犬丸正寛の中期狙い・割安銘柄発掘
今期の営業増益一服は織り込む
プラマテルズ<2714>(JQ・売買単位1000株)の株価は2004年1月以来の400円割れ水準へ下げている。この株価水準は2001年の上場後の動きから見てボトム圏であり、PERはわずか4.5倍、PBR0.58倍、さらに年15円配当に対する利回り3.94%など、いずれの投資指標から見ても割安であり中期投資での買い場といえる。
マーケットが気にしているのは、営業利益が04年3月期の6億5900万円をボトムに、05年3月期=7億9000万円、06年3月期=10億5400万円、07年3月期=11億1500万円と好調に増益を続けてきたが、08年3月期は10億2000万円と若干の減益となる点だ。
ジャスダックなどの小型株の市場では、利益が良い場合も悪い場合も、株価は過大に反応する。今度の同社の利益見通しも、これまでの増勢からすれば、「増益一服」と見るのが妥当。とくに、営業利益が10億円を割ると印象は悪くなるが、そうではないだけに今期の営業益足踏みは十分に織り込んだといえる。
同社は、大手商社のような大量の取引きを行うのではなく、個々の取引先のニーズに沿った合成樹脂を扱う。たとえば、得意先から、「新しいプリンターの樹脂引き合いがあった場合」は、得意先と直接会って話し合い、「高熱に耐えられること、頑丈であること、清潔に使いたい、新しい色の外枠にしたい」とのニーズにマッチしたプラスチックを提供する。ここに同社の強さがある。自動車、家電、事務機器など需要先は多岐にわたっている。
08年3月期の売上高は5.7%増の550億円の見通し。営業利益はシステム構築費、人件費、本社移転の費用などにより減益となる。1株利益は84.2円。09年3月期は本社ビル売却(11億円)の資金を借り入れ返済に充当し金利が軽減されることもあって営業増益が見込まれる。









