株価が見直されるまでには時間がかかり、しかも天井をつける時は一瞬だから、売買のタイミングは非常に大切であるという教えです。
とくに、この格言では「出遅れ銘柄」といわれる比較的人気の乏しい銘柄に使われる場合が多いようです。したがって、何らかの判断で人気の乏しい銘柄を買った場合は、見直されるまでに100日くらいの長い時間がかかるので辛抱することが大切で、しかも、いよいよその銘柄が買われてきた時は人気性がなく持続力が乏しいため短期間で天井をつけるので早めの利食いを心がけることが肝要であると教えています。
100日もの長い間待たされたのだからという投資家心理は理解できますが、主役銘柄ではないので爪を延ばさない割り切りが必要だと思います。
それでは、人気のある銘柄と出遅れ銘柄との違いはどこにあるのでしょう。以前、当欄で「株を買うな時を買え」という格言を紹介しましたが、この格言が人気性を表している代表的なものだと思います。いくら自分が良いと判断した銘柄でも時の流れに合致しないと動かないということです。
時の流れとは(一)社会のニーズに沿った商品やサービスを提供している、(二)マーケット独自の人気、たとえば値がさ株(値段の高い銘柄)中心の相場か低位株中心の相場か、ということです。こうした流れにマッチしていないと、仮に、いくら内容がよくても動かないということです。それでも、幸いなことにマーケットには、「出遅れ株買い」という相場がありますので100日もガマンすれば見直される時は必ず来るものです。
なぜなら、投資家は220万社といわれる株式会社の中でも売買可能なのは上場銘柄ですから、いくら時流に乗る人気銘柄といえど上がり続けることはありません。人気銘柄ばかり追い続けるより、人気はなくても動いていない銘柄が儲かりそうに見えるからです。しかし、そうした出遅れ銘柄は時流に乗る銘柄と違って、3日間ほどの短期間にに天井をつけることがほとんどですから素早く利食うことが大切です。
経営では、よほど画期的な新製品でない限り、商品が売れるようになるには多くの時間がかかります。しかも、最近は売れ始めたと思ったらもうおしまいという移り変わりの早い時代です。それでも、必需品的なもので役立つものならある程度息の長い売れ行きも期待できますが、趣向品的なものはすぐに寿命が来てしまいます。まさに「花の命は短い」のが今日の商品の姿ですから、経営者の時代を見る目の正確さがますます大切となっています。
2006年09月20日
相場格言−−天井3日、底値100日
posted by 犬丸正寛 at 18:22
| 相場格言









