば日経平均の1万8300円が見込めるだろう。

 一方、円安の裏側の「ドル高」視点ということでみれば、足元ではドル高の支えとなっている米国景気が腰折れする心配はなさそうだ。心配された欧州経済や日本経済の減速によるアメリカ景気への影響も今のところ軽いものとなっている。オバマ大統領の直近の演説を受ける形で欧州は金融の量的緩和へ進む方向にあるし日本は10月末に量的追加緩和を実施しオバマ大統領の景気刺激要請に応える姿勢である。

 中期的には量的金融緩和政策を10月で終えたアメリカ景気が金融に頼らないで自力走行ができるかどうかがポイントだろう。このため、言われている政策金利の引き上げは欧州及び日本経済に回復の兆しが見られるまでは実施はしないものとみられる。

 とくに、アメリカ以外の世界経済が停滞している間は、世界のマネーはアメリカに向かいドル高、株高が続くものとみていい。原油価格の大幅下落がこうした流れに拍車をかけているようだ。世界マネーが再びアメリカ以外の国に向かうのはもう少し先になるものとみられる。NYダウベース1株利益の頭打ち傾向が鮮明となるまではNYダウは強い展開が続くものと予想される。

 とくに、アメリカの日本に対する期待は非常に強いのではないかと思われる。もちろん、同盟国という強力な結びつきはある。しかし、親戚関係同様、借金の依頼ばかりでは嫌になるが、日本は多額の財政赤字はあるが大半を国内で賄っている。それに、バイオ、ロボットなど技術もいい。バブル崩壊で沈滞した経済を再生することは十分に可能である。こうしたことから今度の選挙で日本再生を掲げる安倍政権にアメリカは期待しているものとみられる。

 それを裏付けるように、4日には日経平均がNYダウに対し13ポイントまで差を縮めている。年初にはその差が300ポイントていど開いていた。NYダウが大きく上昇する中で日経平均が追い上げている姿である。日本への期待の強さの現われといえる。

 もちろん、12月14日の選挙で安倍政権が大勝しなくても、ともかく負けないで勝つことが条件である。もしも負けると2年前の総理が次々と代わるデフレ暗黒時代に戻ってしまう心配があるからだ。

 円相場については次のフシである2007年6月の124円まで行くかどうかが来週のポイントとなりそうだ。
posted by 犬丸正寛 at 17:04 | 株で見る世の中

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