2007年04月20日

スギ花粉の恩返し・ 日本の山は「お宝の山」

 以前から、言われていたことが現実となってきた。世界の資金が、「原油」の次は、「木材」を狙っているということから、木材価格が急騰すると言われてきた。それが、現実になってきた。
 中国、インドなどの経済発展で原油だけでなく、木材需要が一気に膨れ上がっているためだ。
安い外材に押されて、日本の山林は長い間、人の手が加わることがなく荒れていたが、長い時を経て、日本の山が見直されてきた。
 筆者の田舎は、山に囲まれたところで小学生の頃までは、山の中に掘った穴で火葬が行われていた。井桁に組んだ木の上に棺を乗せ、ひと晩かけて青年団が酒をあおりながら火葬した。年寄りのいる家は、早くから山に行って、火葬用の木を切り出して軒下に積んで準備していた。
 火葬がなくなり、プロパンガスの普及で、人は木材を必要としなくなった。山には、台風などで倒れる木が出る。これを立ち枯れという。この木を放置したままにしておくから、太陽の明かりが届かなくなり、山は荒れ、松茸も採れなくなった。
 次のような話をするとウソだろうと言われる。筆者が小さい頃は弁当のオカズは毎日、松茸の漬物だった。今にして思えばまったく夢のような話である。それだけ、人と山とが身近なものだった。
 昨夜のテレビで、日本の山は「お宝」と表現していた。長い間、日本の木材が外材より高い状態だったが、現在は国内材が安くなった。花粉症に悩まされてきたが、杉、桧などの高級材が恩返しをしてくれるところにきたようだ。お宝の多いのは住友林業。
 世界で木材の次は「水」である。
posted by 犬丸正寛 at 11:38 | 株で見る世の中