2009年12月11日

株式市場は「モチつきから年末大掃除」へ=犬丸正寛の相場展望

株式市場は「モチつきから年末大掃除」へ=犬丸正寛の相場展望 来週(14〜18日)の相場は、『モチつきから年末大掃除』に移るものとみられる。11月27日の直近安値9076円から始まったモチつき相場は、12月7日の1万204円まで1128円上昇したことで、ほぼつき上がった。鳩山総理から国民への年末のプレゼントだった。

 本当は、「もっと欲しい」と言いたいところでも、米蔵にモチ米がない。国債を発行しないと無理なのだ。いくら庶民派政権でも、無い袖は振れない。

 今年はこれくらいでモチつきを終えて、モチつき臼(うす)の掃除をして、次は、部屋の大掃除に移る順番だろう。ただ、日経平均に比べてTOPIXの出遅れは目立つ。言うまでもなく、TOPIXは内需型の指数。消費関連など内需関連が物色される可能性はある。

 来週は、週半ばあたりを目安に、まず、日経平均型の輸出関連銘柄は高いところは、すかさず手放すところだ。日経平均のめどとして1万390円程度だろう。一方、YOPIXについては905〜910ポイントが上値の目安となるだろう。くれぐれも、深追いは避けたい。景気、外交問題など激変する環境だけに、来年のことは年末から正月休みの間にじっくり勉強したい。ひとまず、年内は手仕舞いを優先したい。
posted by 犬丸正寛 at 20:27 | 株で見る世の中

2009年12月04日

短期資金中心の売り買い交錯!師走モチ付相場へ=犬丸正寛の相場展望

短期資金中心の売り買い交錯!師走モチ付相場へ=犬丸正寛の相場展望 来週(7〜11日)以降、21日頃までの相場は、『短期資金中心の売り買い交錯の相場』が予想される。特に、『株を枕に越年の買い』は期待しないのがよいだろう。下値不安が薄れた中での、『師走モチ付相場』と割り切りたい。
 政府、日銀の緊急デフレ対策宣言で、相場は、ひとまず下値不安は薄らいだ。仮に、日経平均が9000円を割るようなことになれば、処分売りが本格化し、売り方(空売り)の攻勢も予想された。この意味では、前週末27日に9076円まで下げた時点で、緊急対策が出されたことは好タイミングだった。
 今後は、信用期日の到来している買い方は、もう少し様子をみたい気持ちだろう。できるだけ、戻ったところで信用期日の決済を実行したいはず。短期資金中心の買い方は、急落の心配が薄れたことで、買い意欲が出てきている。年内勝負ということから、値の軽い銘柄を狙いたい気持ちだろう。
 一方、売り方(空売り)は、あわてて、第一弾の買い戻しを入れたはず。今後、日経平均が1万円を大きく突破して、さらに、上に行くような雰囲気が強まれば、一気に買い戻しを入れてくるだろう。こちらも様子をみながらの動きだろう。
 一つの動きとして、これまで、新政権スタート後は8月31日の1万767円を頭に、上値の重かった相場である。このため、デフレ対策宣言だけで、上値を追うことは難しい。ましてや、沖縄米軍基地問題が年明けに持ち越しとなっていることもある。仮に、アメリカが最大限に譲歩をして、鳩山総理の言う、グアム移転で決着するようなら、年明けは急騰するだろう。しかし、今の時点で決め付けることはできない。
 景気の行方も依然として不透明で油断はできない。『株を枕に越年』の豪快な人はいないだろう。例年、12月半ば頃で、師走相場は動かなくなることが多い。今年も、12月半ば頃まで、『モチ付き相場』が展開されるものとみられる。年内は12月半ばまでの勝負と割り切って、できるだけ、手持ちはすかせておきたい。
posted by 犬丸正寛 at 17:07 | 株で見る世の中

2009年11月27日

「円高の行方・政局波乱・12月師走相場の行方」に注目=犬丸正寛の相場展望

「円高の行方・政局波乱・12月師走相場の行方」に注目=犬丸正寛の相場展望 来週(11月30〜12月4日)を含む今後の相場展望は、『円高の行方』、『政局波乱』、『12月師走相場の行方』などが注目される。
 27日(金)に1ドル・84円台に進んだ「円高」。表面的には、米国の低金利政策が原因と受け止められている。しかし、真意は違うところにあるように思われる。特に、米国オバマ大統領がアジア訪問から帰国した途端に円高が始まった印象だ。
 APEC首脳会議出席を兼ねて来日したオバマ大統領。日程を延ばして日本に滞在し、日本との同盟関係を講演で強調した。しかし、オバマ大領を日本に残し、さっさと、シンガポールに向った鳩山総理。われわれ庶民感覚では、大切な来客は、玄関まで見送るのが、エチケットのように思うのだが。
 さらに、シンガポールでの総理の発言は東京での大統領との会談をくつがえすかのようなコメント。しかも、出てくる言葉は「対等」。

 アメリカは、かなり頭に血が上ったはずだ。その一撃がドル安容認による「円高」だろう。今の鳩山政権の泣き所は、「景気の悪化懸念」。円高で締め上げれば、輸出依存型の日本経済はひとたまりもない。企業は雇用を抑え、デフレはますます進行する。庶民に優しいはずの政権が、逆に、厳しい事態を招く。
 現在の「円高」は経済的な理由より、政治的な意味合いが強いように思われる。それでも、ひとまず、円高は止まることも予想される。しかし、対米政策の対応を誤ると、いっそうの円高、たとえば70円程度の円高に進む懸念はある。当然、強烈なデフレに落ち込んでしまう。民主党政権を選んだ国民が、そこまでは望んでいないはずだ。
 鳩山総理の政治資金の問題も控えている。野党の攻撃で政局が混迷すれば、景気対策は遅れ、沖縄問題も決着が遅れる。株だけではなく、庶民の生活が非常に苦しいものとなる。

 一方、来週は12月相場入り。1992〜98年の17年間で、月初に比べ月末の日経平均が高い「陽線」は9回、反対に月初より月末の安い「陰線」は8回と、ほぼ互角。直近では07年は440円の陰線、08年は395円の陽線だった。陽線、陰線の幅はどちらもそれほど大きくはない特徴がある。
 当面は、30日線との乖離がマイナス8%まで拡大したことで突込み警戒感が台頭している。特に、空売り筋も、新規売りより買い戻しを先行させるものとみられる。もちろん、戻りが鈍いとみれば、再度、売り攻勢が予想されるが、目先は売り方も深追いはし難い。
 こうしてみると、「政策不況」に対し、政権が、どのような手を打ってくるかが今後の相場を見る一番のポイントである。景気と対米政策に効果のある手が打たれるなら、相場は急反発に向うだろう。何も手が打たれないと、厳しい師走相場に追い込まれる心配がある。
posted by 犬丸正寛 at 18:56 | 株で見る世の中

現在の相場は細川内閣と酷似?鳩山内閣を日経平均で検証!=犬丸正寛

現在の相場は細川内閣と酷似?鳩山内閣を日経平均で検証!=犬丸正寛 現在の相場は、『1993年の細川護煕内閣と似ている』と話題になっている。日経平均チャートを当時とダブらせてみると、確かに似ているではないか。

 1993年7月18日投票の第40回衆議院選挙で自民党が敗れ、8月9日に非自民、非共産党の連立政権が誕生した。長く続いた自民党政権に対する癒着など政治腐敗に対する不満があった。規制改革、地方分権、ムダの洗い直しなどを打ち出した新政権の国民支持率は70%を超える高いものだった。現在と似ている。
 発足後、細川内閣は、内需拡大をめぐる日米交渉で所得減税を打ち出すも財源不足。国民福祉税構想7%導入を打ち出したものの、連立政権内で反対から撤回。結局、赤字国債による予算となった。さらに、政治献金問題もあって、行き詰まり94年4月28日に内閣は総辞職。短命内閣で終った。

■日経平均は7000円程度の懸念も?

 現在の鳩山内閣も支持率の高いことは当時と同じ。一方でアメリカとの交渉に苦しみ、財源難、さらに、総理自身の政治資金問題も当時と似ている。
 93年当時は高値でもち合っていた日経平均は、政権運営の難しさと共に大きく下落していった。現在の鳩山政権も衆議院選挙で勝利した翌日の8月31日の1万767円(場中)を高値にジリジリと下げに転じている。
 今後、鳩山内閣は、「景気・失業問題」、「国債大量発行問題」、「沖縄基地問題」、「総理の政治資金問題」など、政権にとって悩ましい問題が山積している。仮に、93〜94年型と同じように日経平均が下がるとすれば7000円程度の懸念も出てくる。そうならないことを願うばかりだが、民主党マニフェストを国民が選んだという事情もある。国民側が白旗をあげない間はマニフェスト政策が先行する。国民もハラを固めるところへ来つつある。

現在の相場は細川内閣と酷似?鳩山内閣を日経平均で検証!

posted by 犬丸正寛 at 10:15 | 株で見る世の中

2009年11月25日

山崎製パン:今期利益は増額の可能性を秘める(株価診断)

株価診断&注目銘柄 山崎製パン<2212>(東1)は、直近安値である11月13日の1033円を下値に戻りに転じている。全般の地合いによっては、再度、安値水準まで下押す可能性は残っているが、仕込んでよい水準にあるとみてよいだろう。
 狙い目のひとつは、例年、年末から年始に動いている習性のあること。07年は12月、08年も1月に買われている。言うまでもなく、年末年始のパン需要が見込まれる。
 09年12月期は営業利益0.7%増の260億円と、伸びの小さい点は物足りない。しかし、売上は12.1%増の9100億円と2ケタの伸び。しかも、今期予想の営業利益率は2.85%(前期3.18%)と慎重見通し。このため、今期利益は増額の可能性を秘めている。
 ただ、予想1株利益は38.2円と優良銘柄としては明らかに物足りない。現在の株価1059円はPER28倍と特に割安が目立つということではない。このため、今後、戻りは期待できるものの深追いはできない。1050円買い、1200円売りがよいだろう。
posted by 犬丸正寛 at 13:23 | ちょっと気になる銘柄

2009年11月24日

日経平均は9400円割り、実質、民主党スタートの7月13日水準へ接近=犬丸正寛

■当面、景気対策見極める動きへ

日経平均は9400円割り、実質、民主党スタートの7月13日水準へ接近=犬丸正寛 日経平均が、24日(火)後場、一時99円89銭安の9397円79銭まであり、9400円を割った。9400円水準を割ったのは7月17日以来、4ヶ月強ぶり。
 次の日経平均の下値の目安は7月13日の9050円。これは、東京都議選で民主党が大勝し、実質的に、「民主党買い相場」が始まった時点。仮に、そこまで下げることになれば、8月31日の1万767円まで約19%高した、民主党政権への期待相場は完全に帳消しとなる。
 恐らく、9050円で下げ止まって、民主党政権が経済と景気に対し、どのような手を打つかを見極めると同時に、若干の時間を政権に与えるものとみられる。
 頑なに、マニフェストにこだわり、景気を無視するようなら、下抜けから、次は9000円の攻防に移る。既に、TOPIXは7月13日水準を切っているが、日経平均は上で止まって、政権への「優しさ」を贈っている。どう政権が応えるか、注目される。
posted by 犬丸正寛 at 15:44 | 株で見る世の中