【月足】チャート
気になるのは1月の終値での24ヶ月線割れ、当面は上値重い

気になるのは2008年1月の動きだ。多くの銘柄と同様に、長い下ヒゲを出して底入れ足とはなっているが、気になる点がある。特に、同じ物流テーマ株の三菱商事や三井物産などと比べて異質なのである。商社株も下ヒゲで、24ヶ月線を割ったものの、「終値」では同線をキープしたのに対し、同社株は1月の月足は、終値でも24ヶ月線を割り込んだことだ。
2、3、4月と持ち直して、24ヶ月の上に位置してはいるが、「買い方」にしてみれば、「1月の動きはやはり気になるところで、腰を据えて、上値を買い上がっていくには抵抗がある」。実際、商社株に比べて戻りは極めて鈍い。長い下ヒゲの安値を割ることはないだろうが、戻りが鈍いと、月足・ダブル底を形成しに行く可能性がある。
【週足】チャート
1270円前後で強烈なダブル天井を形成、しばらくは26週線挟んだモミ合い

週足で、もっとも気になるのは、07年7月の1276円と、同10月の1261円で強烈なダブル天井をつけていることだ。特に、1番天井の後、07年8月に大陰線で26週線を割る「暮れの明星足」の売り線が出たにもかかわらず、次の週から買い上がって、ダブル天井をつけに行った。あの動きはよくなかった。あのまま、素直に調整していれば、整理はスムーズに進んでいたはずだが、流れに逆行して買い上がったトガメが出て、今の動きが鈍くなっている。
去る4月には26週線を抜いて、買い転換したものの、小幅の上抜きだったため、戻りは鈍い。5月9日の週に1059円までつけたが、4月の1064円を抜くことができず、ここでも小さい形のダブル天井をつけてしまった。しばらくは、26週線を挟んだモミ合いだろう。
【日足】チャート
30日線上回った動きが継続だが、1260円前後には上値のカベも

日足と30日線の関係ではダマシのない素直な動きとなっている。直近では、昨年11月に1153円で30日線を切り1月27日の726円まで下げた。1月30日には858円で同線を抜いて買い転換し2月26日の1064円まで上昇した。その後、売り転換があって、4月2日に969円で買い転換し、現在まで30日線の上で位置している。
しかし、週足同様、1060円前後で上値のカベを作っており、これを抜けないようだと、30日線が下から追いかけて来ているので切る可能性もある。仮に、切ったとしても下値は800円台半ばだろう。
【総評】
好調な業績が整理を遅らせる、09年3月期も増収増益で調整進めば一気に出直りもある
月足、週足、日足とも、しばらくは上値限界的といえる動きだ。業績が好調なため、すぐに買いものが入って、調整すべきところで調整していないことが原因といえる。その業績を見ると、08年3月期は19.4%増収、営業利益は92.5%の大幅増益だった。続く、09年3月期も4.5%増収、5.9%増益の見通しを発表している。「経済見通しが厳しい中で、増収増益を発表していることは、相当の自信と受け取ることはできる」。よほど、急激な世界経済の下降がない限り、減額修正はないだろう。となれば、整理が順調に進めば、三菱商事株のように大きく出直ることが期待され下値は積極的に狙ってよいといえる。









