2007年04月27日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本

――上位3位と10位――

(1)「吹き上がる日本株」 徳間書房 1470円
(2)「Think 2007 No21」 東洋経済 1890円
(3)「新帝国主義」 東洋経済 1995円


(10)「金融六法」 学陽書房 12600円
posted by 犬丸正寛 at 12:04 | 株で見る世の中

2007年04月25日

記者生活40年となりました

 22歳で駆け出し記者を始めて、今年4月で記者生活40年となった。
苦しかったが、「好きこそものの…」という言葉が支えとなった。1度しかないこの世の旅だから、好きなことをやりたかった。
 駆け出しの頃、よき記者の先輩に出会ったのと、先輩の書かれた記者心得の本を読んだのも支えとなった。
 「ぼっとして見、聞きしてはだめ。見るもの、聞くもの、なんでも記事にしようとする心構えを持ちなさい」と教えられた。 
 もうひとつは、長い文章より、まず短い骨と皮だけの文章を書く訓練をするように教わった。NYタイムズで読まれる文章のボリュームは600字以内と指摘された。
 文章はどうして長くなるのか。今でも悩ましいことだが、文の「流れ」が止まってしまうからではないかと思っている。文章には「説明」は不可欠だが、流れを止めないで説明する、このことは、かなり大切ではないかと思っている。年を取れば、くどくなるので、気をつけなくてはと…。 
posted by 犬丸正寛 at 12:36 | 株で見る世の中

2007年04月24日

東西冷戦終結後の世界に新しい流れ

 今、行われているフランスの大統領選挙には関心を持っている。アメリカ流の競争社会を掲げるサルコジ候補と、格差をなくすることを最大目標としているロワイヤル候補が5月6日の決戦投票で、どちらが勝つか。
 日本もまったく同様の選択を迫られている。バブル崩壊後の不況の時は、不況克服のために、勝者を作り、勝者に引っ張てもらう政策だった。が、勝ち組と負け組がはっきりしすぎてくると、波に乗れない層から不満がでてきた。強者優先の策は採り難くなってきた。
 常に、歴史の針は、行き過ぎと、揺り戻しの繰り返しのようである。しかし、時には、揺り戻し以上となる心配がある。全員が格差のない平等ということなら、統制管理社会型となってしまう。やる気のある人が、やる気を失ってしまう。今のフランスも国際競争力は下がっているはずだ。
 長崎で市長が射殺された。暴力は取り締まれ、の声が高まりすぎると、警察や兵器を持つ組織(自衛隊など)が前面に出て、国家権力が幅を利かすようになる。
 自由競争か、平等か−−。言葉としては、わずかな文字数だが、社会システムの違いは左右180度の開きがある。東西冷戦の終結では、アメリカ流の自由競争が勝った。折りしも、東西冷戦終結の一方の立役者だったロシアのエリツイン元大統領が死去した。
果たして、世界の流れはどちらへ動くのか。
posted by 犬丸正寛 at 10:05 | 株で見る世の中

2007年04月23日

今秋、ジャスダック取引所内に新しい新興市場

 2004年以前は、店頭市場といわれていたジャスダックが、2004年12月に証券取引所の免許を取得して、今年で3年を迎える。
 従来は、東証の補完的な受け取られ方をしていたが、「取引所」となったことで札幌、東京、名古屋、大阪、福岡と同列の取引所となったわけだ。
 そのジャスダック取引所の中に、今年秋にも、もうひとつの「市場」ができる。名称はまだだが、筒井高志代表執行役社長によると、「バイオ、ロボット、エネルギー、IT等を駆使した新しいビジネスなど、新規性の高い技術の企業を中心とした市場を創る考え」という。
 詳しくは、実業之日本社発行の「今、この株を買おう」(2007年初夏号)で、弊社の福田貴子さんがインタビューしていますのでご覧ください。
 各取引所には札幌アンビシャス、東証マザーズ、名古屋セントレックス、大阪ヘラクレス、福岡Qボードの、新興市場がありますが、新興銘柄はいずれも低迷。今度の新しいジャスダック新市場が見直しの契機となる可能性はあるだろう。
posted by 犬丸正寛 at 09:21 | 株で見る世の中

2007年04月20日

スギ花粉の恩返し・ 日本の山は「お宝の山」

 以前から、言われていたことが現実となってきた。世界の資金が、「原油」の次は、「木材」を狙っているということから、木材価格が急騰すると言われてきた。それが、現実になってきた。
 中国、インドなどの経済発展で原油だけでなく、木材需要が一気に膨れ上がっているためだ。
安い外材に押されて、日本の山林は長い間、人の手が加わることがなく荒れていたが、長い時を経て、日本の山が見直されてきた。
 筆者の田舎は、山に囲まれたところで小学生の頃までは、山の中に掘った穴で火葬が行われていた。井桁に組んだ木の上に棺を乗せ、ひと晩かけて青年団が酒をあおりながら火葬した。年寄りのいる家は、早くから山に行って、火葬用の木を切り出して軒下に積んで準備していた。
 火葬がなくなり、プロパンガスの普及で、人は木材を必要としなくなった。山には、台風などで倒れる木が出る。これを立ち枯れという。この木を放置したままにしておくから、太陽の明かりが届かなくなり、山は荒れ、松茸も採れなくなった。
 次のような話をするとウソだろうと言われる。筆者が小さい頃は弁当のオカズは毎日、松茸の漬物だった。今にして思えばまったく夢のような話である。それだけ、人と山とが身近なものだった。
 昨夜のテレビで、日本の山は「お宝」と表現していた。長い間、日本の木材が外材より高い状態だったが、現在は国内材が安くなった。花粉症に悩まされてきたが、杉、桧などの高級材が恩返しをしてくれるところにきたようだ。お宝の多いのは住友林業。
 世界で木材の次は「水」である。
posted by 犬丸正寛 at 11:38 | 株で見る世の中

2007年04月19日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本――ベスト3&第10位―

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本 ベスト3&第10位

(1)「新しい事業報告・計算書類」 商事法務 4830円
(2)「一問一答 金融商品取引法」  商事法務 2520円
(3)「監査小六法」 中央経済社 6090円
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(10)「高田式日経225先物システムトレード連勝法」 日本実業出版社 2100円
posted by 犬丸正寛 at 10:27 | 株で見る世の中

2007年04月18日

渋谷での講演会、意外に少なかったデイトレ希望者

 経済・株式講演会で冒頭、挙手をお願いした。「デイトレをおやりになっている方、あるいはこれからやろうとお考えの方、軽く挙手をお願いします」―――。
 意外に少なく2割程度の皆さんだった。茅場町での講演会と違って、土曜日の午後、渋谷ということで、若い人も多かったのだが。
 どうやら、昨年の「新興銘柄バブル崩壊」の影響が投資家心理に痛い思いとして滲み込んでいるようだ。
 話は飛ぶが、東証再開の昭和24年頃に松下電器を70円で1000株買った人は、1990年のバブル当時には43億円程度になった、と計算した人がいた。50円の額面割り当て増資で株数が増え、しかも、高度経済成長の時代だから業績も大きく伸びたから、長く持っていた投資家に有利だった。
 しかし、現在は、こうした超・長期投資はそぐはない。経済が成熟化しモノが充足されている、しかも変化が早いから業績に対するリスクが格段に高まっている。増資の形態も時価公募増資だから、昔の50円に比べると、はるかに高い値段で払い込みしなくてはいけない。さらに、株式分割で株数が増えても、それ以上に株価が下がってしまうリスクがある。
 しかも、経団連加入の名門企業なら安全資産株だと思っていても、一夜明けたら、不祥事で上場廃止問題が出る。
 結局、筆者は投資スタイルを次の4つがよいのではと申し上げた。「超長期投資」は止める、(1)「長期投資」は3年程度、(2)「中期投資」は3ヶ月〜1年、(3)「短期投資」は1ヶ月程度、(4)「超短期投資」は3日〜1週間程度。
 M&A、あるいは売れ筋商品の変化など、企業を取り巻く環境は様変わりに変化が激しい。投資家側も、「長期投資なら安心」という考えは変える必要がある。
posted by 犬丸正寛 at 12:09 | 株で見る世の中

2007年04月16日

東京再開発が一大テーマになりそうだ

 朝早くから選挙カーが頑張っている。気のせいか、東京都知事選で勝利した与党候補には、声のハリがあるようにも感じられる。
 石原知事のオリンピック誘致には、今後、ますます力が入ってくることだろう。
 アメリカもシカゴへのオリンピック誘致に手を上げた。東京が誘致に成功するかどうかは分からないが、誘致を前提に施設の準備が始まる。東京の再開発、あるいは修復にはよい機会だろう。
 昭和38年(1963年)の東京オリンピックから45年近くにもなる。当時、建設された首都高速やビル群は老朽化が目立つし、地下の水道管、ガス管も疲労しているはずだ。
 しかし、地上には簡単に新しい道路などは作り難い。目が行くのは地下だろう。新宿と日本橋を結ぶ地下高速が予定されている。西武新宿線も地下化が計画されている。上越新幹線も大宮から新宿へ地下で延伸が予定されている。
 さらに、地球温暖化で大量の降水があれば都会の廃水は大切なことだ。ここでも、地下放水路が必要となる。東京再開発に関連した銘柄が数多く登場することだろう。
posted by 犬丸正寛 at 12:22 | 株で見る世の中

2007年04月13日

「インサイダー」、「虚偽記載」、次は「株価操縦」取り締まりか

 「総会屋」、「インサイダー取引」、「虚偽記載」など、最近10数年、証券界の事件で見出しとなった言葉だ。こうした事件に絡んでで多くの名門企業が批判を浴び、マーケットから退場となったところもある。
 日本版SECとよばれる証券取引等監視委員会は、こうした違反に目を光らせる。91年の設立当初は少人数だったのを覚えている。水原委員長のところにはよく取材に行った。
 しかし、委員長の談話記事でも書こうものなら、「お前のところの新聞は取ってやらない」と、証券会社から文句を言われた。公平で透明なマーケットこそが、真のマーケット発展になるという思いは、当時は、伝わらなかった。
 監視委員会の3大案件はインサイダー取引、ウソの記載、株価操縦である。今回の村上フアンド事件でインサイダー違反に対する社会の認識は高まった。ライブドア事件で虚偽記載問題も同じだろう。
 残るのは、今後、「株価操縦」への取締りだろう。とくに、ネット取引で、投資家の姿が見え難くなっている。仲間同士のナレアイと呼ばれる注文、見せ掛けの大量注文、買い上がり、売り崩しなど、巧妙になっているそうだ。もちろん、われわれも風説の流布などには気をつけなくてはいけない。
 現在の委員会の人員は年度末で318名である。
posted by 犬丸正寛 at 10:08 | 株で見る世の中

2007年04月12日

先物の大証と超高層マンションの「北浜」、変貌が楽しみ

 株の街として賑わった大阪北浜が、また一つ変わる。旧三越大阪店の跡地に超高層マンションが建設されるそうだ。
 思い出せば、筆者が北浜の記者時代に、「三越大阪店」の移転を書いたことがあった。わざわざ東京の記者クラブで、「事実無根」のコメントまで発表となった。時が流れて、デパートの姿は今はない。
 大阪は、御堂筋で結ばれた梅田地区のキタと、難波地区と呼ばれるミナミの2つが有名で、北浜はラインから外れた位置にある。本来、デパートは休日が稼ぎ時なのに、人通りが少ない状態だった。
 至近距離にある大阪証券取引所では、場立ちによる売買システムがなくなり、ネット取引きで北浜を訪れる投資家も少なくなり、沈滞ムードに拍車がかかった。
 大阪証券取引所は、高層ビルに生まれ変わり、洒落たレストランに大学のキャンパスもある。
 今度は、地上209メートルともいわれる超高層マンションが建設される。
 アメリカ・シカゴのような先物を目指した大阪証券取引所。そのすぐ近くに近代的な住居ゾーン。北浜がどのように変わるか楽しみである。
posted by 犬丸正寛 at 10:24 | 株で見る世の中

2007年04月11日

東京茅場町・千代田書店の売れ筋本 ベスト3&10位

(1)「新しい事業報告・計算書類」 商事法務 4830円
(2)「新株主総会なるほどQ&A」 中央経済社2310円
(3)「日本の選択」 講談社 1680円
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(10)「投資信託にだまされるな」 ダイヤモンド社 1575円
posted by 犬丸正寛 at 11:32 | 株で見る世の中

2007年04月10日

温家宝首相の来日に思う

 中国の温家宝首相が来日される。日中間の親交が深まることはよいことだ。温厚な人柄とも紹介されている。
 しかし、「なぜ今」なのだろか。何か土産話があるのだろうか。今、来日することで中国にとって何か、プラス効果があるのだろうか。表面は友好であっても、必ず裏のあるのが外交である。
 考えられるのは、やはり、来年の北京オリンピックだろう。長い間、眠れる獅子として後進国に置かれたきた中国にとって、オリンピック開催は名実ともに先進国の仲間入りをする絶好のチャンスである。
 すでに、外貨準備高1兆ドルを有する経済大国である。オリンピックのメダルには、装飾に翡翠(ひすい)が使われるそうだ。熱い思いが込められている。
 そのオリンピックを失敗させるわけにはいかない。とくに、アジア近隣諸国に対しては、中国の力を誇示して、アジアの主導者は中国であることを焼き付けなくてはならないだろう。北朝鮮と6カ国会議の議長国を買って出ているのもそのためだろう。
 日本へのお土産らしきものとして、東シナ海のガス田開発において友好的な姿勢をみせる。しかし、安心はできない。オリンピックが終わった途端、中国の権利を主張してくるはずだ。中国生まれの筆者ではあるが、素直に喜べない。中国はタフな国である。
posted by 犬丸正寛 at 12:50 | 株で見る世の中

2007年04月09日

石原再選を221円高で祝福

 石原都知事の再選を日経平均は、9日前場では221円高で祝福した。これで、「首都機能移転」は否定され、「東京オリンピック誘致」が肯定され、都民は引き続き、東京集中を選択した。
 石原知事のいう、「若い人にオリンピックの感動を」というのは理解できる。しかし、東京で開催しなくてはならぬわけではないのだが・・・。とは言っても、都知事選挙だったのだから仕方ないが。
 オリンピック誘致が成功するかどうかは、別として、今後、東京での地価が上昇するだろうし、株式マーケットでは間違いなく一大テーマにセットアップされるはずだ。
 ただし、児童のスベリ台が公園から消えてしまうようなことは御免である。
今回の勝利で、夏の参議院選挙に向けて、懸念材料が薄らいだことは間違いない。
posted by 犬丸正寛 at 13:18 | 株で見る世の中