2008年05月14日

武田薬品 『月足&週足&日足』チャート診断

武田薬品<4502>(東1)

【月足】チャート
マイナス乖離率16年ぶり水準でボトム打つ
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 去る3月の安値4850円は、24ヶ月線乖離率が1992年5月以来となる「マイナス30%」まで拡大。ひとまず、ボトム打ちと判断できる。しかし、24ヶ月線を上抜いて本格的な上昇になる、ということではない。なぜなら、24ヶ月線の水準は7250円前後に位置し、はるか手の届かないところだからだ。
 それどころか、12ヶ月線(6950円)に接近することでさえ困難といえる。最高に見て、下げ幅の3文の1戻し、6043円があれば上出来だろう。

【週足】チャート
信用取引使った短期買いはリバウンド狙いで成功、矛先納める
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 2005年4月以来の5000円割れで、値ごろ感からの買いが入った。とくに、信用取引を使った短期資金の買いが入り信用買残が急増。しかし、5月の5700円台までの戻りで、短期資金は大半が利食いし、信用買残はもとの水準へ落ち込んだ。短期買い方の勝利といえる。
 13週線は上回っているので、もう少し強い場面が予想される。しかし、6000円前後にある26週線を上抜くことは難しい。とくに、ここからは信用買いが見込めないため、上値があっても「上ヒゲ」でとどまるだろう。

【日足】チャート
ボトムから22%上昇しそろそろ戻り一巡感
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 日足では、去る4月18日に30日線を抜いて買い転換。5月13日には5920円まで戻した。ボトムから22%の上昇。
 日足では6060円から6300円にかけて上値のフシがある。その水準まで戻れば、安値から30%の上昇となり、格言の『3割高下に向かえ』が当てはまる水準となる。そろそろ、戻り一杯の場面を迎えている。

【総評】
2009年3月期の営業利益43.3%減益が響き上値困難
PER31倍と割安感もない


武田薬品工業ホームページ 同社の2009年3月期は連結で営業利益が43.3%の減益。経常利益も51.5%の減益見通し。2008年3月期も減益だったが、それをはるかに上回る減益。1株利益も2008年3月期の419円から2009年3月期は192円へダウンする。PERは31倍程度。割安感はない。ただ、配当は年170円(前期168円)へ増配を予定している。
 業績悪化から急落したことで、リバウンド狙いの短期買いがいったが、戻りはほぼ最終場面に来ている。特に、投資経験の豊かな人が、信用で買って、そのほとんどを売却したことがそれを物語っている。今後は業績の推移を見ながら、2番底を形成の動きとみられる。
posted by 犬丸正寛 at 12:48 | ちょっと気になる銘柄